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[ニュース]2016.4.11
6・12「Krush.66」初代-53kg王座決定T決勝で上羽優希と武居由樹が激突!上羽「過去最高の状態でリングに立つ」×武居「2代目、3代目じゃなくて初代王者を獲りたい」
    
 4月11日(月)東京・大久保にあるGENスポーツパレスにて記者会見が行われ、4月10日(日)東京・後楽園ホール「Krush.65」の[初代-53kg王座決定トーナメント準決勝]で勝利した上羽優希と武居由樹が決勝への意気込みを語った。
 昨日の大会から開幕した初代-53kg王座決定トーナメント。当初は準決勝として隆聖×武居由樹と上羽優希×亀本勇翔の2試合が行われる予定だったが、亀本が前日計量をクリアすることが出来ず失格に。不戦勝という形で決勝進出した上羽が見守る中、隆聖と対戦した武居は右アッパーで隆聖をKOし、決勝に駒を進めた。

 武居のKO勝利をリングサイドで観戦していた上羽は「武居選手は普段はかわいい感じなんですけど、ヒザ蹴りの角度がエグイし、距離がすごく上手いと思いました。絶対に自分の距離でしか戦わないし、パンチも蹴りも出せてすごくいい選手だなと思いました。距離が上手い選手なので、その距離をどうするかが勝機につながるかなと思いました」と分析。

 武居と亀本はどちらもサウスポーで「亀本戦に向けてやってきたサウスポー対策を継続して練習することが出来る。まだそこが100%じゃないんで100%に持って行って必ず勝ちます」と続けた。

 また「昨日のリング上の挨拶で武居選手に『6月も倒して勝つ』と言われて気合いが入りました」という上羽は「僕は判定で終わると思っていないんで、僕もKOで倒します」とKO決着を予告。
 
 Krush参戦以降、進退をかけてベルトを獲りに行くと話している上羽は、改めて「ここで負けたら先はないと思うんで負けたらきっぱり辞めます。でも僕はキックボクシングが好きなんで全力で戦って勝ちます」と決勝戦=王座決定戦への覚悟を語り「この2カ月間、死ぬ気で練習して、全盛期を超える練習をして最高の状態でリングに上がって最高の試合をします。武居選手を倒して自分が初代王者になろうと思います」と熱く語った。

 対する武居は鮮やかな一撃だった試合を振り返り「右アッパーは狙っていたわけじゃなくて、本当はハイキックを狙っていました(笑)」と意外な告白。

「昨日はしっかり倒すと言ったのですが、正直怖いところもあるので、これからもっと練習します。僕は練習量は誰にも負けないと思っているんで、もっともっと練習して最高の状態で決勝戦に臨みたいです」と勝って兜の緒を締め「チャンピオンになるなら2代目、3代目より、初代がいい。上羽選手は負けたら引退と言っていますが、そこは譲ってもらえたらなと思います」と控え目ながらも初代王者としてKrushの歴史に名を刻みたいと語っている。
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