インタビュー&コラム
[インタビュー]2016.3.11
K-1×Krushモバイル独占インタビュー アルコ&ピース平子祐希さんが3・4代々木決戦を語る!「率直な感想はK-1最高!今のK-1が一番熱いんじゃないかなと思います」
    
 3月4日(金)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された「K-1 WORLD GP 2016 〜-65kg日本代表決定トーナメント〜」。生中継でゲスト解説を務めたお笑いコンビ アルコ&ピースの平子祐希さんを大会終了直後に独占インタビュー。格闘技観戦歴20年の平子さんの目に激闘続きの-65kg日本代表決定トーナメント、そして今のK-1はどう映ったのか?
――平子さん、解説おつかれさまでした! まさに大会終了直後の控え室でお話を聞かせていただいているのですが、率直に大会を見終わった感想を聞かせてもらえますか?

「率直に、ですか?……K-1最高です(笑)。僕はこの20年間ずっとK-1が好きでK-1を見続けてきたんですけど、今のK-1が一番熱いんじゃないかなと思いますね。今回は-65kgの日本代表決定トーナメントで、まだここから世界最強決定トーナメントへ向けて伸びしろが残っていると思うと、恐ろしくすら思います」

――1回戦から激戦が続いたトーナメントですが、平子さんが最も印象に残った試合を聞かせてもらえますか?

「優勝した山崎秀晃選手の戦いぶりはすべて印象に残っています。1回戦の左右田泰臣戦は長所である勢いと攻撃力で勝って、準決勝の久保優太戦ではトリッキーなサプライズ感のある蹴り技で勝って、そして決勝の野杁正明戦は根性で押し勝った。相手のスタイルや攻撃を見極めながら、色んな局面でフレキシブルに戦う山崎選手の技術の高さを感じましたね」

――確かに左右田戦のようなKOを予想した人は多いと思いますが、久保戦・野杁戦のような勝利を予想した人は少なかったと思います。

「3試合とも勝ちパターンが違うのはすごいですよね。しかも山崎選手の場合は2014年11月のゲーオ(・ウィラサクレック)戦で引退してもおかしくないような怪我を乗り越えての優勝だったじゃないですか。あれは感動的だったし、この優勝で山崎選手にはもう一波大きな勢いがついたと思います」

――優勝した山崎選手以外で印象に残っている選手・試合はありますか?

「やっぱりHIROYA選手ですかね。試合の中でリミッターが外れて、戦っている最中に2段階・3段階と強くなっている印象がありました。結果は準決勝敗退でしたが、試合後は力を出し切った表情をしていましたし、次の試合でまたさらに強くなった姿を見せてくれると思います。あとはスーパーファイトですけど、ヘビー級の試合は印象深かったですね。K-1ファンはヘビー級戦線を待ち望んでいたと思うし、その本格スタートに相応しい試合だったと思います。ただヘビー級は海外に化け物のような選手が山ほどいますから、K-1ヘビー級の新エースとして期待されている上原誠選手を筆頭に日本の選手たちがどう挑んでいくのか注目しています」

――今大会は2016年の開幕戦でしたが、平子さんはこれからのK-1にはどんなことを期待していますか?

「この破竹の勢いに乗ってどんどん世界に広がっていってほしいです。-60kg王者の卜部弘嵩選手に勝ったヨハネス・ウルフのように世界には強い選手がたくさんいるし、これから世界各国からK-1チャンピオンの首を狙う選手が出てくると思うんですね。その中でもっともっとレベルが高いものになって欲しいし、さらに魅力的なイベントになって欲しいです。未知の強豪がどんどん出てくることは迎え撃つ選手としては恐怖かもしれませんが…それが見ている側からすると楽しみでもあるんですよね。今日の大会を超えるような熱い試合を期待しています!」
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