ニュース
[ニュース]2019.2.23
「K'FESTA.2」3.10(日)さいたま 安保瑠輝也、佐々木大蔵を一刀両断!「試合を盛り上げようとする気持ちが見えないし、ゲーオ戦は見ていて寝落ちした。僕が先頭に立ってスーパー・ライト級を盛り上げる」
    
 2月22日(金)大阪・寺田町のALL WIN GYMにて、3月10日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN 〜K'FESTA.2〜」の[スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R]で佐々木大蔵と対戦する安保瑠輝也が公開練習を行った。
「K-1 AWARDS 2018」では12月K-1大阪大会の山崎秀晃戦で年間最高試合賞(ベストバウト賞)を受賞して、乗りに乗っている瑠輝也。受賞については「僕はみんなから面白い試合すると言われてますけど、それはもちろん対戦相手あってのこと。あの賞は山崎選手と戦ったから取れたと思う」と激闘を繰り広げた山崎に敬意を表し「MVPがある以上、そこを目指すのがファイター」と今年はMVP受賞を狙う。

 今回の対戦相手は昨年11月のスーパー・ライト級王座決定トーナメントで準優勝した佐々木大蔵で、瑠輝也にとっては3試合連続でKREST勢との激突となる。瑠輝也は佐々木について「同じKRESTでも山崎選手は試合が面白いし、ちゃんとお客さんを盛り上げようとする部分が見える。でも佐々木選手は全くそれが見えない」と切り捨てる。

「スーパー・ライト級王座決定トーナメントの決勝戦(※佐々木はゲーオ・ウィラサクレックに判定負け)は、その日のメインじゃないですか? それなのに本当に寒い試合をしていて、僕も対策を練るために映像を見てたんですけど、途中で寝落ちするぐらいつまらない試合するなと思いました。そういう部分が選手としてどうなのかなって思う」と会見と同様に辛辣な評価を続けた。

 佐々木が「この試合をきっかけに殻を破りたい」と発言していたことに対しても「破れないでしょう。何試合も見ましたけど、根本的に盛り上げようとする能力に欠けてるし、華に欠けている」と一刀両断。公開練習でも当初はミットに鋭い左ミドルを連発していたが、途中から「だいぞう」と書かれたTシャツ着用の後輩が乱入し、その後輩を最終的に瑠輝也が腕ひしぎ十字固めで切って落とすという挑発的な内容だった。

 昨年、瑠輝也が当時の所属ジムを離れてK-1での試合を選び、ALL WIN GYMを立ち上げる決意をしたのは「K'FESTA.1」の熱狂がきっかけだった。「今年は自分がその舞台でファンを熱狂させたい。今の時点でチケットの売れ行きも凄いと思いますし、超満員確定じゃないですか。そういう舞台で戦えることはすごくうれしい」と「K'FESTA.2」への出場に関しては喜びもひとしおだ。
 
 その一方で「(佐々木を)なめてるわけじゃないですけど、今回の試合はすぐにパッと勝って、正直次のことしか考えていない」と佐々木戦を通過点とし「K-1の新しい試みである6月の両国大会にはもちろん出て行きたい。もし今年もK-1大阪大会が開催されるなら、理想は大阪大会でゲーオと戦うことですが、どこで組まれてもゲーオとやります」とすでにK-1スーパー・ライト級のベルトを見据えている。

 現在のスーパー・ライト級は前王者の野杁正明をはじめ、久保優太、木村"フィリップ"ミノルといった主要選手たちが次々と階級を上げ、やや選手層が手薄になった印象は否めない。これについて瑠輝也も「少し前のK-1スーパー・ライト級と言ったら、一番盛り上がっていた激戦区だったと思うんですけど、今はそういう感じが全然ない。特に日本人で盛り上げられるような面白い選手がいないので、自分が先頭になって周りを引き上げて行きたいなって思ってます」と自分がスーパー・ライト級をけん引すると宣言。

 続けて「僕も2014年11月の初代スーパー・ライト級王座決定トーナメントを見て上京しようと決めたし、僕がK-1に出たいと思ったきっかけの階級がスーパー・ライト級です。今自分がそれを盛り上げられる位置にいるというのは、感慨深い部分もありますね」とKスーパー・ライト級へのこだわりを語った。

 最後にファンに向けて「いつも通り盛り上がる試合をして必ずKOで勝ちたいと思います。KOで勝って僕がゲーオ選手に挑戦する方が、みんなも楽しみにしてる展開だと思うんで、それを実現させます!」とメッセージを送った瑠輝也。“ハズレなし”の男は、会場を沸かせる試合で佐々木を下し、スーパー・ライト級を引っ張る存在になることができるか?
K-1トップページへ戻る