渡部太基に判定勝利し、新生K-1デビューを飾った城戸康裕。試合前の煽りVTRでは舛添要一・元都知事のパロディで会場を沸かせ、試合前の宣言通り“城戸ワールド”を見せつけた。

　会見では「まず入場がすべらないでよかった（笑）。K-1ファンのみなさんが本当に温かくて『俺、初めて新生K-1に出たのかな？』と思うくらいアットホームでした。K-1のお客さんは一体感があるし、自分が応援している選手以外でも沸いてくれる。僕がバチーンと蹴ったらお客さんが沸いてくれたんで、あれで勝ったと思いました（笑）」と試合を振り返った城戸。

　いつものように笑いを交えての会見となったが「実は緊張がやばくて、何日も前から眠れなかった。ただただ負けられないという気持ちでいっぱいで、緊張がえぐかったです」と意外にも試合直前まで緊張していたことを打ち明けた。

　さて気になる次戦について城戸は「おいおい考えたいです。はしゃげる夏はもうそろそろなくなっちゃいそうなので、とりあえずむっちゃ海外旅行にいきます」。

　記者から-70kg王者マラット・グレゴリアンとの対戦について質問される場面もあり、そこでは「グレゴリアン？　嫌ですよーー！！ あんなの！！！　僕、勝てますか？？　みんなもいけると思います？？？」と集まったファンに逆質問。「まぁグレゴリアンが20代前半のうちにやっとかないと俺が30代後半になっちゃうんで、みんなの要望があればやります。もちろんちゃんと練習しますよ（笑）」と城戸らしい言葉で前向き（？）に語った。

「やっぱりK-1に出て反響がものすごいし、これからもっと自分の色を出していきたい」と城戸。次は世界の強豪相手に“城戸ワールド”爆発なるか！？