インタビュー&コラム
[インタビュー]2018.2.21
[水曜更新]K-1アマチュア大会実行委員長・卯月昇が2018年のK-1アマチュアの展望を語る<3> 
    
 子供から大人までプロ顔負けの熱戦が繰り広げられるK-1アマチュア。このコーナーでは毎大会で選出されるMVP、K-1甲子園・全日本大会の展望を完全ガイド!今回はK-1アマチュア大会実行委員長・卯月昇がK-1アマチュアの2017年を振り返り、2018年の展望を語ります!

――今週日曜日の大会はどんなところが見所ですか?

「やはりAクラスのレベルの高さには注目してほしいですね。しかも最近はK-1アマチュアのピラミッド構造を上がってきた選手=Bクラスで結果を出してAクラスに出る選手が確実に増えているんですよね。K-1アマチュア以外で実績があり、それを考慮してAクラスに参加する選手はもちろん、K-1アマチュアで実績を積んでAクラスまで上がってきた選手には注目しています。

 またAクラスで結果を出してすぐにプロデビューしたいという選手がいる一方、トーナメントで優勝してもワンマッチで経験を積んだり、もう一度トーナメントに出たり、プロデビューという選択肢を選ばずに、K-1アマチュアでもっと強くなってからプロデビューしたいという選手もいるんですよね。

 特にBクラスから上がってきた選手はそういう傾向があるのかなと思います。私はプロイベントは管轄外になるのですが、K-1アマチュアで実績を重ねる選手が増えれば、デビューしてもすぐにプロで活躍できる選手も出てくると思います。と、同時にK-1アマチュアのAクラスのレベルはどんどん上がっていくだろうなと思います」

――ではAクラスの中で注目している階級はありますか?

「今までは55kgや60kgの軽量級に選手が集まる傾向があったのですが、今回は65kgと70kgの出場選手が増えていますね。前回も話した通り、K-1で中量級・重量級の試合が盛り上がってきて、その影響でアマチュアでも重い階級の選手が増えているのかなと思います。もともと軽量級で出ていた選手が階級を上げているパターンもありますし、Aクラスに上がる際に階級を上げてくる選手たちもいました。予選大会で65kg・70kgの選手がここまで増えたことはあまりなかったので、今年の傾向として中量級・重量級にも注目ですね」
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