4月のKrush後楽園大会でゴンナパー・ウィラサクレックに敗れて、Krushライト級王座を失った佐々木大蔵。今大会の再起戦を迎え、-64kg契約でワン・ジーウェイと対戦する。ジーウェイは飛び膝蹴りを武器として“フライングニー”のニックネームを持ち、過去には泰斗、東本央貴からKOで下している。安保瑠輝也には判定で敗れたが、勝利した瑠輝也が「もうやりたくない」とコメントしたほどの実力者だ。

　過去に中国で日本vs中国対抗戦に出場経験のある佐々木は「僕が中国に行った時に中国の選手はチームワークが凄いなというのを感じた。今回は日本のホームでそれぞれ所属は違うんですけど、これを機にみんなでしっかりと一丸となって中国勢にぶつかっていきたい」と日本チームとしての連帯を呼びかけ「みなさんも一緒に戦っていただけたらと思います」と選手・ファン一丸となっての勝利を誓った。

「今回は日中対抗戦ということで、お客さんの見所としては普段と違う試合です。中国選手の情報も少ないですし『誰だろう？』という選手がどんどん出てくると思います。
　
　そんな中で、僕が中国に行った時に中国の選手はチームワークが凄いなというのを感じました。僕が日本から中国に行った時も、日本勢で勝つぞというチームワークで挑んだので、今回は日本のホームでそれぞれ所属は違うんですけど、これを機にみんなでしっかりと一丸となって中国勢にぶつかっていきたいと思っています。ファンのみなさんも一緒に戦っていただけたらと思います。

　今回の試合は64kg契約で僕はスーパー・ライト級を見据えています。-63kgも結構（減量が）きつい感じで、スーパー・ライト級ではパワーなどの部分で課題が出てくると思うんですけど、階級転向を見据えての今回は-64kgの挑戦と思ってます。

（今回は再起戦にもなるが、どんなテーマを持って戦いたい？）再起と言われれば再起なのかもしれないですけど、自分の中ではそんなことも思ってなくて。まだまだ成長中だと思ってるんで、復帰とか帰ってきたとか、別にそういうことでもないし、別に落ちてもないと思ってます」

　武林風から選抜された選手の中でも一、ニを争う実力を誇るジーウェイ。佐々木はその難敵に勝利し、対抗戦で日本代表に貴重な1勝をもたらすことが出来るか？