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[ニュース]2016.3.22
4・10「Krush.65」ピケオーとの防衛戦に向け、中島弘貴が“日本の-70kg”死守宣言!「僕が負けたら誰もいなくなる」
    
 3月22日(火)東京・恵比寿のバンゲリングベイ・スピリットにて、4月10日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.65」の[-70kgタイトルマッチ/3分3R延長1R]で挑戦者ジョーダン・ピケオーと対戦する王者・中島弘貴が公開練習を行った。
 ピケオーを相手にKrush -70kg王座防衛戦に臨む中島は、報道陣を前にシャドーボクシングとミット打ちを披露。昨年から「試合が終わった後も休まずに練習を続けてます。それもあって調子はいいですね」という中島。とりわけフィジカルトレーニングの効果を実感しているようだ。

「フィジカルはここ2、3年続けてきて、身体もデカくなりました。ミットを持ってくれてるトレーナーも攻撃力が上がったと言ってくれてますし、自分でもそんな気がします」

 また、去年は蹴りを多用する試合展開が多かったが、パンチにも磨きをかけており「今はオールラウンダー。パーツが揃ってきた感じです。組み立てをいろいろ考えられる」とも。
 挑戦者のピケオーはK-1 WORLD GP -70kg初代王座トーナメント準優勝。現時点で最強ともいえる挑戦者を迎えての防衛戦に「世界トップとやりたかった。もちろん不安もありますけど、楽しみも大きいです」と語った中島。

 ピケオーはトーナメント準優勝をきっかけに世界的な評価を高め、ハイペースで試合を重ねているが、そのピケオーとの対戦とあって、海外のプロモーターから「中島が勝ったらぜひオファーしたい」という問い合わせもあるという。いわば今回の防衛戦は世界を視野に入れた闘いだが、中島は同時に“日本の70kg”を守るための闘いというテーマも掲げた。

「とにかく今回は勝つことが大事。自分が負けると、日本の-70kgが終わってしまうような気がするんです。-70kgは今の日本人では通用しないという人もいると思いますし、今回の試合もピケオー有利という人がいるでしょう。そういう中で僕が負けたら、他に選手がいなくなってしまうのかな、と。K-1でも-70kgは他の階級に比べると選手が少ないですから。逆にピケオーに勝てば、この階級の注目度も上がるはず」
 タイトル防衛だけでなく階級全体の活性化も狙う中島。「今年中にK-1のベルトも獲りたい」という野望のためにも、ピケオーには負けられない。
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