[ニュース]2018.7.15
「K-1 WORLD GP」9.24(月・祝)さいたま 初代クルーザー級(-90kg)王者に輝くのは誰だ!?上原誠が覚悟のトーナメント参戦「この階級は僕のために作られたと思っている。ベルトを巻けなかったら、この大会で最後になるかもしれない」
「K-1 WORLD GP」9.24(月・祝)さいたま 初代クルーザー級(-90kg)王者に輝くのは誰だ!?上原誠が覚悟のトーナメント参戦「この階級は僕のために作られたと思っている。ベルトを巻けなかったら、この大会で最後になるかもしれない」
7月14日(土)東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにて、9月24日(日)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN」の第2弾対戦カードが発表された。
6月のK-1さいたま大会ではヘビー級のスーパーファイトとして-90kg契約で上原誠と加藤久輝の一戦が組まれたが、今大会から正式に90kgをリミットとしてクルーザー級が新設。日本人4選手・外国人4選手による初代王座決定トーナメントの開催が決定した。
6月のK-1さいたま大会ではヘビー級のスーパーファイトとして-90kg契約で上原誠と加藤久輝の一戦が組まれたが、今大会から正式に90kgをリミットとしてクルーザー級が新設。日本人4選手・外国人4選手による初代王座決定トーナメントの開催が決定した。
一回戦・第1試合は共にK-1初出場となるOD・KEN(オーディー・ケン)とイランのシナ・カリミアンの対戦となった。OD・KENはこれまでKrushで活躍してきたファイターで勝っても負けてもド派手な戦いぶりで会場を沸かせてきたファイター。
OD・KENのODは「(O)お客様(D)第一」を意味し「うちのジムの会長が愛知県・豊田市のジム出身で、ジムの会員さんもトヨタ自動車の方が沢山来ています。トヨタ自動車の会社理念が“お客様第一”で、そこからODを名乗っているので、K-1でも“お客様第一”の試合をやります」。
一方のカリミアンはイラン支部が創設されるWSRフェアテックスジムから参戦する選手で、プロでの実績こそ少ないもののアマチュアで130戦以上のキャリアと200mの長身を誇る未知の強豪だ。(※イランではプロの格闘技イベントが禁止されている)
会見の冒頭では、司会者を通して「昔からの夢だったK-1の舞台に立つことが出来て光栄に思う。私が住んでいるイランにはプロの格闘技がなく、全ての格闘技がアマチュアとして行われている。私はそこで130戦以上のキャリア積んできた。K-1ファンには私の多彩な足技を見てほしい。K-1に出るという夢は実現できたので、次はK-1のトーナメントで優勝して、K-1のベルトを巻くという夢を叶えたい」というコメントが読み上げられる。
続いてOD・KENが「今回K-1に初めて参加するということで、しかもこんなに大きな世界トーナメントが開かれるのは、上原誠選手のおかげで作られたクルーザー級だと思います。僕の名前を覚えてもらえるように頑張るので、注目していてください」と意気込みを語った。
OD・KENは「映像を見させてもらいましたけど、正直(背が)大きいだけ。20cmも違うんで、男性と女性ぐらいの体格差ありますけど、意外といけちゃうんじゃないかなというのが第一印象としてあります」と巨人撃破に自信。「K-1のベルトは日本人のほとんどの人が分かるネームバリューがある有名なもの。上原選手が作ったクルーザー級だと思うので、そこをしっかり倒してベルトを巻きたいなと思います」とK-1王座への想いを語っている。
第2試合では昨年11月の初代ヘビー級王座決定トーナメントにも参戦したK-Jeeと、“武来安(ぶらいあん)”のリングネームで日本のキックボクシングのリングで活躍し、2つのタイトルを獲得しているブライアン・ミクグラスが激突する。
日本在住で日本語も流暢に話せるブライアンだが「今回K-1のクルーザー級トーナメントに参戦することが出来てとても嬉しいです。日本のファンの皆さんは知っているかもしれませんが、私は日本語が話せます。ただ今回はアメリカ代表ということで、地元のアメリカでもキックボクシング、K-1を広めていきたいということで英語でコメントさせていただきました」とあえて英語でスピーチ。
対戦相手のK-Jeeについては「大分前から知っていて、非常に良いローキックを持っていてスピードもある」とする一方「ただ自分も勝つためにきているので、試合では動き回って彼を翻弄して、1回戦は必ず勝って準決勝につなげたいと思っています」。
K-1初参戦で巡ってきたチャンスを前に「K-1は若い頃からずっと見ていたもので、日本で試合をしてきたことは自分にとっても楽な道程ではありませんでした。今回のトーナメントでK-1のベルトを巻ければ、自分の今までの苦労が報われると思うし、アメリカのみんなにも見せられる最高の証だと思います」とK-1王座への想いを熱弁した。
対するK-Jeeは「K-1のベルトを夢見て熊本から上京して、去年のヘビー級のトーナメントでは自分がどれだけ出来るか挑戦という気持ちで臨みました。90kgは自分にとってベストな階級なので、今回は挑戦ではなくベルトを獲りにいきたいと思ってます」とベルト奪取を宣言。
「ブライアン選手はタフな選手ですけど、武器は全部僕の方が上回っている。1回戦は絶対に勝ち上がって、怪我ないように戦えたらと思います」と一回戦について話すと「幼い頃からK-1のリングに上がることを夢見て、K-1ベルトを巻いている選手が凄いかっこよかった。K-1のベルトを獲れたらどういう景色が見えるかすごく楽しみなので絶対に獲りたいと思います」とブライアン同様にK-1王座への想いを熱く勝った。
第3試合は現在4連続勝利中と波に乗る杉本仁が、トーナメント最年少・20歳のアンドレ・グロースを迎え撃つ一戦だ。
イギリス国内で二つのタイトルを獲得し、ヨーロッパの新鋭として注目されているグロースは「K-1という立ち技世界最高峰のリングに立つことが出来てとても光栄だ。今回のトーナメントで優勝して、K-1が生まれた場所でもある日本に自分の名前を残して帰るつもりだ」と主催者を通じて挨拶。「俺はトーナメントに優勝するために必要なものを全て持っている。あとは9月に試合をして、ベルトを巻くだけだ」と豪語する。
これを聞いた杉本も「クルーザー級という90kgの階級は自分のベストのパフォーマンスが出せる階級だと思っているので、トーナメントの3試合、全試合KO勝ちしてベルトを巻きたいと思ってます」とトーナメント完全制覇を宣言。
グロースとの一回戦について「手足が長くてアグレッシブな選手。年齢も若いってこともあって噛み合う試合になるんじゃないかなと思ってます」と話すと「K-1のベルトは特別なものなので、必ず獲りにいこうと思っています」と静かに闘志を燃やした。
そして第4試合では“ヘビー級のエース”として活躍してきた上原誠が42戦と豊富なキャリアを持つマシニッサ・ハマイリと相対する。
かねてからクルーザー級の新設を熱望していた上原は「今回クルーザー級が出来たので、このベルトをしっかり巻けるように頑張りたいと思います。このトーナメントに出場する日本人選手たちもクルーザー級の新設を望んでいたと思います。杉本(仁)なんかも練習したことがある仲間ですし、いつか戦いたいと言われていました。その中で今回のトーナメントは僕がしっかり王者になって、まだ早いぞというのを見せたいと思っています」と日本重量級を牽引してきた自負を覗かせる。
対するハマイリは空手とテコンドーをバックボーンに持ち、ヨーロッパ・アジアなど世界各国で戦ってきたフランス人ファイター。司会者から読み上げられたコメントでは「K-1は全てのファイターの憧れのリングで、参戦が決まった時は本当に嬉しかった。俺は生まれながらの戦士で戦うことが大好きだ。試合における俺のテーマは破壊。俺は勝ちに貪欲なマシーンだ。豪快な蹴りとパンチ、そして一撃必殺のバックスピンキックに注目してほしい。日本のファンに最高のトーナメントを見せて俺が優勝する」と血気盛んに語り、対戦相手の上原も「コンビネーションが豊富で、今回の外国人の中でも一番強いなのかなと思っています」とハマイリの実力を警戒している。
質疑応答でトーナメントで戦いたい選手を問われると、上原以外の日本人3選手は揃って上原の名前を挙げ、ブライアンは「過去に試合が流れてしまったOD・KEN選手と戦いたい」とOD・KENの名前を挙げた。
K-Jeeからは「僕が叩き潰して引導を渡したい」と挑発的なコメントも飛び出す中、上原本人は「ずっと昔から杉ちゃんは僕のことを倒しますって言ってきたので、準決勝では杉本と戦いたいですね」と杉本との対戦を希望。K-Jeeの発言に対しては「僕も若いときは先輩方に色々言ってきたので良いと思います。もっと若い選手には『上原潰すからな』みたいな感じで来てもらいたい」と歓迎する。
さらに上原は「昔有名だったK-1選手の人と食事をした時に『お前の次に続く選手が出てきてない』と言われました。若い選手にはもうちょっと早く出てきてもらいたいですね」と次世代の選手たちに発破をかけると「12年ぐらい格闘技をやってきて、ずっとクルーザー級が出来ればおいなと思っていました。やっとこの階級が出来て嬉しいし、僕のために作られたと思っています。このベルトを巻けなかったら、僕はこの大会で最後になるかもしれません。そのぐらいの覚悟で試合に臨みたいと思っています。今までやってこなかった海外遠征をやって練習を積んで、自分の実力をしっかりと上げて試合に臨みたい」と、このトーナメントをキャリアの集大成と位置づけた。
またリザーブファイトとしてRUIvs古田太一も決定。会見でそれぞれ意気込みを語った。
RUI
「リザーブファイトに出場することになり、長身を生かした攻撃で飛びヒザ蹴りを狙っていこうと思います。(対戦相手の印象は?)歳かなと。そういう印象です。パンチとローキックで正統派な戦い方をする印象ですが問題はないです。(トーナメント本戦の選手で)そこまで自分と差がある選手はいないと思いました。日本人はトントンで僕がいっても問題ないと思います。リザーブファイトからチャンスが来る可能性も高いので、先を見越した練習をしたいと思います。まずは古田選手を叩き潰すことに意識を高めます」
古田太一
「今回90kgリミットということで、今までヘビー級でやってきて、ずっと大きい相手と戦っていました。一番自分に適している階級かなと思うので一生懸命やらせていただきます。(対戦相手の印象は)自分よりデカいってそのくらいです。リザーブファイトに全力を注いでやっていきたいと思います」
上原が宣言通りにベルトを巻き、クルーザー級を自分のための階級にするのか? それとも日本から上原に代わる新エースが誕生するのか? 初代クルーザー級のベルトを手にするのは誰だ!?
なお6月大会で上原に勝利した加藤久輝がトーナメントに出場しないことについて宮田充プロデューサーが言及。
「クルーザー級の新設に伴って加藤選手に試合のオファーをしましたが、加藤選手はアメリカの総合格闘技団体ベラトールと契約しており、9月24日と近い時期にベラトールから試合のオファーがあり、契約選手ということもあってそちらを優先せざる得ないため、今回のトーナメント出場はなしとさせていただきます」と参戦見送りの経緯を説明し「加藤選手自身も今後もタイミングがあればK-1参戦を希望していますので、クルーザー級の戦いの中で加藤選手が参戦してくることは十分にあるかと思います」と今後のクルーザー級参戦に期待を寄せた。
OD・KENのODは「(O)お客様(D)第一」を意味し「うちのジムの会長が愛知県・豊田市のジム出身で、ジムの会員さんもトヨタ自動車の方が沢山来ています。トヨタ自動車の会社理念が“お客様第一”で、そこからODを名乗っているので、K-1でも“お客様第一”の試合をやります」。
一方のカリミアンはイラン支部が創設されるWSRフェアテックスジムから参戦する選手で、プロでの実績こそ少ないもののアマチュアで130戦以上のキャリアと200mの長身を誇る未知の強豪だ。(※イランではプロの格闘技イベントが禁止されている)
会見の冒頭では、司会者を通して「昔からの夢だったK-1の舞台に立つことが出来て光栄に思う。私が住んでいるイランにはプロの格闘技がなく、全ての格闘技がアマチュアとして行われている。私はそこで130戦以上のキャリア積んできた。K-1ファンには私の多彩な足技を見てほしい。K-1に出るという夢は実現できたので、次はK-1のトーナメントで優勝して、K-1のベルトを巻くという夢を叶えたい」というコメントが読み上げられる。
続いてOD・KENが「今回K-1に初めて参加するということで、しかもこんなに大きな世界トーナメントが開かれるのは、上原誠選手のおかげで作られたクルーザー級だと思います。僕の名前を覚えてもらえるように頑張るので、注目していてください」と意気込みを語った。
OD・KENは「映像を見させてもらいましたけど、正直(背が)大きいだけ。20cmも違うんで、男性と女性ぐらいの体格差ありますけど、意外といけちゃうんじゃないかなというのが第一印象としてあります」と巨人撃破に自信。「K-1のベルトは日本人のほとんどの人が分かるネームバリューがある有名なもの。上原選手が作ったクルーザー級だと思うので、そこをしっかり倒してベルトを巻きたいなと思います」とK-1王座への想いを語っている。
第2試合では昨年11月の初代ヘビー級王座決定トーナメントにも参戦したK-Jeeと、“武来安(ぶらいあん)”のリングネームで日本のキックボクシングのリングで活躍し、2つのタイトルを獲得しているブライアン・ミクグラスが激突する。
日本在住で日本語も流暢に話せるブライアンだが「今回K-1のクルーザー級トーナメントに参戦することが出来てとても嬉しいです。日本のファンの皆さんは知っているかもしれませんが、私は日本語が話せます。ただ今回はアメリカ代表ということで、地元のアメリカでもキックボクシング、K-1を広めていきたいということで英語でコメントさせていただきました」とあえて英語でスピーチ。
対戦相手のK-Jeeについては「大分前から知っていて、非常に良いローキックを持っていてスピードもある」とする一方「ただ自分も勝つためにきているので、試合では動き回って彼を翻弄して、1回戦は必ず勝って準決勝につなげたいと思っています」。
K-1初参戦で巡ってきたチャンスを前に「K-1は若い頃からずっと見ていたもので、日本で試合をしてきたことは自分にとっても楽な道程ではありませんでした。今回のトーナメントでK-1のベルトを巻ければ、自分の今までの苦労が報われると思うし、アメリカのみんなにも見せられる最高の証だと思います」とK-1王座への想いを熱弁した。
対するK-Jeeは「K-1のベルトを夢見て熊本から上京して、去年のヘビー級のトーナメントでは自分がどれだけ出来るか挑戦という気持ちで臨みました。90kgは自分にとってベストな階級なので、今回は挑戦ではなくベルトを獲りにいきたいと思ってます」とベルト奪取を宣言。
「ブライアン選手はタフな選手ですけど、武器は全部僕の方が上回っている。1回戦は絶対に勝ち上がって、怪我ないように戦えたらと思います」と一回戦について話すと「幼い頃からK-1のリングに上がることを夢見て、K-1ベルトを巻いている選手が凄いかっこよかった。K-1のベルトを獲れたらどういう景色が見えるかすごく楽しみなので絶対に獲りたいと思います」とブライアン同様にK-1王座への想いを熱く勝った。
第3試合は現在4連続勝利中と波に乗る杉本仁が、トーナメント最年少・20歳のアンドレ・グロースを迎え撃つ一戦だ。
イギリス国内で二つのタイトルを獲得し、ヨーロッパの新鋭として注目されているグロースは「K-1という立ち技世界最高峰のリングに立つことが出来てとても光栄だ。今回のトーナメントで優勝して、K-1が生まれた場所でもある日本に自分の名前を残して帰るつもりだ」と主催者を通じて挨拶。「俺はトーナメントに優勝するために必要なものを全て持っている。あとは9月に試合をして、ベルトを巻くだけだ」と豪語する。
これを聞いた杉本も「クルーザー級という90kgの階級は自分のベストのパフォーマンスが出せる階級だと思っているので、トーナメントの3試合、全試合KO勝ちしてベルトを巻きたいと思ってます」とトーナメント完全制覇を宣言。
グロースとの一回戦について「手足が長くてアグレッシブな選手。年齢も若いってこともあって噛み合う試合になるんじゃないかなと思ってます」と話すと「K-1のベルトは特別なものなので、必ず獲りにいこうと思っています」と静かに闘志を燃やした。
そして第4試合では“ヘビー級のエース”として活躍してきた上原誠が42戦と豊富なキャリアを持つマシニッサ・ハマイリと相対する。
かねてからクルーザー級の新設を熱望していた上原は「今回クルーザー級が出来たので、このベルトをしっかり巻けるように頑張りたいと思います。このトーナメントに出場する日本人選手たちもクルーザー級の新設を望んでいたと思います。杉本(仁)なんかも練習したことがある仲間ですし、いつか戦いたいと言われていました。その中で今回のトーナメントは僕がしっかり王者になって、まだ早いぞというのを見せたいと思っています」と日本重量級を牽引してきた自負を覗かせる。
対するハマイリは空手とテコンドーをバックボーンに持ち、ヨーロッパ・アジアなど世界各国で戦ってきたフランス人ファイター。司会者から読み上げられたコメントでは「K-1は全てのファイターの憧れのリングで、参戦が決まった時は本当に嬉しかった。俺は生まれながらの戦士で戦うことが大好きだ。試合における俺のテーマは破壊。俺は勝ちに貪欲なマシーンだ。豪快な蹴りとパンチ、そして一撃必殺のバックスピンキックに注目してほしい。日本のファンに最高のトーナメントを見せて俺が優勝する」と血気盛んに語り、対戦相手の上原も「コンビネーションが豊富で、今回の外国人の中でも一番強いなのかなと思っています」とハマイリの実力を警戒している。
質疑応答でトーナメントで戦いたい選手を問われると、上原以外の日本人3選手は揃って上原の名前を挙げ、ブライアンは「過去に試合が流れてしまったOD・KEN選手と戦いたい」とOD・KENの名前を挙げた。
K-Jeeからは「僕が叩き潰して引導を渡したい」と挑発的なコメントも飛び出す中、上原本人は「ずっと昔から杉ちゃんは僕のことを倒しますって言ってきたので、準決勝では杉本と戦いたいですね」と杉本との対戦を希望。K-Jeeの発言に対しては「僕も若いときは先輩方に色々言ってきたので良いと思います。もっと若い選手には『上原潰すからな』みたいな感じで来てもらいたい」と歓迎する。
さらに上原は「昔有名だったK-1選手の人と食事をした時に『お前の次に続く選手が出てきてない』と言われました。若い選手にはもうちょっと早く出てきてもらいたいですね」と次世代の選手たちに発破をかけると「12年ぐらい格闘技をやってきて、ずっとクルーザー級が出来ればおいなと思っていました。やっとこの階級が出来て嬉しいし、僕のために作られたと思っています。このベルトを巻けなかったら、僕はこの大会で最後になるかもしれません。そのぐらいの覚悟で試合に臨みたいと思っています。今までやってこなかった海外遠征をやって練習を積んで、自分の実力をしっかりと上げて試合に臨みたい」と、このトーナメントをキャリアの集大成と位置づけた。
またリザーブファイトとしてRUIvs古田太一も決定。会見でそれぞれ意気込みを語った。
RUI
「リザーブファイトに出場することになり、長身を生かした攻撃で飛びヒザ蹴りを狙っていこうと思います。(対戦相手の印象は?)歳かなと。そういう印象です。パンチとローキックで正統派な戦い方をする印象ですが問題はないです。(トーナメント本戦の選手で)そこまで自分と差がある選手はいないと思いました。日本人はトントンで僕がいっても問題ないと思います。リザーブファイトからチャンスが来る可能性も高いので、先を見越した練習をしたいと思います。まずは古田選手を叩き潰すことに意識を高めます」
古田太一
「今回90kgリミットということで、今までヘビー級でやってきて、ずっと大きい相手と戦っていました。一番自分に適している階級かなと思うので一生懸命やらせていただきます。(対戦相手の印象は)自分よりデカいってそのくらいです。リザーブファイトに全力を注いでやっていきたいと思います」
上原が宣言通りにベルトを巻き、クルーザー級を自分のための階級にするのか? それとも日本から上原に代わる新エースが誕生するのか? 初代クルーザー級のベルトを手にするのは誰だ!?
なお6月大会で上原に勝利した加藤久輝がトーナメントに出場しないことについて宮田充プロデューサーが言及。
「クルーザー級の新設に伴って加藤選手に試合のオファーをしましたが、加藤選手はアメリカの総合格闘技団体ベラトールと契約しており、9月24日と近い時期にベラトールから試合のオファーがあり、契約選手ということもあってそちらを優先せざる得ないため、今回のトーナメント出場はなしとさせていただきます」と参戦見送りの経緯を説明し「加藤選手自身も今後もタイミングがあればK-1参戦を希望していますので、クルーザー級の戦いの中で加藤選手が参戦してくることは十分にあるかと思います」と今後のクルーザー級参戦に期待を寄せた。