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[ニュース]2016.8.28
王者ゲーオ「ヤマザキの弱点は見つけている」VS挑戦者・山崎秀晃「自分がやることを貫く」9・19代々木 スーパーライト級タイトルマッチ調印式
    
 8月28日(日) 東京・飯田橋にあるホテルメトロポリタンエドモントにて、9月19日(月・祝)国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント〜」(※-60kgから名称変更)スーパーライト級(-65kg)タイトルマッチの調印式が行われた。
 今大会でK-1スーパーライト級のベルトをかけて対戦する王者ゲーオ・ウィラサクレックと挑戦者・山崎秀晃。この日は両者が調印式に出席し、タイトルマッチへの意気込みを語った。

 会見ではまず前田憲作K-1プロデューサーが今回のタイトルマッチについてコメントした。

「ゲーオ選手は6月の世界最強決定トーナメントで圧倒的な強さを見せて優勝。K-1王者として改めてその強さを証明しました。

 一方の山崎選手は世界トーナメントの準決勝で敗れはしたものの、日本代表決定トーナメントでは左右田泰臣・久保優太・野杁正明の3強を打ち破り優勝。それを考慮して挑戦の資格ありと判断しました。

 山崎選手の執念が勝利を呼び込むか。それともゲーオ選手が圧倒的な強さで返り討ちにするのか注目しています」

 これを受けて両者がそれぞれ挨拶し、挑戦者の山崎は「タイトルマッチを組んでくれた実行委員会の方たちと挑戦を受けてくれたゲーオに感謝しています。試合が決まった以上すべてをかけて人生をかけて倒しに行きます」と改めて決意表明。

 迎え撃つ王者ゲーオは「今、試合に向けてとてもハードな日々を送っています。隙があればKOをするつもりですし、ファンの期待に沿う試合をします」とKOでの返り討ちを誓った。

 続く質疑応答では山崎がゲーオ対策としてタイのシッソーンピーノンジムでムエタイ修行したことが話題に。先に質問を受けた山崎はムエタイ修行の意図と成果を以下のように話す。

「ゲーオがムエタイ出身ということで、いてもたってもいられなくてタイに乗り込みました。ムエタイを身につけるというよりも、ムエタイの選手と肌を合わせて、ムエタイを知ってトレーニングを重ねることで、少しでも勝機が見えると思いました。

 タイには約一カ月間いて、タイ人とスパーリングを重ねて掴んだものあるし、新たな発見もありました。次の試合に活かせるようなタイ合宿になったと思います。(タイでは)朝5時半から走って練習して、午後から練習して…と一日二部練でした。勝ちたいという気持ちが上回っていたので、厳しいとかしんどいとか思うことはなかったです。100%の練習が出来たと思います」

 山崎がタイ修行の成果に手応えを感じている一方、ゲーオは「私もタイには色々なコネクションがあり、色々な情報が入ってきています。(山崎が)タイで練習したことは特に気になりませんが、タイに行ったことで私にとっては戦いやすくなったと思います」と意味深発言。

 さらに「ヤマザキ選手の試合を見て研究して、弱点がみつかったと確信しています。その弱点は今も変わらずあると思っています。当日は全力で戦ってKOも狙って行くので楽しみにしていたください」と山崎の穴を見つけているとまで宣言した。

 一連のゲーオの発言を聞いた山崎は「彼には彼の、僕には僕の考えがある。僕がやることは変わらないと思うし、僕も『ここをつけば大丈夫』という確信もある。どこまで僕の練習内容知っているか分からないけどやること貫いて、倒すつもりでやりたいと思います」と問題視せず。

「コンディションは現時点で100%。ここから試合までに心身共にに上げていけるかが勝負で、当日までにもう一ランクあげられるように追い込んでいきたい」とより完璧な状態で試合当日を迎えると語っている。

 質疑応答を終えたゲーオと山崎は調印書にサインし、前田プロデューサーを交えて写真撮影。ゲーオが宣言通りの山崎の弱点を突いて王座防衛に成功するか? それとも山崎がタイ修行の成果を活かしてリベンジ&王座奪取を成し遂げるか?
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