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試合場は、6メートル四方以上、3本以上のロープで囲われ、転倒等のアクシデントに対して選手の安全を確保出来る四角形のリングを使用するものとする。
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選手は、両手に主催者が用意した規定のグローブを着け、原則として規定のファールカップ、マウスピースを必ず着用すること。なお、ファールカップおよびマウスピースは選手が用意すること。ファールカップに関しては、装着に不備が起き易く構造的に不完全なカップの着用を禁止し、金属製のしっかりしたファールカップを着用することを義務づける。選手側がこの義務を遂行しない場合、アクシデントによる不利益に対する優遇措置を享受する事は出来ない。また、アクシデントによりファールカップが破損したり、再装着等で競技の運営に支障をきたした場合、厳しいペナルティを科す場合がある。
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グローブは、各階級ごとに以下の通り定める。
75.00kg以下 8 oz
75.00kg以上 10 oz
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第1項
(a)ワンマッチ
基本的に3分3ラウンドとする。延長戦は最大3分1ラウンド、または2ラウンドとする。但し、特別ルールとしてこれ以外の形式になる場合がある。
(b)トーナメント
3分3ラウンド、延長戦1ラウンドとする。
(c)マストシステム
マストシステムとは、ジャッジの採点において必ず優劣(勝敗)をつけることをいう。K-1の競技において引き分けを廃止することを目的とし、延長戦の最終ラウンドでこのシステムを採用するものとする。この場合の採点は、延長戦の最終ラウンドのみを採点し、たとえ微差でも優劣をつける採点を取る。但し、選手育成を目的とした3分3ラウンド制の試合は引分けの裁定もある。
第2項
選手の安全面を考慮し、1日のトータルラウンド数は15ラウンドを越えないものとする。
第3項
ラウンド間のインターバルは1分間とする。
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試合において次の技を有効とする。
パンチ:ストレート、フック、アッパー、バックスピンブロー
キック:前蹴り、ローキック、ミドルキック、ハイキック、サイドキック、バックキック、内股への蹴り、飛び蹴り、ヒザ蹴り
但し、バックブローに関しては以下の制約を設ける。
肘、及び明らかにグローブ以外の前腕部分のみがヒットしたと認識される場合には反則となる。
有効打撃ではないとの疑義が生じた場合には、一時試合を中断し、競技統括、審議員長、審議員、審判員がVTR再生も含めて審議を行う。
明らかに有効打撃ではないと判断された場合は反則となり、相応のペナルティが科せられる。また、判断のつかない場合には偶発性によるものとし、第14条に則り処理する。
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第1項
試合においては以下の技を反則とし、反則には「注意」、「警告」または「減点」が与えられる。レフェリーは、「注意」、「警告」に対しては口頭で指示、「減点1」「減点2」に対してはイエローカードを提示し、「失格」に対してはレッドカードを提示する。最初の「注意」のみ「注意」、2回で「警告」1となる。以後は即「警告」1が与えられる。「警告」2で「減点」1とし、1ラウンド中に「減点」が3になると「失格」となる。但し、反則に関してレフェリーが不可抗力であると判断した場合にはこの限りではない。また、反則行為が悪質なもの、あるいは相手選手に多大なダメージを与えたとレフェリーが判断した場合には、反則の宣告順位を超えていきなり減点が与えられる場合がある。
<反則の種類>
1. 頭突きによる攻撃。
2. ヒジによる攻撃。
3. 金的への攻撃(ヒザ蹴りおよびパンチは、へそよりも下への攻撃は“ローブロー”として反則を取る)。※但しこれは下腹部及び金的部分への攻撃を差す。よって、蹴りによる攻撃はもちろんのこと、手による下腹部・金的以外への攻撃(脚など)は有効と見なす。
4. レスリングや柔道などの投げ技、関節技を使うこと。
5. サミング。
6. 喉へのチョーク攻撃。
7. 相手に噛み付く行為。
8. 倒れた相手、起き上がろうとしている相手に攻撃すること。
9. レフェリーがブレイクを命じたにも関わらず相手を攻撃すること。
10. 相手の蹴り足を掴む行為。
11. 攻撃であれ防御であれ、ロープを掴むこと。
12. レフェリーに対する、侮辱的あるいは攻撃的言動。
13. パンチによる後頭部への攻撃(後頭部とは、頭の真後ろの部分をいい、側面、耳の周りは後頭部とみなさない)。
14. 故意に相手選手をリング外に落とそうとしたとき。
15. 自分からリング外に出たとき。
16. 明らかに背後を向いた選手への攻撃。また、背後を見せた選手も戦意喪失とし、注意、警告、減点の対象となる。
17. バックブローにより、明らかに肘、あるいはグローブ以外の前腕部が当たって相手にダメージを与えた場合。
第2項
レフェリーが悪質であると判断した場合、即座に減点が与えられる場合もある。
第3項
再三、頭を低くして相手の懐に飛び込む行為は、バッティングを誘発するものとして注意を与える。バッティングにより選手のどちらかがカットして出血した場合、レフェリーが偶発的なものであると判断した場合には減点は発生しないが、再三頭が低くバッティングの可能性があるものと注意を受けた選手がカットさせた場合には減点1が与えられる可能性がある。但し、レフェリーが明らかに故意、もしくは悪意があると判断した場合には減点2が与えられる。
第4項
攻撃を伴わないホールディングや技の掛け逃げが度重なり、消極的であると判断された場合、レフェリーは注意、警告、減点をとる。これに関しては、注意2で警告1、次の注意で減点1となる。なお、技の掛け逃げとは、攻撃の後すぐに相手に組み付き、または攻撃の直後に自ら倒れ込んで攻防を意図的に中断してしまう行為をいう。
第5項
選手がカウンター狙いなどで攻撃の手数が少なく消極的であると判断された場合も、注意や警告、減点の対象となり得る。
第6項
両手で相手を掴んで攻撃することは全て反則とする。但し、片手で掴んでの瞬間的な攻撃は有効であるが、有効な打撃を加える為の手段とレフェリーが判断しない場合、またこのような状態が度重なる場合、結果として試合の膠着を誘発しているだけであると判断された場合には、注意警告の対象となる。
第7項
掴みや組み付きなど、膠着状態を誘発する行為は一切これを禁止する。また相手の攻撃を逃れるために自分から掴み、組み付きに行く行為には、例えそれが片手であったとしても、注意や警告が与えられる。
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試合決着の分類は次の通りとする。
第1項
ノックアウト(KO)
1. ダウンカウント開始から9秒以内に立ち上がり、ファイティングポーズを取ることができなかった場合。もしくは、ダメージが大きく9秒以内に立ち上がれないとレフェリーが判断した場合。
2. 9秒以内に立ち上がっても闘う意志がない、あるいは闘うことができないとレフェリーが判断した場合。
3. 1ラウンド中に3回のダウン(トーナメントでは決勝戦以外は2回)があった場合。
第2項
テクニカルノックアウト(TKO)
1. 負傷の原因が双方の偶発性により、試合続行不可能とレフェリーが判断した場合。
2. 試合進行中、コーナーマンがタオルを投入した場合。なお、レフェリーがこれに気づかない場合は、他の審判員が試合終了の合図をさせることができる。
3. レフェリーストップ
選手の一方が著しく優勢で劣勢な選手が危険な状態とレフェリーが判断した場合。
4. ドクターストップ
リングドクターが選手の負傷あるいは大きなダメージにより試合続行不可能と判断した場合。特に選手がダウンして大きなダメージがある場合、リングドクターは審判団に進言し、協議のうえ試合終了の合図をさせることができる。
第3項
判定
ノックアウト、テクニカルノックアウト、または失格などによる勝敗で決定しない場合、ジャッジ3名による判定を取り、最終ラウンド終了後に各ジャッジの採点(ポイント)を集計し、ポイントが多い選手を勝ちとする。但し、これは2名以上のジャッジの同意によって勝者が決定するものとする。なお、2名以上の同意が得られない場合、トーナメントもしくは3分3ラウンド制のワンマッチにおいては延長戦を行い、延長戦最終ラウンドでは必ず勝敗を決するものとする。
第4項
引き分け
1. 両者が同時にダウンし、カウント9以内に双方が立ち上がらなかったとき。
2. 選手が偶発性の負傷により試合を続行できない場合は、第8条の規定にある試合成立のためのラウンド数が終了していれば、終了しているラウンドまでの採点を行い、ジャッジ2名以上の同意がない場合引き分けとなる。
3. 3ラウンドで引分け裁定の認められた試合に限り、ジャッジ2名以上の同意がない場合引き分けとなる。
第5項
ノーコンテスト(無効試合)
1. 選手が偶発性の負傷により試合続行が不可能と判断され、第8条の規定にある試合成立のためのラウンド数を終了していない場合。
2. 選手双方がルール違反を犯したり、八百長、または馴れ合い試合を行ったと認められた場合。
3. レフェリーが再三、注意、警告しても誠意あるファイトを行わず(無気力試合)、レフェリーが双方に失格を宣言した場合。
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3ラウンド制の試合については1ラウンドが終了した時点で公式な試合が成立したものとする。但し、アクシデント等があった場合は第14条を適用するものとする。
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選手の一方が、故意または偶発性のバッティングによる負傷をその後の相手からの攻撃により悪化させ試合がストップした場合、第8条に基づく試合成立が確認されていれば、負傷ストップの時点から遡って採点を行い、試合の勝敗を決定する。
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第1項
ダウンとは、攻撃によるダメージにより、選手が足の裏以外の部分をマットに着けた場合をいう。但し、レフェリーが攻撃によるダメージが少ないと判断し、ダウンをした選手が速やかに立ち上がって再開の意思表示をした場合はフラッシュダウンとし、ダメージのあるダウンとは判定において差がつく。
第2項
ダメージが無くても、選手が倒れて速やかに立ち上がれない場合もダウンとなる場合がある。
第3項
選手に明らかにダメージがあり、続けて攻撃を受けた場合にレフェリーが危険と判断した時には、選手が倒れていなくてもダウン(スタンディングダウン)を宣告する場合がある。
第4項
ダウンカウントは、レフェリーの「ダウン」のコールとジェスチャーに従って進められる。レフェリーの「ダウン」コール後、1からダウンカウントを開始する。タイムキーパーのストップウォッチにより正確に計られた秒間に従い、場内アナウンサーはレフェリーのカウント開始に合わせてカウントダウンしていく。
第5項
ダウンを奪った選手は、速やかにニュートラルコーナーへ移動しなければならない。また、レフェリーがダウンカウントを取っている間、指示があるまでニュートラルコーナーで待機しなければならない。
第6項
ダウンを奪った選手がこの指示に従わない場合、レフェリーはダウンカウントを中断し、ニュートラルコーナーに移動したことを確認した後にダウンカウントを再開する。
第7項
レフェリーがダウンカウント中にそのラウンドが終了時間に至った場合、レフェリーのカウントが継続していればタイムキーパーは終了の合図はしない(ゴングは鳴らさない)。よって、レフェリーのダウンカウントがストップした時点でそのラウンドは終了となり、10カウントが入ればKO(ノックアウト)、試合続行が不可能であるとレフェリーが判断した場合はTKO(レフェリーストップ)となる。
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試合の得点は次の項目に該当するものを基準として評価、採点される。
第1項
パンチ、キックなどの有効技により、的確且つ有効な攻撃が認められ、相手に相応のダメージを与えたかどうかを判定する。
第2項 採点の優先順位は、
1. ダウン数
2. 相手に与えたダメージの有無
3. クリーンヒットの数
4. アグレッシブ度(攻撃点) とする。
第3項
お互いに10点を起点とし、劣勢もしくはペナルティを受けた選手から減点していく採点方法を取る。なお、採点の基準は以下の通りである。
1. 優劣の差がある場合は劣勢の選手から減点1ポイント。表記は10-9となる。
2. 1回のダウンがある場合、ダウンを奪われた選手から減点2ポイント。但し、ジャッジがダメージの少ないフラッシュダウンであると判断した場合には減点1ポイントになる場合もある。表記は10-8、または10-9となる。
3. 同ラウンド内に2回目のダウンがある場合、ダウンを奪われた選手から減点3ポイント(トーナメント決勝戦、ワンマッチの場合)。表記は10-7となる。
4. 反則等によりレフェリーより減点1の指示があった場合、減点1ポイント。表記は10-9となる。
5. 反則等によりレフェリーより減点2の指示があった場合、減点2ポイント。表記は10-8となる。
6. ダウンを奪われた選手が、そのラウンド内に劣勢を挽回した場合には、挽回された方が1ポイントを失い、ダウンによって減点されたポイント差が縮まる場合もある。この場合、10-9ではなく9-8の表記となる。
7. ダウンを奪われた選手が、同ラウンド内にダウンを奪い返した場合には双方マイナス2ポイントとなる。この場合、表記は10-10でなく、8-8となる。
8. 双方に減点1がある場合には10-10ではなく9-9の表記となる。
9. 延長最終ラウンド(第4条第1項参照)については、マストシステムの観点から、例えどれだけ僅かな差であっても優劣を判定する。もし最終ラウンドの内容も甲乙つけ難い全くのイーブンであると判断された場合には、第1ラウンドから遡り、全体を通し、最終ラウンドまでにスコアリング上は反映されなかった微差もこの時点で考慮に入れ、最終判断を下すものとする。例えば、双方の間に微差はあるが、1ポイントまでの差は無いだろうと判断し10-10がついたようなラウンドがあった場合、こうした表面上は露呈しなかった微差が、最終ラウンドでは反映される。
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3ラウンドで引分け裁定の認められた試合以外、本戦で引き分けの裁定が出た場合はトーナメントもしくは3分3ラウンド制のワンマッチにおいては、延長戦を行う。トーナメント、ワンマッチとも最大1ラウンドの延長戦を行い勝敗を決する。延長戦最終ラウンドでは、たとえ微差でも優劣をつける採点を取る。
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次の場合、選手は失格となり100%のファイトマネー没収が科せられ、また3ヶ月間から1年間の出場停止処分とする。
1. 故意に反則を犯し、レフェリーが失格を宣言したとき。
2. 試合中、審判員の指示に従わないとき。
3. 試合出場時刻に遅れたとき、あるいは出場しないとき。
4. 粗暴な振る舞い、悪質な試合態度とみなされたとき。
5. レフェリーが選手に戦意がないと判断したとき。
6. 1ラウンド中に反則による減点が3になったとき。
7. 試合前にリングドクターの診断を受け、その結果出場不可能とみなされたとき。
8. 試合ラウンド中にコーナーマンがリング内に入ったり、リング上の相手選手もしくは所属選手に触れたとき。また、コーナーマン同士が乱闘した場合も、状況によりその選手が失格となる場合もある。
9. ドーピングチェックにより薬物反応が出た場合。
10. その他、試合規定に違反すると認められたとき。
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試合中に選手が反則を犯した場合、以下の基準でペナルティが科せられる。
1. 失格(減点3)となった選手は、ファイトマネーの100%を没収される。
2. 減点2となった選手は、ファイトマネーの30%を没収される。
3. 減点1となった選手は、ファイトマネーの20%を没収される。
このペナルティは、1大会あたりにつき適応されるものとし、トーナメントなどで2試合以上闘った場合は加算されていくものとする。但し、偶然のバッティング等による減点はこの限りではない。
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選手が負傷のため、試合を続行することが出来ない場合は、次の各項によって勝敗を決定する。
第1項
負傷の原因が相手の故意の反則による場合、レフェリーは一定時間負傷した選手を休ませて様子を見るが、それでも選手が回復せず、試合続行不可能な時は反則者の反則負けとする(反則者の失格)。トーナメント戦において反則により失格となった選手は、敗者復活として引き続きトーナメント戦に参加する権利を得ることはできない。但し、金的への攻撃による負傷は、レフェリーおよび審判団が故意でないと見なした場合は偶発性の事故として処理する。
第2項
負傷の原因が負傷者自身の不注意による場合は、負傷した方の負けとする(負傷者の失格)。
第3項
負傷の原因が双方の偶発性による場合
(a)試合が成立していない場合
トーナメント:試合を続行できる選手の勝ち扱いとする。
ワンマッチ:ノーコンテスト(無効試合)とする。
(b)試合が成立している場合
3ラウンド制の試合においては1ラウンドを終了した時点で試合成立とし、終了したラウンドの採点を取り、ポイントがリードしている選手を勝ちとする。また、該当ラウンド以降に負傷した場合は、そのラウンドの負傷が発生した時間までの採点も判定に加算する。
但し、ポイントが引き分けの場合には、
トーナメント:試合を続行できる選手の勝ち扱いとする。
ワンマッチ:引き分けとする。
(c)反則を犯した選手に過失がなければ、金的によるダメージに関しては最大5分間の休息時間を与え、その結果試合続行が出来ない場合、試合続行可能の選手を勝ち扱いとする。
第4項
トーナメントの一回戦においては、ポイントをリード(判定)し勝者となった選手が試合続行不可能である場合、以下の通りトーナメント戦に参加する権利を得るものとする。
(a)リザーブファイトが2試合ある場合
1. トーナメントの対戦相手(敗者)
2. リザーブマッチの第1優先試合の勝者
3. リザーブマッチの第2優先試合の勝者
4. リザーブマッチの第1優先試合の敗者
5. リザーブマッチの第2優先試合の敗者
(b)リザーブファイトが1試合しか行われない場合
1. トーナメントの対戦相手(敗者)
2. リザーブマッチの勝者
3. リザーブマッチの敗者
なお、棄権者が2名以上出た場合は、棄権者の発生した順番に、上記の優先順位で対処していくものとする。但し、前試合においてKO負けおよび強度のダメージが残っているとリングドクターが判断した選手については、上記の順位に関係なく出場は認められない。また、リザーブマッチが1試合しか行われないにも拘らず棄権者が2名出た場合、あるいは上記の規定で対応できなない状況になった場合は、主催者ならびに審判部で検討し、出場選手を決定するものとする。
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負傷者が出た場合、試合を継続させるかどうかは、リングドクターと審判部が協議のうえ決定する。その際、リングドクターは負傷個所への最低限の治療(止血、テーピング等)を行うことができる。
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選手がリング外に転落した場合、リング外に選手が落ちた時点で試合時間を止め、ドクターチェックを行う。その間、審判部による協議を行い、落ちた原因を検討する。
第1項
有効技によるダウンと判断された場合
(a)試合続行可能な場合
ダウン1を採点に入れて、止めた試合時間から試合続行。
(b)ダウンにも関わらず試合続行不可能な場合
ドクターストップによるテクニカルノックアウト(TKO)とする。
第2項
ダウンではないと判断された場合
(a)試合続行可能な場合
止めた試合時間から試合続行。
(b)試合続行不可能な場合
負傷の原因が双方の偶発性によるもの、あるいは故意の反則によるものかを検証し、同じ処理をする。
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第1項
選手は、開会式などでリングに登場する際には、清潔で正しい服装を身につけなければならない。主催者が不適格と見なした服装についてはこれを認めない。
第2項
選手の試合コスチュームについては、キックパンツ(丈は腰から膝上までとする)に限定し、ロングスパッツ、空手着、テコンドー着のような膝より長いコスチュームはいかなる素材であっても着用をしてはならない。また、腰より上もいかなる素材で覆ってはならない。
第3項
対戦相手を負傷させる恐れのあるものや、自身のダメージを軽減する恐れがあると審判員が判断したものの着用を禁止する。サポーター類や試合コスチュームなどの装着に関しても、必ず審判員あるいは競技役員のチェックおよびサインを必要とする。また、審判員あるいは競技役員が危険であると判断したものに関しては、その装着を認めない。
第4項
上記の指示に従わない場合、審判員は注意を与える。2回目以降の注意には、その度にイエローカードを提示するが、イエローカードを3回提示されると失格となり、提示された場合は試合場から退場しなければならない。また、それ以降にコーナーマンあるいは選手を出場停止処分とする場合がある。
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選手は試合中、必ずマウスピースを着用する。試合中、選手の口からマウスピースが落ちてしまった場合、原則としてレフェリーはタイムストップを掛け、マウスピースを洗浄した上で、選手の口に戻す。
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選手は、顔に最小限のワセリンを塗ることを認められるが、それ以外の何物も着けてはならない。また、身体にはいかなるものも塗ってはならない。ここでいう“最小限”とは、審判員が許可する範囲の量と解釈する。また、以下も厳守すること。
1. 顔に多量のワセリンを塗ったままでの試合は認めない。その場合は、必ず拭き取らせる。
2. タイオイルなどの刺激物の入ったオイルの使用は、顔や身体のどの部分についても認めない。
3. 足底部への最小限の滑り止めの使用は認めるが、それ以外の箇所へこれを使用してはならない。
4. 試合前であっても、タイオイル等の刺激性塗布物を身体に塗ることは一切禁止する。これが発覚した場合は、注意、警告・減点の対象となる可能性がある。
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選手は、両手の拳に主催者の用意したテープとバンテージ以外のいかなる素材をも着用してはならない(素手でのグローブ着用は認められる)。さらに、これについては以下を厳守すること。
1. 拳へのテープとバンテージは各自が用意したものを使用することは一切認めない。
2. テープおよびバンテージを施す際は、必ず試合場に到着してからこれらの支給を受け着用し、試合前に必ず競技役員のチェックおよびサインを受けなければならない。
3. 着用に関しては、あくまでも拳の保護が目的であり、強化につながる行為は禁止とする。
4. 会場入り前のテーピングおよびバンテージ着用は認めない。
5. ここで主催者が用意し支給するテープとバンテージは、あくまで拳用のもので、それ以外の負傷個所へのテーピングなどにはこれらを一切使用してはならない。
6. 選手が各自で用意したテープ等を拳以外の負傷箇所などに使用する場合は、第22条のプロテクターに値する。よって、第22条の規定に基づいて実施しなければならない。なお、審判員の指示に従わない場合、また開封を指示されてこれを拒んだ場合や不正が見つかった場合は注意、警告、減点の可能性もある。
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選手は、負傷などのいかなる理由であれ、ゴムやプラスチックなど、通常使用するテーピング用テープまたはバンテージ以外の材質のプロテクターを着用してはならない。但し、その負傷の状態によって、リングドクターあるいは審判員がこれを必要と認めた場合には、以下を厳守した上でこの使用を許可する。
1. 伸縮性のテープ、サポーター、主催者の許可したパット以外は使用しない。
2. これらを使用する際には、試合前日に行われるルールレビュー時に審判員の確認を必ず受けなければならない。
3. 確認がない場合、選手はそのテーピング等の使用は認められず、それを取り外さなければならない。
4. ここで使用するテープ、サポーターなどは、主催者ならびにリングドクターは一切支給しない。
5. 試合開始後の負傷個所へのテーピングは、リングドクター以外一切禁止する。
なお、審判員の指示に従わない場合は注意、警告、減点の可能性もある。
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選手は、グローブを着用する前に各自バンテージチェックを受け、封印したテープに競技役員のサインを受けなければならない。また、このチェックを受けた後は試合が終わるまでグローブを外してはならない。もし封印を解いた痕跡がある場合、選手は再度バンテージチェックを受けなければならない。
また、グローブにはいかなるものも塗ってはならず、変形を施してはならない。なお、審判員の指示に従わない場合は注意、警告、減点の可能性もある。
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選手は試合前に必ずリングドクターによるメディカルチェックを受けなければならない。さらに、トーナメントの場合には、勝ち上がった選手は必ず試合終了後に再度メディカルチェックを受けることを義務づける。
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K-1の権威を高め、試合の公正を期するため、選手は主催者からの要請があった場合には、いかなる場合であれドーピングチェックを受ける義務がある。検査の結果、薬物反応が出た場合、選手はそのタイトル、賞金、ファイトマネーの100%が没収される。さらに、契約書に書かれているペナルティ条項に従い処分が下される。
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選手の負傷個所への治療について
第1項
リングドクターは、試合中は各選手への最低限の治療(止血等)のみ行うことができる。
第2項
試合中は、たとえインターバル中であっても、リングドクター以外は選手の負傷個所への一切の治療を行うことはできない。
第3項
トーナメント戦において、次の試合までの休憩中、選手にコーナーマンによるテーピング等の治療を施す際には、必ずリングドクターまたは競技役員の許可を得るとともに、第21条を厳守しなければない。
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体重に制限のある試合の場合、前日に公式計量を行うものとする。選手は計量時に規定の体重以下でなければならない。規定の体重を超えていた場合、計量開始時刻から2時間以内に規定内の体重に落とすことが出来れば、支障なく試合を認める。2時間内に1kg未満の体重オーバーであれば減点1、それ以上で2kg未満の場合は減点2、それ以上の場合は減点3で失格となる。
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選手は、チーフコーナーマン1名と2名のセコンド、合計3名までをリングサイドに待機させることができる。但し、この3名のコーナーマンは、事前に登録されている者でなければならない。
第1項
3名のコーナーマンは、ラウンド中は指定された場所に待機しなければならない。
第2項
コーナーマンは、ラウンド中にロープやエプロンなどリングのいかなる場所にも手を触れてはならない。
第3項
インターバル中に、リング内に入ることのできるコーナーマンは1名のみとする。
第4項
コーナーマンは、ラウンド中にリング内に入ってはならない。また、選手に触れてもいけない。違反した場合、選手は失格となる。
第5項
リングの各コーナーポスト周辺に、タオルなどの物を置いてはならない。
第6項
「セコンドアウト」のコールにより、コーナーマンは直ちにリング外へ出なければならない。
第7項
3名のコーナーマンは服装を統一し、選手と共にチームウェアを着用することを義務付ける。なお、Tシャツにジーンズといった出で立ちは認められない。但し、Tシャツはチーム統一のものであれば問題ない。また、サングラス、スーツ等の着用は厳禁とする。上記の指示に従わない場合、審判員はコーナーマンに対し注意を与える。2回目以降の注意には、その度にイエローカードを提示するが、イエローカードを3回提示されると失格となり、提示されたコーナーマンは試合場から退場させられる。また、それ以降のコーナーマンの資格を剥奪する場合もある。
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試合前日に行われるルールレビューには、原則として選手及びセコンドは必ず参加しなければならない。そこでルールの最終確認を行い、また試合時のコスチュームや事前申告しか認められないサポーター等の申請を行うこと。ここで申告されていないものに関しては一切認められない。
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選手または所属団体の責任者は、審判員の宣告および判定に対し、大会終了時まで異議申し立てを行うことはできない。異議申し立てがある場合は、書面にて大会終了後2週間以内であればこれを審判部に提出することができる。審判部は、異議申し立てがあってから2週間以内にこれを審議し、書面にて返答しなければならない。
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本大会規定に定められていない問題が生じた場合、主催者ならびに審判部の合議によって、これを処理するものとする。