大会初日となる29日（火）リングスペースでK-1 PRイベントが開催され、スペシャルトークバトルとして第2代K-1 WORLD GP-60kg王者・卜部弘嵩と卜部功也が登場。11・21代々木大会での兄弟対決を振り返ると共に、総合格闘技ファンでもある2人はK-1ファイターから見た総合格闘技についても語った。

　来年は-60kgで世界トーナメントが開催され、両者がトーナメントに出場し、順当に勝ち上がれば3度目の兄弟対決の可能性もある。

　11月大会で弟・功也をKOしている兄・弘嵩は「やることになったらやりますけど…できればやりたくないです」と3度目の兄弟対決に否定的だったが、弟・功也は「前回のやられ方もやられ方だったんで、僕は3度目をやってやりたい」と兄へのリベンジを宣言。K-1王者のベルトを巡る2人のライバルストーリーに注目だ。

　そしてスペシャルデモンストレーションではK-1甲子園2014王者・平本蓮がK-1ジム総本部の梶原龍児チーフトレーナーとミット打ちを披露。ハイレベルなパンチとキックの技術を見せてイベントを盛り上げた。

　イベントに参加した3選手はそれぞれ2016年の初戦が決定している。1・17「Krush.62」の第4代Krush-63kg王座決定トーナメント1回戦で原田ヨシキと対戦する平本は「師匠の梶原さんが巻いたベルトを僕が必ず巻きます」と王座獲得をアピール。

　2・5「Krush.63」でフランスのサイボーグ・ワラスと対戦する功也は「強い相手で難しい試合になると思いますが、久々のKrushで成長している姿を見せたい」とファンにメッセージを送る。

　そして3・4代々木大会にスーパーファイトで参戦が決まっている王者・弘嵩は「今年は挑戦者として勝つことに集中していましたが、来年はK-1王者としてK-1＝卜部弘嵩にしなければいけないと思います」と王者としての意気込みを語った。

　なお「格闘技EXPO」内では29日〜31日の三日間K-1 PRブースをオープン。3・4代々木大会と4・24代々木大会の大会チケット、大会DVD、各種K-1グッズが発売中だ。