フェザー級のスーパーファイトで西京春馬vsホルヘ・バレラの一戦が決定した。西京は昨年6月の第2代K-1代フェザー級王座決定トーナメントで決勝進出を果たすも、決勝では足を負傷して村越優汰に無念のTKO負け。再起戦となった今年1月のKrushフェザー級タイトルマッチでも江川優生に敗れて、プロキャリア初の連敗を味わった。

　対するバレラは西京も出場したフェザー級王座決定トーナメントでは一回戦で小澤海斗をKO、準決勝で村越優汰に惜敗したものの、先制ダウンを奪って村越を大接戦を演じた。今年3月の「K'FESTA.2」では芦澤竜誠から得意のパンチで3度のダウンを奪ってKO勝ちし、K-1フェザー級の強豪外国人として確固たる地位を築いている。

　会見でバレラは主催者を通して「西京はこの階級で一番スピードがあるファイターだが、俺にとって恐れる相手ではない」とコメントし、西京も「僕も向こうの方を大したことないと思っている」「バレラ選手にしっかり勝った日本人がいない。このままだとフェザー級の日本人がナメられるので僕がしっかり勝ちたい」とギラついた発言を連発。来月にはタイに武者修行に行くことも明かし、ハングリー精神を取り戻しての巻き返しを誓った。

西京春馬
「人生で初めて2連敗して、けっこう落ち込んでるところにバレラ選手との話が来て、凄い強い選手なんでテンション上がってます。バレラ選手は『俺のパンチが当たれば倒れない相手はいない』とか言ってますけど、僕はもらわないし、僕を倒したら大したもんだと思います。（連敗している状況での再起戦が強豪選手との対戦になったが？）どうせやるなら強い選手とやった方が練習のモチベーションも上がるし、逆に3連敗したら終わりだと思ってるんで絶対勝ちます。

（改善に向けて取り入れたことは？）来月ぐらいにタイに何週間か修行に行って、ちょっと環境を変えて練習しようかなと思います。（何故タイに？）僕はスタミナがないんで、タイでしっかり体を作って、試合までに頑丈な体に出来たら良いなと思います。

（バレラの『恐れる相手ではない』というコメントを聞いてどう思った？）僕も向こうの方を大したことないと思ってるんで、まあお互い様かなって感じです。（西京選手から見たバレラの印象は？）やっぱりフェザー級の日本人でバレラ選手にしっかり勝った日本人がいないから、このままだとフェザー級の日本人がナメられちゃうんで、僕がしっかり勝ちます。（連敗した理由をどう捉えている？）単純に江川選手が強かったというのもありますけど、やっぱチャンピオンになる前のハングリーさが自分の中で足りなかったのかなと今は思います」

ホルヘ・バレラ
「西京はこの階級で一番スピードがあるファイターだが、俺にとって恐れる相手ではない。西京が俺を倒すことは不可能だろう。逆に俺のパンチが当たれば倒れない相手はいない。俺の目標はK-1でスターになること。前回以上にインパクトを残して勝つ」