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[ニュース]2016.8.23
8・20「Krush.68 〜in NAGOYA〜」 佐藤嘉洋・大会実行委員長の総評を公開
    
Krushでは、本日8月23日(火)18時より新宿区・GENスポーツパレス2F「GSPメディアセンター」におきまして【Krush公開記者会見】を開催します。「Krush.68 〜in NAGOYA〜」8.20名古屋大会・試合後会見に出席予定でした佐藤嘉洋・大会実行委員長は所用につき欠席のため、総評を公開させて頂きます。
「Krush.68〜in NAGOYA〜」8.20 愛知・名古屋国際会議場イベントホール大会


佐藤嘉洋・大会実行委員長 総評

台風直撃により昨日の会見予定が延期になりました。私は昔から雨男なのです。本日はどうしても都合がつきませんで、本日は欠席になり大変申し訳ありませんでした。

Krush.68 〜in NAGOYA〜で、Krush史上初めて、宮田プロデューサー以外の人間が大会実行委員長という形で大会に携わることになりました。
私は最初は二つ返事で引き受けたものの、日に日にその責任の重大さを感じ、毎日のように名古屋中を駆け巡ってKrush×K-1の良さを伝え回りました。

そして協賛者さま含め、いまだKrushを見たことのない方々にも多く会場にお越しいただきました。
あとはリング上での選手たちの躍動に賭けていました。
もちろん不安な気持ちもありましたが、超満員に膨れ上がった会場の雰囲気を見て、私は「絶対に大丈夫だ」という気持ちになりました。私は、ファンの熱気が、選手にもそのまま伝染することを知っているからです。
選手たちは、勝者も敗者も非常に熱い戦いを魅せてくれて、興行は大爆発しましたね。

私は、攻めるも守るも、本気で勝ちにいく姿勢が大事だと思っています。
負けているのに勝ちにいかない試合、次の試合を見越して、怪我をしないように負けを選ぶような試合は、私は望んでいません。
それならば生き恥を晒してでも、最後は心が折れたとしても、無様に散る試合の方が心に響きます。
今回の名古屋Krushのリングに上がってくれた選手からは、「勝ちたい」「輝きたい」という気持ちがぞんぶんに伝わりました。

ここから会見出席者の戦いの寸評をさせていただきます。
メインイベントの小澤vs大岩ですが、武尊戦で一歩踏み越えた小澤選手に対し、大岩選手が挑み、勝負は延長にもつれ込む大変な接戦になりました。
延長は三者とも小澤選手につけましたが、細かいインサイドワークが大岩選手よりも「少しだけ」上回っていました。しかしながら、その少しの差が大きな差でもあります。
小澤選手には、ぜひ武尊選手へのリベンジに向けてこれからも野性味あふれるファイターとして一心にブランディングしていただきたいです。
貫けば批判は賞賛に変わります。

負けた大岩選手には、ぜひ来年の名古屋Krushにも出場していただきたい。闘志溢れる素晴らしいファイトで、私自身も「明日から頑張ろう」と思えるような試合でした。
1年後、今大会を見てくださったお客さんに、さらに成長した姿を目に焼き付けてもらいましょう。

セミファイナルには天才野杁が登場しましたが、まさに天才としか言いようのない勝ち方。もう脱帽です。
TV解説のときに、まだ両選手の説明の時点で三日月蹴りを入れてダウンを奪ってしまいました。
解説者の仕事をなくすんじゃねえ、とお伝えしたい。ぜひ、打倒ゲーオに向けてこれからも小比類巻会長の元で強くなってください。

東本選手は、戦前に「チームドラゴンに移籍してからムラがなくなった」と豪語していましたが、もし今回の泰斗戦の動きが安定してできるのであれば、必ずやタイトル戦線に絡んでくるものと見ています。

堀尾選手は、前半は倉崎選手の善戦に目を見張りましたが、見事な復活劇でした。最後のハイキックはまるで全盛期のピーター・アーツのよう。
今回の勝利で、ご両親も頻繁に応援に来てくれるといいですね。
これからも堀尾選手のド根性ファイトを楽しみにしています。

ところで、今回の出席者にはいませんが、もう一試合だけ触れさせてください。
岩崎悠斗vs瑠輝也です。
両者とも、本当に素晴らしい動きでした。
気持ち、技術、スタミナが両者共に、一歩も引かない大熱戦を演じてくれました。
二人とも非常に苦しい、非常に辛い戦いだったことでしょう。
解説席の私も、両者の健闘を称えて大きな拍手を送りました。
勝った岩崎選手にはもちろんのこと、瑠輝也選手にもすぐにでも次のチャンスを与えたいです。二人とも胸を張って次の試合に臨んでください。

最後になりましたが、私はKrush関係者に大会実行委員長の神輿を担いでもらってワッショイワッショイしただけです。
今回の大役を任じてくれた宮田プロデューサー、めんどくさい細々としたサポートを引き受けてくれた関係者、名古屋の地を生かしたPR戦略に多大なご協力をいただいた公武堂の長谷川社長、名古屋Krushにご協賛いただいた多くの会社さま、本当にありがとうございました。おかげさまで最高のリングを作り上げることができました。
その最高のリングで、出来うる限りの最高のファイトを心がけてくれたファイターの皆さん、本当にありがとうございました。存分に輝けるリングで、存分に輝いて夢を掴んでください。

そして何より、喉を枯らして応援してくれた人、声も出さずに固唾を飲んで真剣に魅入った人、応援していた選手が勝って喜び、応援していた選手が負けて悔しい思いをした人。
どちらも感情を揺さぶられている時点で感動しているのです。
Krushは素晴らしいスポーツですね。私は来年も名古屋Krush大会実行委員長を務めることになりました。
ここだけの話、名古屋での年間定期開催も目指し、地方選手にも多くのチャンスを与えていきたいです。
ファンの皆さんにはぜひ、会場まで足を運んでいただけたらと幸いです。
ファンの皆さんのチケット1枚1枚が、私たちを含め選手たちの血となり肉となります。
これからも熱い戦いを楽しんでいただきながら、私たちを支えていただけたら幸いです。
ご来場、ご観戦、本当にありがとうございました!!
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