9月のK-1さいたま大会ではスーパーファイトで伊澤波人をKOしたK-1スーパー・バンタム級王者・武居由樹。昨日のスーパーファイトでも4月のK-1代々木大会で武尊と壮絶な打ち合いを繰り広げたビクトー・サラビアをバックスピンキック一発でKOし、改めてK-1王者としての強さを見せつけた。

　会見ではフィニッシュとなったバックスピンキックが「あの技は今年に入ってからずっと練習していた。技を出すタイミングは閃きだった」と話し、来年3月21日（水・祝）さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで行われる“新生K-1史上最大のビッグマッチ”「K'FESTA.1」（ケイズ・フェスタ・ワン）に向けて「僕はあまり誰と戦いたいというのはないんですけど、昨日色々と考えて寺戸（伸近）選手とやってみたいという気持ちがある」とKrush-55kg王者・寺戸伸近との対戦に興味を示した。

「足立区から来たPOWER OF DREAMの武居由樹です。昨日は1Rで勝つことが出来て良かったかなと思います。（フィニッシュのバックスピンキックは？）今年に入ってから練習していて、やっと昨日の試合で当たったという感じです。最初はローを蹴って違うコンビネーションでいこうと思ったんですけど、直前で『違うな』と思ってバックスピンキックに変えたら当たった感じです。その前の三日月蹴りも効いていたのかなと思います。その場で閃いて…という感じです。（倒した瞬間の心境は？）まだ立ってくると思っていて、ずっとサラビア選手のことを見ていました。

（1RKOで勝って自分を強いと思った？）自分はまだまだなんで（笑）。（サラビアの）ローキックをかすった程度でもらったんですけど、結構痛かったんでパワーはあるなと思いました。（来年3月の『K'FESTA.1』について）僕はあまり誰と戦いたいというのはないんですけど、昨日色々と考えて寺戸（伸近）選手とやってみたいという気持ちがあります。寺戸選手は昔からトップでやっていて、レジェンドと言われる強い選手です。第2代王座決定トーナメントで唯一やっていない日本人で、現Krushチャンピオンなので（3月に対戦する相手は）寺戸しかいないかなと思いました」