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[ニュース]2016.8.23
9・30「Krush.69」完全決着か?リベンジか?堀尾竜司VS石田圭祐が決定!初参戦のモハン・ドラゴン「Krushは日本最高の舞台。とてもエキサイトしている」
    
 8月23日(火)東京・大久保にあるGSPメディアセンターにて記者会見が行われ、9月30日(土)東京・後楽園ホール「Krush.69」の追加カードが発表。出場選手たちが意気込みを語った。
 8・20Krush名古屋大会では倉崎昌史と対戦し、狙い澄ましたハイキックでKOしてみせた堀尾竜司。寺戸伸近に-55kg王座を奪われてから5ヶ月ぶりの再起戦での勝利で「KO勝ちしただけでなく、闘い方、テクニックが向上しているのがわかりました。そこがとても嬉しいです」と、その喜びを語った。

「今までは飛びヒザとか、倒すために派手な技を用意していたんですが、今回は冷静に試合を見ながら闘うことができました。頭の中でKOへの構成が作れた感じです。ハイキックは、もうちょっとしっかり入れば最初の一発から倒せるんじゃないかという感覚でしたね」

 快心の勝利だけに、王座奪還への手応えも充分。「できれば寺戸選手ともう一回やりたいですけど、寺戸選手以外の相手でも倒せる自信があります」という堀尾は、さっそく次戦が決定。9・30「Krush.69」で石田圭祐と対戦することが発表され、石田も壇上に。

 両者は過去2度対戦し、結果は堀尾が2勝している。しかし最初の対戦では堀尾のヒザ蹴りにより石田が目尻をカットし、ドクターストップという形での勝利。2度目の対戦となった-55kg王座決定トーナメントも延長判定2-1という大接戦であり、結果として石田が「堀尾を最も苦しめた相手」となった。

 その後、石田は3連勝しており。なおかつ判定も一つだけ。それだけに「リベンジするにはいいタイミング」だと石田は言う。

「1回目も2回目も差はなかった。今回は圧倒的な差をつけて勝ちたいと思います。確実にKO、完全決着になる」と豪語する石田は、同日に寺戸伸近vsチャールズ・ボンジョバーニのタイトルマッチが行なわれることについて「意識はしますけど、どっちにもKOで勝てます。堀尾選手に勝ったらタイトルマッチを組んでほしい」とアピール。

 対する堀尾も「これまでの試合は確かに差がなかったですが、次はもう2度とやらなくていいようなKOを見せます。前回、石田選手とやってから、相手のガードの隙をつく攻撃を勉強してきました。今回はいけると思います」と自信のコメント。タイトル再挑戦に関しても「衝撃的なKOで勝てば、チャレンジできるはず」と、あくまでKO狙いを強調した。

「僕に勝つには失神させるしかない。一撃必殺の技を出し合う試合になると思います」とも語った堀尾。お互いKOしか狙っていないという対戦は、寺戸vsボンジョバーニと並ぶ注目を集めそうだ。
 またこの日の会見では、同じく9・30「Krush.69」での対戦が発表済みのモハン・ドラゴンと斎藤武彦も試合への意気込みを語った。

 Krushは初参戦ながら、その豪腕ぶりは格闘技ファンに知れ渡っているモハン。「Krushは日本最高の舞台。とてもエキサイトしてます」と語り、観客を盛り上げる自信も。「プロデビューから10年、盛り上がらなかった試合は1回もないです。今回も必ずそうなる」。

 一方の斎藤も「僕のパンチも当たれば倒れる。誰にでも分かりやすい試合になると思います。豪華なカードが決まったので、一番目立ってやろうと思ってます」とコメントしており、お互い狙いは同じのようだ。

 モハンはKrushだけでなく、K-1参戦という目標も。「K-1を夢見て、29歳でキックを始めました。今回、勝たないと夢は叶わない。勝って夢の舞台に行きたい」

 そう語るモハンに対し、斎藤は「ここ数年、K-1、Krushでやってきた自分からしたら、悪いけどそんなに甘くないぞ、と」。

 しかしこの言葉に「気に入りました。確かに甘くない。そのつもりでやって、会場を沸かせます」と、さらに気合いが入った様子のモハン。Krush史上屈指のハイテンションな闘いになりそうだ。
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