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[ニュース]2019.3.10
「K'FESTA.2」3.10(日)さいたま<タイトルマッチ>兄弟のK-1王者誕生なるか!?卜部弘嵩・功也はタイトルマッチに静かに燃える!クルーザー級王者 シナ・カリミアンと挑戦者・加藤久輝があわや大乱闘
    
 3月9日(土)東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにて、「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN 〜K'FESTA.2〜」3月10日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ大会の前日計量・記者会見が行われた。
 タイトルマッチ会見にはクルーザー級 王者シナ・カリミアンvs挑戦者・加藤久輝、ライト級王者卜部功也vs挑戦者・林健太、フェザー級王者・村越優汰vs挑戦者・卜部弘嵩、ウェルター級王者・久保優太vs挑戦者・城戸康裕の計8人が登壇した。

 会見前の計量ではカリミアンと加藤が一触即発。フェイスオフで握手を求めた加藤に対し、普段は物静かなカリミアンが頭を撫でるように挑発すると、これに加藤が激高し、乱闘騒ぎに発展。両陣営が2人を必死に引きはがす事態に発展した。

 会見では兄弟同時K-1王者を狙う卜部弘嵩・功也が「僕は(弘嵩を)信じてるんで、何もいうことはない」(功也)、「功也については心配することいつもない」(弘嵩)と互いの勝利を信じあい、弘嵩は「武尊もみんな勝って終われたらハッピーかなと思います」と弟分の武尊にもエールを送った。各選手のコメントは以下の通り。

加藤久輝
「コンディションは良い感じで、元々明日は絶対倒してやろうって気持ちだったんですけど、さっきのことで余計にぶっ倒してやるって気持ちになりました。明日はイランまで帰らせる気持ちで戦います。(カリミアンの印象は?)コメントが下手で態度も悪い。本当にチャンピオンに相応しくないんで、明日は僕が勝つしかないですね。(この試合を今後のキャリアにどうつなげていきたい?)明日はベルトがかかってるんで“K-1に参戦している総合格闘家”じゃなくて“総合格闘家でいながらK-1のチャンピオン”になりたいと思ってます。(カリミアンは公開練習で加藤のことをK-1レベルじゃないと発言していたが?)それは知らなかったし、特に何とも思ってないですね。明日リングの中でやるだけです」

シナ・カリミアン
「(加藤のコメントを聞いて)笑うしかない。彼はおしゃべりすぎだ。とにかく明日の試合を楽しみにしている。なぜかというと、彼の試合の後の顔を見てみたいからだ。私が前回のトーナメントで3試合、それも立派なファイターたちと戦った試合をカトウは見ていないのか? あのトーナメントで優勝した私にチャンピオンの資格がないと言うのか? (この試合を今後のキャリアにどうつなげていきたい?)力強く新しい試合を見せたいと思っているので、皆さんを喜ばせるような試合をしたい」

林健太
「18歳の時からずっと手合わせしてきた功也くんの強さは僕が一番知ってるから、正直タイトルマッチが決まった時に『ベルト獲る』と思う一報、功也くんにびびるじゃないですけど、強過ぎるなと思ってる自分もいました。でも練習していくうちにそんな気持ちは一ミリもなくなって、あとはホンマに自分がどれだけやれるか、明日が楽しみですね。(この試合を今後のキャリアにどうつなげていきたい?)人生においてこうやってベルトをかけて戦えるチャンスは、滅多に来ないというか、二度と来ないかもしれない。このチャンスを絶対に活かして、世界チャンピオンという肩書きを持って、自分の周りの人たちと一緒に喜びたいですね」

卜部功也
「怪我で試合も9カ月振りになるんですけど、怪我する前よりも今の自分の方が絶対強くなってる自信があります。明日は本当に最高のパフォーマンスをするだけです。ピークは追い込みの練習じゃなくて明日です。明日を楽しみにしててください。(兄弟同時チャンピオンの夢叶うかもしれないが?)兄の練習を見てきて、僕から言うことは何もないです。やることをやれば絶対いけると思ってるし、僕は信じてるんで。今はとりあえず自分の明日の試合に集中して、あとは信じるだけです。(この試合を今後のキャリアにどうつなげていきたい?)僕の中では本当にただただ強くなりたくて、本当に最強になりたいという夢だけなんで。この一戦も大事ですけど、ずっと続いている流れで、その中の一つのものとしか考えていません。本当にただただ最強になりたいです。誰にも負けないくらい最強になりたいです」

卜部弘嵩
「今はリラックスしていて穏やかな気持ちです。また明日になってリングに上がれば、スイッチが入って面白い良い試合ができると思います。(兄弟同時チャンピオンの夢が叶うかもしれないが?)功也について心配することはいつも特になくて、今回は健太も後輩だし、あとは2人で思いっきりやってもらえればと思います。あとは僕次第なんで、僕がしっかり良い試合をして最後に武尊につなげられたら。KRESTとして野杁くんや武尊もみんな勝って終われたらハッピーかなと思います。(この試合を今後のキャリアにどうつなげていきたい?)3人目のK-1二階級制覇をしっかり達成したいと思います。(海外修行の手応えは?)それも含めて明日を楽しみにしてもらえれば良いかなと思います」

村越優汰
「とりあえず計量をクリアしたんで、リカバリーをしっかりして明日に備えたいと思います。明日はやれることはやってきたんで、それを出します。(この試合を今後のキャリアにどうつなげていきたい?)僕にとっても明日は凄い大事な試合だと思ってるんで、卜部(弘嵩)選手は二階級制覇を狙ってますけど、そこは自分は阻止しないといけない。今までやってきたものを全部出すくらいの勢いで頑張ります。(シルバーウルフでの出稽古の手応えは?)どんなことをしてきたかは言えないですけど、凄い毎日充実してて、日々練習していて自分が強くなっていくのが分かったし、本当に明日の試合が楽しみですね。早く試合がしたいです」

城戸康裕
「水一杯飲んでお腹チャポンチョポンで、多分計量が終わって6kgか7kgぐらい増えましたね。かなり調子良いです。頑張ります。(この試合を今後のキャリアにどうつなげていきたい?)試合の結果でどうなるかは分からないですけど、おそらくウェルターでやるのは最後かなと考えてますね。チンギス・アラゾフさんがベルトを返したんで、またスーパー・ウェルター級に戻ろうかなと。僕は彼から余裕で逃げたし、ヤツとはやりたくない(笑)。でも彼が居なくなったから戻ろうかなと。あと僕はキング・カズさんが50歳を越えても現役で、そこに憧れているんで、還暦を迎えて試合をしてる感じも面白いじゃないですか。そういう意味でも長くやるにはウェルター級はちょっと厳しいかなと思っています。そういう意味も込めて、もしかしたらラストのウェルター級になるかもしれません」

久保優太
「計量が終わるといつもぼーっとしてるんであんまり考えてなかったんですけど、先日AbemaTVの『ONE DAY』で僕のプライベートが公開されて、かなりコメントがひどく炎上してました(苦笑)。明日は妻のサラちゃんもAbemaTVで応援してくれるって言っていました。前回は海外に居てAbemaTV見れなかったらしいんで、今回は日本に居て見るって言ってたので、カッコイイところをちょっと見せます。(会場には?)来ないっぽいです(笑)。僕はこの試合は塩試合になるとって言ってたんですけど、城戸選手との試合を色々分析しても、あんまり激しい試合が思い浮かびませせん。株価もそうなんですけど冷やしって大事なんですよ(笑)。だから第2部の最後として第3部につなげられるような、トイレ休憩にいけるような時間を作ります。そこから必ず武居選手とか武尊選手が盛り上げてくれると思うんで。

 今日投資家が5000人ぐらい集まる一年に一度のイベントがあって、僕は毎年そこで講演しているんですけど、この試合のために実は講演を休んで来てるんです。それぐらい今回の試合にもかけてるんで頑張ります。(奥様は城戸選手のことを何と言っている?)多分知らないと思います。『次どんな外国人と戦うの?』って言ってたですけど、『外国人ではないよ』って言っておきました(笑)。(この試合を今後のキャリアにどうつなげていきたい?)僕はあまり格闘技を長く続けようと思っていないので、一戦一戦を大事にしてます。普段は格闘技を趣味とかバイトとか言ったりしてるんですけど『久保もやる時はやるじゃん!』っていう、そういう試合を明日は魅せたいですね」
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