昨年12月のK-1名古屋大会で初代女子フライ級王座に就いたKANAがスーパーファイトで参戦。イタリアのグロリア・ペリトーレと対戦する。グロリアはイタリアだけでなくヨーロッパ諸国、アメリカ、中国と世界を股にかけて活躍するファイター。世界中から「KANAと戦いたい」と名乗りを挙げるファイターが続出するなか、今回KANAの対戦相手として白羽の矢が立った。

　会見ではグロリアの「KANAは世界トップの選手だが、私も今までKANAと同レベルの選手たちと戦ってきた。世界にはこれだけ強い女子選手がいるということをK-1ファンに見せたい」というコメントが読み上げられ、KANAも「世界最高レベルの試合をして勝ちたい」と迎撃宣言。女子王者として迎える一年の目標として「全試合KO勝利」を掲げた。

KANA
「今日は会見に足運んでいただき、ありがとうございます。今年はチャンピオンとして試合することになるので試合結果・内容でしっかり魅せたいと思っています。2020年は全試合KOを目標に試合をしていきたいと思います。（対戦相手の印象は）色々な大会で世界のトップ選手たちと試合している選手なので、世界最高レベルの試合をして勝ちたいと思います。（相手のファイトスタイルについては？）アウトボクシングだったり、インファイトだったり、対戦相手に応じて戦う選手で、変則な攻撃も持っています。どんな戦い方をしてくるか分からない選手なので、自分も沢山の引き出しを持って対戦したいと思っています。

（王者としてのプレッシャーはある？）プレッシャーはつきもので、こうしてチャンピオンとして狙われる立場になりましたが、K-1を大きくしていくためにも、自分は挑戦していかなければいけないと思います。今回も挑戦する試合をして勝ちたいです。（どんなKOを見せたいか？）去年は1試合もKOがなくて、それはプロになって初めてのことでした。自分としてもそれが悔しかったし、これからはチャンピオンとして試合内容も問われる。とにかくKOで試合を終わらせることが今年の目標です。

（世界の強豪をKOする難しさを感じる？）階級も52kgになって、50kg〜51kgでは体格差を感じなかったですけど、52kgでは海外選手の身体の大きさだったりを自分でも感じました。パワーでは勝てないので、その部分をスピードとテクニックで翻弄したいと思っています」

グロリア・ペリトーレ（代読）
「私自身、世界各国様々な団体で試合をしてきたが、K-1に出ることはずっと夢だった。KANAは世界トップの選手だが、私も今までKANAと同レベルの選手たちと戦ってきた。世界にはこれだけ強い女子選手がいるということをK-1ファンに見せたい」