平山迅を豪快なパンチでなぎ倒し、大会の後半戦に火をつけた木村"フィリップ"ミノル。一夜明け会見では「平山選手が打ち合いに来てくれたので思う存分やりたいことが出来た」と試合を振り返り「海外の強豪ともやりたいし『こいつには勝てないだろう？』という相手ともやってみたい」と更なる強豪との対戦を希望した。

「平山選手はすごくパンチがあったけどやりやすくて、勇気を持って打ち合いに来てくれたので、ゲームプランが立てやすかったです。思う存分やりたいことが出来たのでリング上は楽しかったですね。（さいたまスーパーアリーナで戦った感想は？）一度（さいたまのリングには）上がったことはあったんですけど、K-1でここにいるっていうのがメッチャうれしかったです。K-1を信じてここまでやってきたことが実現したというのを実感して、入場の時からテンションMAXでした。それで花道を走っちゃいました（笑）。打ち合いと言われたんで喧嘩しにいきました。

（序盤に見せた独特の動きは？）いっぱい動いて自分のペースをいち早く作ってやろうと思いました。1Rはゆっくりやって、2・3Rでペースを取って倒す選手もいるけど、自分は1Rから動きを多くして、相手についてこれないようなムーブをして、それがハマった感じです。（試合後はヤバい相手とやりたいと言っていたが？）海外の強豪ともやりたいし『こいつには勝てないだろう？』という相手ともやってみたいです。

（城戸選手の王座挑戦について）KOしたあとの俺の雰囲気の方がかっこよかったでしょう？ 実は試合前に（卜部）功也くんと約束していたことがあって、KOで勝ったあとに一切動かないでカメラを見るっていう渋いパフォーマンスをするボクサーがいて。僕はそれをやったんですけど、功也君はコーナーにのぼってめっちゃ叫んでいて…裏切られた気持ちでした。でもウェイ・ルイにあの勝ち方はしょうがないですね（笑）」