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[ニュース]2020.8.26
「Krush.118」10.17(土)後楽園 元Krush王者vsKrush無敗の注目カードが実現!鈴木勇人「最低でもKO勝利。派手に倒したい」vs松本篤人「今まで鈴木選手が戦ってきた選手にはないものを出して勝つ」
    
 8月26日(水)都内にて、10月17日(土)に開催される「Krush.118」後楽園ホール大会の第1弾カードの発表記者会見が行なわれた。
 真逆とも言える人生をたどってきたファイター2人が激突する注目のKrushスーパー・ライト級のスーパーファイトが組まれた。元暴走族という経歴を持つ前Krushスーパー・ライト級王者の鈴木勇人と、国家公務員として勤務しながらプロ活動を続けKrush無敗を誇る松本篤人の対戦だ。

 鈴木は今年2月に佐々木大蔵に敗れて、Krushスーパー・ライト級王座から陥落。しかし、7.11「Krush.114」ではFUMIYAをKOで下して再起戦を飾り、再びトップ戦線への返り咲きを目指しているところだ。今回の対戦相手である松本に関して、YouTubeで調べたという鈴木は、「正直見た印象では問題ないかな」と断言。

 だが、K-1 JAPAN GROUPのリングでは無敗という松本の戦績も確認し「強い選手にもしっかりと勝っているんで、向き合ってみないと分からない。そういうやりにくさとか強さとかがあると思っています」と、油断はない。次につなげるためにも、自身に課したテーマは「勝ち方」。「最低でもKO勝利。派手に倒したいなと思っていますね」と、KOによる勝利でトップ戦線への道筋を作るつもりだ。

 一方、その仕事柄、なかなか試合ができないという松本は今回が昨年の9.16「Krush.105」以来、約1年ぶりの試合となる。会見の冒頭で「職場から会見という形でクールビズでネクタイなしで恐縮ですが、よろしくお願いします」と丁寧な挨拶をした松本は、前王者・鈴木との戦いに「ありがたいというか、それに尽きる感じです」とコメント。実績では差がありつつも、それに臆している様子もなく、KO勝利を宣言する鈴木に対して、「戦績は地味な感じで、KO勝ちは一回もないですが、倒されたこともない」とキッパリ。「相手の攻撃を凌ぎつつ、自分の持ち味を見せられたら」と、自分の型にハメる戦い方で鈴木攻略を誓った。「周りから『無謀じゃないか?』とか『なんで松本なんだ?』という意見が出るかもしれないですけど、今まで鈴木選手が戦ってきたいろんな選手にはないものを自分は出せればなと思っています」と、番狂わせの勝利を誓った。

松本篤人
「バンゲリングベイの松本です。よろしくお願いします。去年の同じぐらいの時期に会見させていただきましたけど、職場から会見という形でクールビズでネクタイなしで恐縮ですが、よろしくお願いします。だいたい1年ぐらいぶりの試合になりまして、今こういう感染症の状況で格闘技を含めていろんなイベントが難しい中で、自分も試合やりたいなと思っていて、試合を組んでいただいてうれしく思います。しかも、対戦相手が前チャンピオンのもの凄く強い鈴木選手で、ありがたいなというか、それに尽きる感じです。あとは自分は色々と仕事で制限されている部分はありますけど、自分ののやるべきことはやって、精一杯ぶつかっていきたいと思います。

(対戦相手の印象は?)鈴木選手は実力は当然なんですけど、強い基盤というか、固まった定着したスタイルがあって、どんな相手でもそこに当てはめてキッチリ勝つ印象を持っています。そこに向けて、自分がどれだけ(鈴木の)スタイルを崩せるかが、これからの練習の大事なポイントかなと思っています。(戦績を見るとKOがないが、鈴木選手が派手に倒すと言っている中でどうしたい?)自他共に認めるじゃないですけど、戦績は地味な感じになっております(苦笑)。KOは一回もない。ただ、倒されたこともないです。鈴木選手もガンガンこられると思うんですけど、そこを凌ぎつつ、自分のペースに持ってこられたらなと。あと、自分もそれだけだと先はないと思っているので、新しいものを身につけながら、試合でぶつけられたらなと思っています。

(それぞれがたどってきた道筋が正反対だが、お互いどう見ているのか?)自分はよく仕事のことを言われて、『なんで格闘技をやっているの?』と言われるんですが、本当に格闘技が、キックボクシングが好きで、それに尽きる感じですね。で、格闘技を好きな理由の一つがいろんな人と会えるっていうことなのかなと思っています。鈴木選手のキャリアも少しは知っていますけれども、リングの中では対等に(人と)会えるというのは他の競技だとなかなかないんじゃないかなと思っていますし、それこそ自分が好きな格闘技の醍醐味なのかなと思っています。その面でこの試合ができることは非常にうれしく思っています。

(ファンの皆さんへのメッセージは?)このカードを見た方にしたら、無謀じゃないかとか、なんで松本なんだという意見が出るかもしれないですけど、今まで鈴木選手が戦ってきたいろんな選手にはないものを自分は出せればなと思っています。その中でどういった準備をして、そこに持っていけるかだと思っていますので、そこは一生懸命がんばりたいなと思っていますので、応援よろしくお願いします」

鈴木勇人
「チームキングスの鈴木勇人です。まず、こういうコロナとかいろいろ大変な時期に試合ができることをうれしく思っています。この試合に関しては、自分の勝ち方が問われる試合だと思っているし、次の試合につなげるためにも大事な一戦だと思っています。しっかりと言い勝ち方をしたいと思っています。(対戦相手の印象は?)今回、対戦相手の名前を聞いた時にパッと出てこなくて、すぐYouTubeとか検索してめっちゃ試合を見させてもらいました。正直試合を見た印象では問題はないかなと思うんですけど、レコードとか過去の戦っている選手を見て、強い選手にもしっかりと勝っているんで、向き合ってみなくちゃ分からないと思います。そういうやりにくさとか強さとか、そういうものがあるんじゃないかなと思っています。

(前回の試合の中で自分の成長が出せたと思うという発言があったが、まだ見せてない部分はある?)見せてない部分というか、言っちゃえば自分はそこまでキャリアも長くないし、まだ短いと思うんで、完成度と言ったら50%も完成されてないと思います。自分の武器だけでここまでこれたと思っているんで、まだ出せてないというか、身についてない部分が大きいと思うんで、それをこれから……一つの武器だけだと勝つことは不可能だと思っているんで、これからそういうのもいろいろ吸収していきたいなと思っていますね。前回の試合に関しては早く終わっちゃったんで。バタバタ終わったみたいな感じだったんで、経験でプラスになったとか、そういうのはあまり感じてなくて、この試合はしっかりとまたいい勝ち方したいですね。

(勝ち方が問われると言っていたが、どういう勝ち方が次につながると思う?)最低でもKO勝利かなと思っています。勝ちにこだわったら、正直だいたいは勝つことはできると思っているんです。でも、それだと自己満で終わっちゃうんで、見ている人がおもしろいと思うような試合をしなくちゃいけないと思うので、そういう意味では派手に倒せればいいなとは思っています。それが蹴りなのかパンチなのかわからないですけど、どちらにしろ派手には倒したいなと思っていますね。

(それぞれがたどってきた道筋が正反対だが、お互いどう見ているのか?)自分も(松本と)同じような考えですね。本当に今まで生き方は真逆だったかもしれないですけど、リングに上がったらそういうのは一切関係ないじゃないですか? 背負っているものとかなしで、フラットで戦えて、純粋に強さだけを決められるのがリングだと思っているんで、自分は本当に先程言われたようにいいことだなと思っています。自分も楽しみですね。(ファンの皆さんへのメッセージは?)初めに言ったこととかぶっちゃうゃうかもしれないですけど、この試合は勝ち方が大事だなと思っていて、次の自分の挑戦という意味でも、次のビッグマッチが組まれるためにも、大事な試合だと思っているんで、しっかりいい勝ち方をしたいと思っています」
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