昨夜の-65kg世界最強決定トーナメントに-65kg王者として出場し、HIROYA、野杁正明、イリアス・ブライドを下して優勝を果たしたゲーオ・ウィラサクレック。一夜明け会見にはベルト、そして優勝トロフィーと共に出席し「昨日の試合を終えてホッとしていますし、うれしいです。K-1のトーナメントで2度目の優勝になったことを誇りに思います。試合後は自分の試合がどうだったのかを振り返り、優勝の余韻に浸っていました」とトーナメント優勝の喜びを語った。

　質疑応答でゲーオはトーナメントの勝因を「全力で戦ったこと、心でも戦う準備ができていたことです。心が100％の状態だったから勝てたと思いますし、プラン通りに戦えたことが勝因だったと思います」と自己分析。トーナメントで最も印象に残っている試合として決勝のブライド戦を挙げ「ここで勝った方が優勝できるという状況で戦い、そこで勝ったことが本当にうれしいです」と振り返った。

　-65kg王者としてトーナメントも制し、文字通り“世界最強”を証明したゲーオ。「このトーナメントの優勝者とベルトをかけて戦う予定だったのですが、私が優勝してしまったので自分とは戦えません」と話すように、-65kgは敵なし状態となりつつある。

　K-1では-57.5kg、-62.5kg、-67.5kgの3階級が新設されることが発表されているが、ゲーオは「今度は階級を変えてやっていくことも視野に入れてやっていきたい」と新階級での戦いにも興味。「どの階級を狙う？　可能であれば新設される3階級すべてでチャンピオンになりたいです」と仰天発言も飛び出した。

　今年は3月、4月、6月とフル稼働のゲーオは「試合が続いたので、ひとまず休みたいですね。タイに戻って身体のダメージを抜いて、それが終わったら日本に戻ってきて練習を再開したいです」。-65kg最強王者の次なる戦いに注目だ。