[ニュース]2022.4.4
新スーパー・ライト級王者・大和哲也、目標はいぶし銀のチャンピオン!「渋いKOを連発してしっかりK-1を盛り上げていきたい」
新スーパー・ライト級王者・大和哲也、目標はいぶし銀のチャンピオン!「渋いKOを連発してしっかりK-1を盛り上げていきたい」
4月4日(月)都内にて、昨日開催された「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN〜K’FESTA.5〜」の一夜明け会見が行われた。
第19試合では、K-1スーパー・ライト級タイトルマッチとして王者・山崎秀晃と挑戦者・大和哲也が激突。試合は開始直後から強打を振るう山崎に対し、大和が必殺の左フックを炸裂させ、衝撃の一撃KOで王座戴冠を果たした。
勝負を決めた会心の一撃について「『(山崎は)強いな、強いな』と思っていて、これからどう組み立てていこうかなというところで、自然と出た一発だった」と振り返る大和。今回は自身が12年前、旧K-1の-63kg級トーナメントを制したのと同じ会場だったが、「本当に感慨深くて。まさか同じ左フックでKOしちゃうというのは、若い人の言葉を使うなら神ってるなって」と笑顔を見せた。
また、今回の試合で大きく成長できたと語ると、山崎について「10回やって10回勝てると思ってない。いまのK-1には山崎選手は必要な選手の一人だと思ってる。またやることがあったらおもしろいのかなと思います」とコメント。理想とする王者像として、「まだまだ大和哲也は進化していけることを見せていきたい。34歳の僕でも自分なりの色を出して、いぶし銀じゃないですけど、渋いKOを連発してしっかりとK-1を盛り上げたい」と意気込みを見せた。
現在進行形の強さを満天下に示した大和。これからどのような防衛ロードを突き進むのか、大きな注目が集まる。
大和哲也
「愛を知る県・愛知県、日本を元気にする、世界を元気にする、K-1スーパー・ライト級王者・大和哲也です。まあ、いろいろありましたけど、勝ったり負けたりを繰り返しながらも、自分はK-1世界王者になると決めて、この新生K-1に参戦してですね、紆余曲折しながらもベルトを巻けて、うれしく思います。そして、またね、代々木第一で同じ左フックで勝負を決めたのも、これも必然だなと思っています。ありがとうございます。
(あらためて試合を振り返って?)想像以上に山崎選手がすごい強くて。戦前から強いという意識は持ってたんですけど、やってみると距離感とか、独特の戦いかたというか、ものすごく感じてですね。『強いな、強いな』と思ってたところで、自然と出た一発だったので。自分としても狙っていたわけじゃないんですけど、これからどう組み立てていこうかなというところで、自然と出た一発だったかなと思います。
(ベルトと一夜を共にしてどんな気分だった?)初めて枕元にベルトを置いて寝ましたね(笑)。ベルト自体を巻くのは9本目で、ムエタイで世界獲って、日本で獲って、K-1で獲って、世界ベルトは3本目。ベルトとして9本目なんですけど。最後にベルト巻いたのが2015年、そこから7年経ってるんで、ベルト巻く感覚ってこんなに最高な気分なんだなと。でもやっぱり、自分がキックを始めた頃から、なりたかったK-1世界チャンピオンのベルトは本当にいろんな意味で重みがあるベルトだなと感じました。
(チャンピオンとしての目標は?)K-1チャンピオンとして、これぞK-1という試合を見せると。中村拓己K-1プロデューサーも言われているように、これぞK-1というKOをどんどん量産していきたいなと思いますし、自分しか見せられない魅せ方もあると思います。、リングでも言いましたけど、自分の戦いを通じて、世の中を少しでも明るくなればいいなと思ってますので。、Fight for peaceの精神で、それをリングで体現して、ますますK-1を盛り上げていきたいなと思ってます。
(昨日、夢のような感覚と言ってたが、いまは現実に感じられる?)そうですねえ、なんか不思議な感覚なんですけど、今回試合前に絶対に勝つなっていうのは、なんとなくわかっていてというか、そう思っていて。勝つべくして、このリングに上がるんだなと思いました。いろんな歯車が噛み合いすぎて、自分はチャンピオンになるんだろうなと、なぜか確信はあったんです。
実際、リングに上がると緊張したりもしたんですけど、自分がすべて思い描いていたとおりになっていって。もちろん、試合があんなふうに終わると思ってなかったんですけど、自分が想像していたとおりにいま、物事が進んでいる中で、その渦中にいて。本当に夢みたいだなと思いつつ、これは現実なんだなと思いながら。そんな葛藤の中、いまこうしてあらためてK-1チャンピオンとして、ここに登壇していることで、さらに実感を深めています。(ベルトを横に寝たのがよかった?)かも知れないですね(笑)。本当に初めてでしたけど、朝起きてもベルトがあったんで現実だなと(笑)。
(12年前をフラッシュバックする場面はあった?)まず、会場入りして、ここ歩いたなって思い出したのが、控え室から会場に行く暗い通路で。バックヤードでも、ここで決勝戦行くまえに、(佐藤)嘉洋さんとグータッチしたなっていうのを思い出して、本当に感慨深くて。『過去からつなぐ未来』にじゃないですけど、あのポスターどおりのことを、やはり僕は体現したいと思ったので。
入場曲もわかる人は少ないかもしれないですけど、(以前使っていた)『宇宙戦艦ヤマト』といまの『大和唄』をリミックスしたものを作ってもらって。それほど思い入れもありましたし。そしてまさか、最終的に同じ左フックでKOしちゃうというのは、自分で言うのもなんですけど、若い人の言葉を使うなら神ってるなって感じですかね。まさか左で倒すと思わなかったなってところですね。
(試合映像は観た?)何度も観ましたね、入場から何度も観ました(笑)。(映像は観て気づいたことは?)しっかり見えるようになってきたというか。正直、僕は打たれ弱くなったと言われてるんですけど、佐々木大蔵選手との試合が終わったあとに脳を精密検査したんです。そうしたら脳には異常がなくて、前頭葉の血流が悪くなってると言われて、それが注意欠陥不足につながるみたいで。一つのことが起きたときに判断に遅れるっていう症状が出ていて。それも改善方法を聞いて、トレーニングを積んでいって。だから、目も同じように鍛えてきたので見えてるなと思いましたね。
最初は右フックをブロックした時点で、すぐまた山崎選手に気持ちを向けて打ち返せたので。そこらへんも、最近は出してないですけど、合気道をやっている気の向けかたというか。そういうのもすべてが注ぎ込まれた試合だったのかなと思いますね。だから、あの左フックっていうのは、最初の右フックをブロックして、すぐに相手に意識を向けたことが、返しのフックにつながったのかなって自分では思ってますね。
(キャリアを積んできてここでK-1チャンピオンになり、どんなチャンピオンになりたい?)今回のタイトルマッチで自分はすごく成長することができてですね、ここ数年でないくらい、日々の練習が楽しくて。練習の賜物だって言ってもらえるんですけど、自分としてはがんばってるつもりもなくて、ただ楽しくて練習してるばっかりで。強くなれる自分が楽しくて。
まだまだ大和哲也は進化していけるっていうのを見せていきたいですし、若いK-1ファンのかたが多い中でも、30中盤でもまだまだ返り咲いて活躍してるっていう姿を含め、新たなK-1ファンの拡大にもつなげていきたいです。若い選手がたくさん活躍している中でも、34歳の僕でも自分なりの色を出して、いぶし銀じゃないですけど、渋いKOを連発してしっかりとK-1を盛り上げていきたいなと思います。
(いま山崎選手に対して思うことは?)今回、本当に山崎選手とタイトルマッチができたことで、自分は成長できたと思うので感謝してますし、強かったなって思ってます。僕は3R、ドロドロになっても絶対に勝つっていう気持ちでいたんですけど、こういう結果になって自分は勝つことができたんですけど、本当に強い選手だなと思いましたし。10回やって10回勝てると思ってないです。
今回、たまたま僕が攻撃を当てて勝つことができましたけど、またやる機会があったら違う展開になるでしょうし。いまのK-1には山崎選手は必要な選手の一人だと思ってるので、そういう選手に勝ったのは自信につながりますけど、また機会があれば、やることがあったらおもしろいのかなと思います。こんな勝ちかたして、次試合になったら怖さもありますけど、そう思います」
勝負を決めた会心の一撃について「『(山崎は)強いな、強いな』と思っていて、これからどう組み立てていこうかなというところで、自然と出た一発だった」と振り返る大和。今回は自身が12年前、旧K-1の-63kg級トーナメントを制したのと同じ会場だったが、「本当に感慨深くて。まさか同じ左フックでKOしちゃうというのは、若い人の言葉を使うなら神ってるなって」と笑顔を見せた。
また、今回の試合で大きく成長できたと語ると、山崎について「10回やって10回勝てると思ってない。いまのK-1には山崎選手は必要な選手の一人だと思ってる。またやることがあったらおもしろいのかなと思います」とコメント。理想とする王者像として、「まだまだ大和哲也は進化していけることを見せていきたい。34歳の僕でも自分なりの色を出して、いぶし銀じゃないですけど、渋いKOを連発してしっかりとK-1を盛り上げたい」と意気込みを見せた。
現在進行形の強さを満天下に示した大和。これからどのような防衛ロードを突き進むのか、大きな注目が集まる。
大和哲也
「愛を知る県・愛知県、日本を元気にする、世界を元気にする、K-1スーパー・ライト級王者・大和哲也です。まあ、いろいろありましたけど、勝ったり負けたりを繰り返しながらも、自分はK-1世界王者になると決めて、この新生K-1に参戦してですね、紆余曲折しながらもベルトを巻けて、うれしく思います。そして、またね、代々木第一で同じ左フックで勝負を決めたのも、これも必然だなと思っています。ありがとうございます。
(あらためて試合を振り返って?)想像以上に山崎選手がすごい強くて。戦前から強いという意識は持ってたんですけど、やってみると距離感とか、独特の戦いかたというか、ものすごく感じてですね。『強いな、強いな』と思ってたところで、自然と出た一発だったので。自分としても狙っていたわけじゃないんですけど、これからどう組み立てていこうかなというところで、自然と出た一発だったかなと思います。
(ベルトと一夜を共にしてどんな気分だった?)初めて枕元にベルトを置いて寝ましたね(笑)。ベルト自体を巻くのは9本目で、ムエタイで世界獲って、日本で獲って、K-1で獲って、世界ベルトは3本目。ベルトとして9本目なんですけど。最後にベルト巻いたのが2015年、そこから7年経ってるんで、ベルト巻く感覚ってこんなに最高な気分なんだなと。でもやっぱり、自分がキックを始めた頃から、なりたかったK-1世界チャンピオンのベルトは本当にいろんな意味で重みがあるベルトだなと感じました。
(チャンピオンとしての目標は?)K-1チャンピオンとして、これぞK-1という試合を見せると。中村拓己K-1プロデューサーも言われているように、これぞK-1というKOをどんどん量産していきたいなと思いますし、自分しか見せられない魅せ方もあると思います。、リングでも言いましたけど、自分の戦いを通じて、世の中を少しでも明るくなればいいなと思ってますので。、Fight for peaceの精神で、それをリングで体現して、ますますK-1を盛り上げていきたいなと思ってます。
(昨日、夢のような感覚と言ってたが、いまは現実に感じられる?)そうですねえ、なんか不思議な感覚なんですけど、今回試合前に絶対に勝つなっていうのは、なんとなくわかっていてというか、そう思っていて。勝つべくして、このリングに上がるんだなと思いました。いろんな歯車が噛み合いすぎて、自分はチャンピオンになるんだろうなと、なぜか確信はあったんです。
実際、リングに上がると緊張したりもしたんですけど、自分がすべて思い描いていたとおりになっていって。もちろん、試合があんなふうに終わると思ってなかったんですけど、自分が想像していたとおりにいま、物事が進んでいる中で、その渦中にいて。本当に夢みたいだなと思いつつ、これは現実なんだなと思いながら。そんな葛藤の中、いまこうしてあらためてK-1チャンピオンとして、ここに登壇していることで、さらに実感を深めています。(ベルトを横に寝たのがよかった?)かも知れないですね(笑)。本当に初めてでしたけど、朝起きてもベルトがあったんで現実だなと(笑)。
(12年前をフラッシュバックする場面はあった?)まず、会場入りして、ここ歩いたなって思い出したのが、控え室から会場に行く暗い通路で。バックヤードでも、ここで決勝戦行くまえに、(佐藤)嘉洋さんとグータッチしたなっていうのを思い出して、本当に感慨深くて。『過去からつなぐ未来』にじゃないですけど、あのポスターどおりのことを、やはり僕は体現したいと思ったので。
入場曲もわかる人は少ないかもしれないですけど、(以前使っていた)『宇宙戦艦ヤマト』といまの『大和唄』をリミックスしたものを作ってもらって。それほど思い入れもありましたし。そしてまさか、最終的に同じ左フックでKOしちゃうというのは、自分で言うのもなんですけど、若い人の言葉を使うなら神ってるなって感じですかね。まさか左で倒すと思わなかったなってところですね。
(試合映像は観た?)何度も観ましたね、入場から何度も観ました(笑)。(映像は観て気づいたことは?)しっかり見えるようになってきたというか。正直、僕は打たれ弱くなったと言われてるんですけど、佐々木大蔵選手との試合が終わったあとに脳を精密検査したんです。そうしたら脳には異常がなくて、前頭葉の血流が悪くなってると言われて、それが注意欠陥不足につながるみたいで。一つのことが起きたときに判断に遅れるっていう症状が出ていて。それも改善方法を聞いて、トレーニングを積んでいって。だから、目も同じように鍛えてきたので見えてるなと思いましたね。
最初は右フックをブロックした時点で、すぐまた山崎選手に気持ちを向けて打ち返せたので。そこらへんも、最近は出してないですけど、合気道をやっている気の向けかたというか。そういうのもすべてが注ぎ込まれた試合だったのかなと思いますね。だから、あの左フックっていうのは、最初の右フックをブロックして、すぐに相手に意識を向けたことが、返しのフックにつながったのかなって自分では思ってますね。
(キャリアを積んできてここでK-1チャンピオンになり、どんなチャンピオンになりたい?)今回のタイトルマッチで自分はすごく成長することができてですね、ここ数年でないくらい、日々の練習が楽しくて。練習の賜物だって言ってもらえるんですけど、自分としてはがんばってるつもりもなくて、ただ楽しくて練習してるばっかりで。強くなれる自分が楽しくて。
まだまだ大和哲也は進化していけるっていうのを見せていきたいですし、若いK-1ファンのかたが多い中でも、30中盤でもまだまだ返り咲いて活躍してるっていう姿を含め、新たなK-1ファンの拡大にもつなげていきたいです。若い選手がたくさん活躍している中でも、34歳の僕でも自分なりの色を出して、いぶし銀じゃないですけど、渋いKOを連発してしっかりとK-1を盛り上げていきたいなと思います。
(いま山崎選手に対して思うことは?)今回、本当に山崎選手とタイトルマッチができたことで、自分は成長できたと思うので感謝してますし、強かったなって思ってます。僕は3R、ドロドロになっても絶対に勝つっていう気持ちでいたんですけど、こういう結果になって自分は勝つことができたんですけど、本当に強い選手だなと思いましたし。10回やって10回勝てると思ってないです。
今回、たまたま僕が攻撃を当てて勝つことができましたけど、またやる機会があったら違う展開になるでしょうし。いまのK-1には山崎選手は必要な選手の一人だと思ってるので、そういう選手に勝ったのは自信につながりますけど、また機会があれば、やることがあったらおもしろいのかなと思います。こんな勝ちかたして、次試合になったら怖さもありますけど、そう思います」