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[ニュース]2022.10.26
「K-1 WORLD GP」12.3(土)大阪 マハムード・サッタリが欧州注目の新鋭ステファン・ラテスクを迎え撃つ!「相手が誰であろうと自分にとっては関係ない」(サッタリ)vs「サッタリはとても強くて無敗の選手だが、その記録も俺との試合で終わりだ」(ラテスク)
    
 10月26日(水)都内にて、12月3日(土)に大阪・エディオンアリーナ大阪で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」の第二弾対戦カード発表記者会見が行なわれた。
 Krushクルーザー級王者にして、K-1無差別級トーナメント優勝者マハムード・サッタリvsK-1初参戦ステファン・ラテスクのK-1クルーザー級ワンマッチが発表された。

 昨年Krushクルーザー級王者となったサッタリは、今年4月「K’FESTA.5」代々木第一体育館大会で行なわれたK-1無差別級トーナメントで、最軽量での出場者ながら優勝。6月「THE MATCH 2022」東京ドーム大会でも-100kg契約の試合で内田雄大にもKOで勝利するなど、一躍K-1重量級戦線の主軸としてブレイクを果たした。当初は9月K-1横浜アリーナ大会に出場する予定だったが、腰の怪我で欠場。今大会で約8カ月ぶりにK-1のリングに帰還し、本来のクルーザー級での試合を行なうことになった。

 対戦相手のラテスクはルーマニア出身の20歳の若手ファイター。ヨーロッパで注目を集めており、ルックスも良く“GOLDEN BOY”とも呼ばれる新鋭だ。会見に同席した中村拓己K-1プロデューサーも「サッタリ選手、危うし」と言うほど、その実力を買われているファイターだが、送られてきたコメントでも「サッタリはとても強くて無敗の選手だが、その記録も俺との試合で終わりだ」と豪語しており、初めてのK-1参戦に向けてかなりモチベーションが高まっている様子だ。

 そんな若い選手を迎え撃つことになったサッタリだが「今まで言っているように相手が誰であろうと自分にとっては関係ない」とバッサリ。「彼は若いのでモチベーションも凄く高いと思いますけど、それは自分も同じでこの試合に懸けるモチベーションは十分に高いと思っています。そしてK-1のリングで戦う経験は自分のほうが上だと思っていますので、それを見せたいと思っています」と返り討ちにする気満々だ。

 2〜3カ月前からK-1のレジェンドであるピーター・アーツとも練習をしているというサッタリ。現在はKrushクルーザー級のベルトを持っているが、やはり狙うはシナ・カリミアンが保持するK-1クルーザー級のベルトだ。「この試合に勝った後、ベルトに向けたイメージを持っておきたいと思っています。その戦う相手は誰であろうと、その時にベルトを持っているチャンピオンと戦うという気持ちです」と、無敗のままでのK-1王座獲得に舌なめずりをしていた。

マハムード・サッタリ
「まずは今回この場にこうして立つことができて本当に嬉しく思っています。前回の横浜大会は腰の怪我をしてしまったために試合をすることは叶わなかったんですけども、こうしてまたサポートしてくれるファンのためにリングに戻ってくることができて本当に嬉しく思っています。今回の対戦相手はとても強い、そして若いいい選手だと思っていますけども、今まで言っているように相手が誰であろうと自分にとっては関係ないと思っていますし、リングに上がってしまえば相手を倒すために自分ができることをする。それは相手が誰であろうと同じだと思っています。

(ラテスクは『派手なK-1デビューを飾って、K-1の歴史に名を刻む選手になりたい』とコメントをしているが)彼は若いのでモチベーションも凄く高いと思いますけど、それは自分も同じでこの試合に懸けるモチベーションは十分に高いと思っています。そしてK-1のリングで戦う経験は自分のほうが上だと思っていますので、それを見せたいと思っています。彼は若いし強いしとても勢いのある選手なので、試合自体はとても楽しい試合になると思います。それをファンの皆さんに楽しんでいただけたらいいなと思います。

(今年は注目される舞台での活躍で注目度が高まっているが?)トーナメント、『THE MATCH』の試合を通して、より多くの人に自分のことを知ってもらえることができたと思って言います。それと同時に皆さんの期待も高まってくるので、その期待に応えるためにより厳しい環境ができたというのも同時に感じております。ただ、その中で自分のベストを尽くして練習をし、皆さんの期待に応えられるような楽しい試合を皆さんにお見せしたいと考えております。

(あとやり残したことはK-1のベルトを獲ることだと思うが)もちろん自分はK-1のベルトのために日本に来たので、今回もベルトを懸けた試合だったら良かったなと思っています。でも相手が誰であろうと自分のベストを尽くして倒すということには変わりはないので、この試合に勝った後、次はベルトを懸けた試合ができることを望んでおりますし、それはファンも見たいと思っていると思いますので、次はベルトを懸けて戦いたいなと思います。

(対戦相手の映像は見た?)自分自身試合の映像は特に見てないんですけど、ネット上にある写真や簡単な紹介ビデオなどは見ました。ただ、コーチはしっかりビデオを見て分析しております。その中でとても強い選手だと感じていますけども、自分の中でベストなパフォーマンスを出すために全力を尽くすだけですので、それを楽しみにしていただければと思います。

(K-1とKrushの戦績ではヨーロッパの選手との対戦経験はないが、日本に来る前にヨーロッパの選手との対戦経験はある?)ヨーロッパでも試合はしてきています。K-1に来る前のプロでの試合は主に中国で、ヨーロッパでの試合はアマチュアが多かったんですけども、そこは自分にとってはあまり関係ないと思って言います。相手が誰であろうととにかく自分のベストを尽くすだけだと思っておりますし、自分には今は素晴らしい環境が整っています。今、K-1レジェンドであるピーター・アーツと練習して、ジムには良いコーチが揃っております。自分のベストを尽くして当日も勝ちたいと思っております。

(アーツとはいつから練習していて、どんなことを学んでいる?)だいたい2〜3カ月前から練習していると記憶をしております。基本的にはピーター・アーツのK-1での経験を学んでおりますし、その中でミット打ちをすることもあります。自分のミスですとか至らないところを指摘してもらって、そこを修正する。そういったところをピーター・アーツには教えてもらっています。(『THE MATCH』でのKOがインパクトがあったので大阪のファンもKOを期待していると思うが、その期待に応える自信はある?)もちろん試合をKOで勝つことができればと思いますけども、自分はKOのことばかりを考えてるわけではなくて、3Rを自分のベストのパフォーマンスを出し切るということを頭に入れて試合をしております。もちろん3Rの間に相手が倒れてしまうこともあると思いますけど、それはなるようになれという感じだと思います。基本的にKOのことはあまり考えていません。

(この次はベルトを懸けた試合と言っていたが、それはシナ・カリミアンの持つK-1クルーザー級のベルト?)タイトルマッチをする、ベルトに向けて試合をするということは、その時のチャンピオンと戦うことだと思うんですけども、今現在はこの試合に集中したいと思っていますし、この試合に勝った後、ベルトに向けたイメージを持っておきたいと思っています。その戦う相手は誰であろうと、その時にベルトを持っているチャンピオンと戦うという気持ちです。(ファンの皆さんへのメッセージは)自分はいつもこうして周りに感謝していて、ファンの皆さん、スポンサー、自分をサポートしてくれている皆さんにまずは感謝をしたいと思います。ここで一つ言わせてもらいたいんですけども、自分の母国のイランのためにフリーダムと、自由はみんなのためにあるとメッセージを伝えたいと思います。誰にでも自由を得る権利はありますし、人を愛する権利はあります。イランの女性のみんなに自由になる権利があるということを伝えたいですし、それを世界中の皆さんにも同じく伝えたいと思います。自分と共に戦ってくださる、そして応援してくださる皆さんにもありがとうと、改めて感謝をしたいと思います」

ステファン・ラテスク
「K-1のリングに上がることは小さい頃からの夢だった。サッタリはとても強くて無敗の選手だが、その記録も俺との試合で終わりだ。今回派手なK-1デビューを飾って、K-1の歴史に名を刻む選手になりたい」
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