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[ニュース]2022.4.3
「K'FESTA.5」4.3(日)代々木 王者・山崎秀晃「ベルトを守るために最高の準備が出来た。今が一番強いです」vs挑戦者・大和哲也「山崎選手は過去最強の日本人。過去最高の大和哲也で勝つ」
    
 4月2日(土)、開催を明日に控えた「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN〜K'FESTA.5〜」国立代々木競技場 第一体育館大会の前日計量と記者会見が行われた。
 第19試合は注目のK-1スーパー・ライト級タイトルマッチとして、王者・山崎秀晃対挑戦者・大和哲也が行われる。計量では山崎がリミットの65kgジャスト、大和は50gアンダーの64.95kgでクリア。その後、タイトルマッチの調印式を終えて、会見でそれぞれ心境を語った。

 山崎は、Krushでライト級&スーパー・ライト級で2階級制覇を達成した後、2014年からK-1参戦。王座決定トーナメントでの敗北や怪我による長期欠場を乗り越えて、2020年9月に安保瑠輝也を1RKOで下し、念願のK-1世界王座奪取を成し遂げた。今回は初防衛戦となる。そんな山崎は「チャンピオンベルトを守るため、最高の準備が出来ました。今、一番強いです。明日はご期待ください」と自信をのぞかせた。

 また今回は防衛戦であり、強打の大和哲也との対決というだけではない。「僕は僕の試合をして、本当に『まだまだやれるな、強いなアイツ』っていう風に、会場の皆さんに見ていただけるような、思っていただけるような試合内容にしたいと思ってます」と「自分の強さ」を見せつけることもテーマとして掲げる。

 山崎にとって、タイトルの防衛はもちろんのこと「K‘FESTA.5」を大成功の大会にすることも使命だと考えている。

「メイン(無差別級トーナメント)に続く、安保瑠輝也、野杁正明、山崎秀明と、試合の勝負論も内容も問われるところだと思うんで。もちろんタイトルマッチはタイトルマッチですけど、K-1ファイターとしてそこにプライドを持って、大会全体を盛り上げることを約束します」

 対する大和は、2010年にK-1 WORLD MAX-63kgJapanTournamentを3連続KOで優勝。しかし世界トーナメントは開催されず、K-1世界王者になれないままムエタイルールの戦いに身を投じて数々のタイトルを獲得。2017年よりK-1 JAPAN GROUPに参戦するも、いまだK-1王座に届かない。今回は12年ぶりの代々木第一のリングで悲願のタイトル挑戦となる。

 ただ、大和の意識は「タイトルより、山崎に勝つこと」に集中。「もちろんベルトを獲るためにここに座ってますけど、ベルトばかりに目をとらわれて戦いに隙が生まれたらしょうがない。まず戦うことに集中して、しっかり勝って、ベルトを巻きたい」という。

 王者の山崎については「今までいろんな選手と対戦してきて、海外も含めていろんな選手と戦ってきましたが、山崎選手は過去最強の日本人だと僕は思っているので、過去最高の大和哲也で挑んで、明日はしっかり勝ってベルトを巻きます」と語った。

 山崎が王者のプライドを掛けて強さを見せつけるか。大和が「過去最高の大和哲也」で悲願のK-1王座奪取なるか。共に一撃必倒の拳を持つ強打者だけに、リングから一瞬たりとも目が離せない打ち合いは必至だ。最後までリングに立っているのはどちらだ!?

山崎秀晃
「明日に向けて最高の準備が出来ました。チームを始め、トレーナーの皆さん、ファンの皆さん、関わってくれるすべての人に感謝して、明日はリングに立ちたいと思います。今までは挑戦者という形で、会見での怒りだったりとかそういうのにまかせてトレーニングをしてきましたけど、今はこのチャンピオンベルトを守るという心境で。本当に自分を追い込めて、最高の準備が整いました。今、一番強いです。明日はご期待ください。よろしくお願いします。

(計量と調印式を終えた今の心境を)終わっての心境としてはいつも通りなんですけども。相手が大和選手ということで、いろいろと感慨深い思いはありますけども。自分の中ではポジティブな気持ちしかないんで。攻め切る気持ちで、明日、証明したいと思います。

(いろんな人が思い入れを持ってるカードの中で、タイトルマッチとしてどんな試合を見せたいか)もちろん、トータルとしての試合もそうなんですけども、大和選手としか見せれない試合を見せるのはもちろんなんですけども。僕は僕の試合をして、本当に『まだまだやれるな、強いなアイツ』っていう風なね、会場の皆さんに見ていただけるような、思っていただけるような試合内容にしたいと思ってます。

 また、メインに続くね、安保瑠輝也、野杁正明、山崎秀明とのね、この試合の勝負論も内容も問われるところだと思うんで。もちろんタイトルマッチはタイトルマッチですけどもね、K-1ファイターとしてそこにプライドを持って、大会全体を盛り上げることを約束します」

大和哲也
「こんにちは。愛を知る県、愛知県の日本を元気にするK-1ファイター、大和哲也です。長いようであっという間だったこの数か月を過ごしまして。明日に向けて計量も無事に終えて、いろんな感染対策もある中でこうして一緒にここに座ってられることを嬉しく思います。今までいろんな選手と対戦してきて、海外も含めていろんな選手と戦ってきましたが、山崎選手は過去最強の日本人だと僕は思っているので、過去最高の大和哲也で挑んで、明日はしっかり勝ってベルトを巻きます。楽しみにしててください。

(計量と調印式を終えた心境を)そうですね、やっぱりひとまずほっとしている部分があって。今までは計量が終わってほっとするだけじゃなくて、感染のことがあるのでこうやって試合を迎えられることを嬉しく思いますし、いよいよだな、と感じています。

(試合が決まってからどんな心境で練習をしてきたのか)もちろん、ベルトを獲るつもりでここに座ってますし、しっかり練習をしてきたんですけど。いつも思ってるんですけど、ベルトはチャンピオンに勝つことでおまけで貰えるものだと思ってるんで。まずはしっかり勝つことに集中して。ベルトばかりに目をとらわれて、戦いに隙が生まれたらしょうがいないんで。まずしっかり勝つことに集中して、次にベルトが貰えると思ってるんで。しっかり戦うことに専念したいなと思います。

(いろんな人が思い入れを持ってるカードの中で、タイトルマッチとしてどんな試合を見せたいか)そうですね、山崎選手と僕との試合だと、本当に一瞬も目を離せない試合になると思うので。皆様が期待しているようなKO決着で終わると思ってます」
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