9月の後楽園大会でダニエル・ウィリアムスをKOし、王者・武尊への挑戦権を勝ち取ったボンジョバーニ。ウィリアムス戦から約2カ月と試合間隔こそ短かったものの、試合で大きなダメージを負うこともなく「フランスに帰ってすぐに練習を始めた。ダニエルと戦った時と変わらないモチベーションでやってきたよ」と武尊との一戦に向けて準備を続けてきた。

　公開練習は前回同様に3分1Rのシャドーボクシングのみだったが、ボンジョバーニ曰く「基本的な練習方法は変えず、その中で対策を練ってきたし、武尊に対してどう戦うかの準備をしてきた」。

　武尊が「爆弾を投げ合うような激しい試合になる」とKO必至の激闘を予想していることを伝えると、ボンジョバーニも「武尊が言うように激しい試合になるだろうね。彼のレベルを考えると、自分も必死に戦わなければならないだろうし、この試合はどちらかが倒れるというリスクを背負って戦わなければいけないと思う」と倒し合いは覚悟の上だ。

　今回は武尊が保持するK-1 WORLD GP-55kg王座に挑む一戦。「K-1チャンピオンになることは自分の夢だ」と公言するボンジョバーニは「武尊に勝つために練習してきたし、彼の動きには対応できるだろう。夢を実現させるために最善を尽くしたい」と王座獲りに静かに闘志を燃やしている。

　軽量級の概念を覆す強打を誇る2人の激突。最後にリングに立っているのは王者・武尊か?　それとも挑戦者ボンジョバーニか?