K-1で活躍する“ムエタイ大魔神”ゴンナパー・ウィラサクレックがKrushに初参戦。K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTのハードパンチャー林健太と対戦することが決まった。

　ゴンナパーは昨年9月のK-1に初参戦し、強烈なローキックで山崎秀晃の左膝を破壊して判定勝利。今年2月のK-1初代ライト級王座決定トーナメントでは一回戦で卜部功也を下して第3位となり、6月にはK-1ライト級王者ウェイ・ルイとタイトルマッチで激闘を繰り広げた。

　対する林は9月の「Bigbang」ディファ有明大会で恭士郎に判定勝利し、Bigbangスーパー・ライト級王者になった直後、同門の山崎・功也が敗れているゴンナパーとの対戦をアピール。今回はそのアピールが実現した形での一戦となる。会見には両者が揃って出席し、今回の試合への意気込みを語った。

ゴンナパー・ウィラサクレック
「Krushで試合をする機会をいただけて嬉しく思う。自分は全力で戦って勝ち星を重ねたいと思っている。（林の対戦要求について）特に思うことはない。自分は誰とでも戦う準備が出来ているし、この階級には怖い相手はいないです」

林健太
「今回ゴンナパー選手と試合が決まって、日本人のチャンピオンクラスの選手がみんな負けていて、誰がゴンナパーに勝つのかという『ストップ・ゴンナパー』というテーマがあると思います。林家ではゴンナパー選手が強すぎるので、ゴンナパー選手と戦うのはやめておいた方がいいという意味で『ストップ・ゴンナパー』だったのですが（笑）、対戦が決まったからには頑張りたいと思います。

（会見で笑顔も見えたが？）ずっと戦いたいと思っていたゴンナパー選手が会見に出てきてゾクゾクしました。ゴンナパー選手は、秀さん（山崎秀晃）や（卜部）功也くんなどトップファイターに勝っているので、自分が戦って勝てばオイシイと思っています。試合が決まる前からゴンナパーと戦う準備はしていたし、全力で勝ちにいきます」

　質疑応答でゴンナパーは「Krushルールの中で自分がどんな試合をするにか注目してほしい」とKrush初参戦に向けて語り、林は「秀さんがゴンナパー選手に足を壊されたので、僕がゴンナパー選手の左足の靱帯伸ばしてやりたいと思います」と兄貴分・山崎秀晃の仇討ちに闘志を燃やした。

ゴンナパー・ウィラサクレック
「ファンの皆さんには、Krushルールの中で自分がどんな試合をするにか注目してほしい。（林の『靱帯を伸ばしてやる』発言について）自分はムエタイ選手なので、それを言われても何も思うことはない。相手はこちらの足をどうにかしたいみたいだけど、それは難しいよ。自分は全力で戦い、11月5日のKrushで絶対に勝つ。ムエタイは絶対に負けない。ムエタイNo.1！」

林健太
「自分がお世話になっている秀さんがゴンナパー選手に足を壊されたので、今度は僕がゴンナパー選手の足の靭帯を伸ばしてやりたいですね。僕とゴンナパー選手の試合が決まって、秀さんと飲む機会があったんですけど、秀さんが『健太がゴンナパーに勝ったら“健太さん”と呼ぶ』と言っていたので、秀さんに“健太さん”と呼んでもらうためにも勝ちます（笑）。ゴンナパー選手は強いですけど、僕のパンチは当たると思うので倒しにいきます」

　ゴンナパーがKrushのリングでもムエタイの強さを証明するか？　それとも林がその強打でゴンナパーを倒すのか！？