竹内悠希vs関川和将のライト級戦が決定した。竹内は4月の「K-1 KRUSH FIGHT.100」で平山迅にKO負けを喫し、今回からライト級に階級を戻しての試合となる。対する関川は6月のKHAOSで大会前日に対戦相手決定＆ファイトマネー総取りのワンデートーナメント「Money in the KHAOS ROYAL」に出場するも、準決勝で鈴輝勇太に敗れた。

　敗戦からの巻き返しをはかりたい両者、関川はKRUSH本戦初出場への意気込みを語りつつ、KHAOSで敗れた鈴輝勇太へのリベンジも宣言。一方の竹内も平山戦の敗戦から栄養学を学んで身体を作り直したことを明かし、共に敗戦を糧にこの試合で成長した姿を見せると意気込んだ。

関川和将
「今回こうやって本戦に呼んでいただいて、とにかく一生懸命やるというのはもちろん、僕なんかが会見に出させてもらっても『こいつ誰だ？』と思われていると思います。しっかり良い勝ち方をして、顔と名前を覚えてもらって、個人的に前回KHAOSのトーナメントで敗れた鈴輝勇太選手にしっかり追いついて、いつかリベンジする機会をもらえたらいいなと思ってます。それはそれでモチベーションなんで、しっかり良い試合をして覚えてもらえるように頑張ります。

（対戦相手の印象は？）今ライト級で上にいる選手たちと対戦しているイメージがあって、僕なんかよりも強い選手とたくさんやってきたイメージがあります。あとは勝っても負けてもKO決着の熱い選手だなってイメージですね。しっかり格上の選手だと思って胸を借りて、その胸をぶっ壊すように頑張りたいなと思います。

（KHAOSのワンデートーナメントを経て変わったことは？）やっぱり1日2試合やらせてもらえたこと、前日まで対戦相手が分からないから自分の苦手なところを潰していくことがテーマだったんですけど、それでもやっぱりまだ足りないとこがあって。支えてくれるトレーナーの（山本）元気さんだったりK-1に出てた先輩のNOMANさんだったりに、まだまだ足りないところを前回の試合を通じて教えてもらいました。そこをしっかり出せればなと思ってます。

（空手出身ということで戦い方に拘りは？）空手出身ということで空手独特の落とすローを蹴って、そこを軸に打ち合いの中からでも近距離から蹴る。僕は空手でも足技が好きだったんで、そこを出していきたいと思います。ただしそれだけでは鈴輝選手にダウンをとられたように、ローにカウンターを合わされてしまいます。今は本当にキックボクシングを基礎からしっかりやれるように練習しています。その中で空手の持ち足を出せたら良いなとは思ってます。

（ファンの皆さんへメッセージは？）こうやって本戦に出させてもらえたことで、今までよりもとにかく熱い試合をしないといけないと思っています。僕は28歳で初めてKRUSHでデビューさせてもらって、もう始まった瞬間に後がないみたいな状態なんで、とにかく練習ももちろん試合ももちろん、誰よりも濃い時間を過ごして、良い内容でしっかり勝って最短で上を目指していけたらと思います。そういう一瞬にかける想いを見てもらえたらなと思うんで、どうかよろしくお願いします」

竹内悠希
「前回平山選手と試合をして飲み込まれてしまったんで、今回は相手を飲み込んで勝てるように練習していきたいと思います。（対戦相手の印象は？）関川選手は後半粘り強くてローキックが強くて最後までスタミナが落ちず、攻め続ける選手という印象です。僕は1Rか2RでKOすることが目標なんですけど、延長までいっても戦えるようにしっかりスタミナもつけていきたいと思います。

（ライト級に階級を戻した理由は？）8戦キャリアある中で5戦目までライト級で試合していて、正直減量がキツイという理由で階級を上げたんですけど、栄養の勉強をしてしっかり減量をしたらライト級でも動ける身体が作ることができると思ったんで体格を活かせるライト級に戻ってきました。実際に食事を変えてから体脂肪も落ちてスピードやキレも上がってるなと思います。

（栄養の勉強をしようと思ったきっかけは？）前回対戦した平山選手がウェルター級から階級を下げてきて、正直あれだけ減量すれば動けないんじゃないかなと思っていました。でもいざ試合をしたらキレもスピードも増して強くなっていて。自分も平山選手を見習って勉強しようかなと思いました。勉強し始めてから、けっこう自分は痩せやすい体質なので成果が出ています。（すでに相手の分析は始めている？）試合が決まった段階で対戦相手のことをたくさん分析して、絶対勝てるように作戦をトレーナーと練ってます。

（ファンの皆さんにメッセージは？）今回もKO決着で絶対KOして会場を沸かせるので応援よろしくお願いします」