[ニュース]2021.3.10
「Krush.125」5.30(日)後楽園 スーパー・ライト級王者 佐々木大蔵が2度目の防衛戦で挑戦者・平山迅と対戦!「自分の安定感を打破するような試合を見せたい」(佐々木)vs「自分にとっての集大成。全力で仕上げる」(平山)
「Krush.125」5.30(日)後楽園 スーパー・ライト級王者 佐々木大蔵が2度目の防衛戦で挑戦者・平山迅と対戦!「自分の安定感を打破するような試合を見せたい」(佐々木)vs「自分にとっての集大成。全力で仕上げる」(平山)
3月10日(水)都内にて記者会見が行われ、5月30日(日)後楽園ホールで開催される「Krush.125」の対戦カードが発表された。
王者・佐々木大蔵と挑戦者・平山迅によるKrushスーパー・ライト級タイトルマッチが決定した。佐々木は昨年2月に鈴木隼人を下して同級王座を奪取し、Krushライト級に続いて2階級制覇を達成。同年7月には近藤拳成を下して初防衛に成功しており、これが2度目の防衛戦となる。
一方の平山は当初ウェルター級で活躍し、同級の歴代王者と対戦を重ねた。一昨年4月よりスーパー・ライト級に転向、同時に上京しK-1ジム三軒茶屋シルバーウルフに移籍した。昨年9月のK-1大阪大会では不可思に判定勝ちし、今回がK-1 JAPAN GROUPでは初のタイトル挑戦となった。
中村拓己プロデューサーはまず、この試合が決定した経緯を説明した。それによると、昨年9月のK-1大阪大会で平山が不可思に勝利したことで、佐々木の王座への次期挑戦者として内定。王者の佐々木は12月にK-1両国大会で大和哲也に勝利し、2021年の早い段階でタイトルマッチを組みたいとオファーしたが、ケガなどもあって体調を整えるのに時間がかかり、5月大会で実現の運びとなった。
中村プロデューサーはこの試合の見どころをこう語る。
「平山選手は当初ウェルター級で参戦し、倒すか倒されるかの熱い試合をやってきました。その後スーパー・ライト級に階級を落とし、シルバーウルフに移籍してやってきました。ずっとKrushのタイトルを狙ってきたと思います。ようやくタイトル挑戦のチャンスが巡ってきました。
一方、王者の佐々木選手はキャリアを重ねるごとに安定感を増した試合ぶりを見せています。佐々木選手が47戦目、平山選手が37戦目と、お互いに非常に豊富なキャリアを積んできました。若い選手、若いチャンピオンも多いKrushの中で、この2人が味のあるタイトルマッチを見せてくれることを期待します」
そしてこの試合のポスタービジュアルが公開された。メインキャッチは「反逆か芸術か」。佐々木が常々口にしている「アート」という言葉、そして平山の「反逆のハードヒッター」というキャッチフレーズからこのコピーになったことが説明された。
平山は「自分は2019年3月からシルバーウルフに移籍して、ベルトを獲るために、そして現役生活を全うするために東京に来ました。そして2019年8月31日の試合を見て、ベルトを必ず獲ると改めて思ったので、ここまで来れたのはホンマに自分にとっても集大成かなと思います。やります」とコメント。2019年8月の試合とは、平山のトレーナーを務める左右田泰臣が現役最後のリングに立った鈴木勇人戦。この試合が平山の心に大きく影響したようだ。
続いて佐々木は「まず始めに、前回の試合が終わった後にオファーをいただいたんですけど、自分のケガの具合で平山選手をお待たせすることになってしまって申し訳ないなという気持ちと、もう一つはようやく、平山選手とリングで向き合えるということで、自分でも楽しみです。平山選手のことはずっと見ていましたし、僕もずっとどこかでやりたいなと思っていた選手なので、その日が来るのを楽しみに残り2ヵ月過ごしていきたいと思います」と意気込みを語った。
満を持してのタイトル挑戦を引き寄せた平山が破壊力抜群の拳でタイトルを強奪するか、「安定感をぶち壊したい」という佐々木が新たな姿を見せて防衛を果たすのか。スタイルの違う2人の化学反応はどういう結果となるのか?
佐々木大蔵
「(相手の印象は?)本当に気持ちが強いというか、無骨な精神というか。牧平圭太選手との試合(2017年12月)がすごく印象に残っていて、あの試合を見て平山選手のすごさを感じました。その時は階級も違っていたので、当時はやることはなかったですけど、スーパー・ライト級に下げられて、どこかでやりたいなという思いもありました。あと先輩の山崎秀晃選手が平山選手と戦った時(2019年8月)に僕はセコンドについてたので、その時にもすごさを感じていました。
(今回はどんな『アート』を?)ずっとその言葉を使わせていただいてるんですけど、この期間にいろいろ考えて、そもそもアートとは自分で発するもんじゃないなという風に考えるようになりました。今回はお客さんが(この試合を)どのように言っていただけるか。僕自身は今までと変わらないので。何か伝わるもの、最近は『安定感がある』と言われていますが、その安定感を打破するようなものを見せたいと思っています。
(平山vs不可思戦の感想は?)不可思選手とやった時にガラッと変わったという印象じゃなくて、コツコツ積み上げてきている、一段一段階段を上ってきている選手だから強いんだと思います。平山迅という一人の価値ある人間とできることが楽しみですね。(その試合の時に対戦の可能性を感じた?)僕の中ではどこかでやるつもりでずっといたので、どの段階でも『時が来たな』という感じですね。
(ファンにメッセージを)お互いに全力で毎日生きて、5月30日は爆発するような、一人でも多くの人に届けられるような、そんな試合をリング上で表現したいと思っていますので、残り2ヵ月、ぜひ楽しみに注目よろしくお願いします」
平山迅
「(相手の印象は?)リスペクトしてる、その言葉だけですね。(リスペクトとは?)シンプルに王者ですからね。王者であること自体がリスペクトです。王者になるためにどれだけ努力して、どんなプレッシャーと戦って勝ち進んでベルトを守ってるかということをシンプルに考えたら、リスペクトしかないですよね。そのリスペクトを持ってベルトを奪いにいくことしか考えてないです。
(試合まで時間が空いたことについて)何も変わりないですね。自分はタイトルマッチまでの日にちが長くなろうが、やることは変わらないので、よりいい準備ができるのと、しっかりコンディションを整えて挑めます。しっかり防衛してるチャンピオンだから価値があると思ってるんで。
(「集大成」について)よく自分を見てもらってるファンの皆さんとかは分かってると思うんですけど、けっこう減量がキツいんですよ。自分は試合が決まってなくても、常に体を仕上げた状態でトレーニングするのが当たり前だと思ってるんですけど、その中で65kgという階級がちょっと厳しくなってきてるのも事実で。その中で65kgとしての集大成という気持ちでやらなければ獲れないベルトという強い思いということですね。まぁ、そうは言ってますけど、このベルトを獲って佐々木選手の兄貴分である山崎選手の(K-1の)ベルトも獲ったろうかなというぐらい、ホントに強い思いを持って挑みます。
(ファンにメッセージを)チャンピオンも自分もやることはやると思うし、全力で仕上げてくると思います。その中で、後はどれだけ運を引き寄せられるか、どれだけ自分のものにできるか、そこにかかってくると思うんで、準備段階も含めて毎日、全力で仕上げて挑もうと思います」
一方の平山は当初ウェルター級で活躍し、同級の歴代王者と対戦を重ねた。一昨年4月よりスーパー・ライト級に転向、同時に上京しK-1ジム三軒茶屋シルバーウルフに移籍した。昨年9月のK-1大阪大会では不可思に判定勝ちし、今回がK-1 JAPAN GROUPでは初のタイトル挑戦となった。
中村拓己プロデューサーはまず、この試合が決定した経緯を説明した。それによると、昨年9月のK-1大阪大会で平山が不可思に勝利したことで、佐々木の王座への次期挑戦者として内定。王者の佐々木は12月にK-1両国大会で大和哲也に勝利し、2021年の早い段階でタイトルマッチを組みたいとオファーしたが、ケガなどもあって体調を整えるのに時間がかかり、5月大会で実現の運びとなった。
中村プロデューサーはこの試合の見どころをこう語る。
「平山選手は当初ウェルター級で参戦し、倒すか倒されるかの熱い試合をやってきました。その後スーパー・ライト級に階級を落とし、シルバーウルフに移籍してやってきました。ずっとKrushのタイトルを狙ってきたと思います。ようやくタイトル挑戦のチャンスが巡ってきました。
一方、王者の佐々木選手はキャリアを重ねるごとに安定感を増した試合ぶりを見せています。佐々木選手が47戦目、平山選手が37戦目と、お互いに非常に豊富なキャリアを積んできました。若い選手、若いチャンピオンも多いKrushの中で、この2人が味のあるタイトルマッチを見せてくれることを期待します」
そしてこの試合のポスタービジュアルが公開された。メインキャッチは「反逆か芸術か」。佐々木が常々口にしている「アート」という言葉、そして平山の「反逆のハードヒッター」というキャッチフレーズからこのコピーになったことが説明された。
平山は「自分は2019年3月からシルバーウルフに移籍して、ベルトを獲るために、そして現役生活を全うするために東京に来ました。そして2019年8月31日の試合を見て、ベルトを必ず獲ると改めて思ったので、ここまで来れたのはホンマに自分にとっても集大成かなと思います。やります」とコメント。2019年8月の試合とは、平山のトレーナーを務める左右田泰臣が現役最後のリングに立った鈴木勇人戦。この試合が平山の心に大きく影響したようだ。
続いて佐々木は「まず始めに、前回の試合が終わった後にオファーをいただいたんですけど、自分のケガの具合で平山選手をお待たせすることになってしまって申し訳ないなという気持ちと、もう一つはようやく、平山選手とリングで向き合えるということで、自分でも楽しみです。平山選手のことはずっと見ていましたし、僕もずっとどこかでやりたいなと思っていた選手なので、その日が来るのを楽しみに残り2ヵ月過ごしていきたいと思います」と意気込みを語った。
満を持してのタイトル挑戦を引き寄せた平山が破壊力抜群の拳でタイトルを強奪するか、「安定感をぶち壊したい」という佐々木が新たな姿を見せて防衛を果たすのか。スタイルの違う2人の化学反応はどういう結果となるのか?
佐々木大蔵
「(相手の印象は?)本当に気持ちが強いというか、無骨な精神というか。牧平圭太選手との試合(2017年12月)がすごく印象に残っていて、あの試合を見て平山選手のすごさを感じました。その時は階級も違っていたので、当時はやることはなかったですけど、スーパー・ライト級に下げられて、どこかでやりたいなという思いもありました。あと先輩の山崎秀晃選手が平山選手と戦った時(2019年8月)に僕はセコンドについてたので、その時にもすごさを感じていました。
(今回はどんな『アート』を?)ずっとその言葉を使わせていただいてるんですけど、この期間にいろいろ考えて、そもそもアートとは自分で発するもんじゃないなという風に考えるようになりました。今回はお客さんが(この試合を)どのように言っていただけるか。僕自身は今までと変わらないので。何か伝わるもの、最近は『安定感がある』と言われていますが、その安定感を打破するようなものを見せたいと思っています。
(平山vs不可思戦の感想は?)不可思選手とやった時にガラッと変わったという印象じゃなくて、コツコツ積み上げてきている、一段一段階段を上ってきている選手だから強いんだと思います。平山迅という一人の価値ある人間とできることが楽しみですね。(その試合の時に対戦の可能性を感じた?)僕の中ではどこかでやるつもりでずっといたので、どの段階でも『時が来たな』という感じですね。
(ファンにメッセージを)お互いに全力で毎日生きて、5月30日は爆発するような、一人でも多くの人に届けられるような、そんな試合をリング上で表現したいと思っていますので、残り2ヵ月、ぜひ楽しみに注目よろしくお願いします」
平山迅
「(相手の印象は?)リスペクトしてる、その言葉だけですね。(リスペクトとは?)シンプルに王者ですからね。王者であること自体がリスペクトです。王者になるためにどれだけ努力して、どんなプレッシャーと戦って勝ち進んでベルトを守ってるかということをシンプルに考えたら、リスペクトしかないですよね。そのリスペクトを持ってベルトを奪いにいくことしか考えてないです。
(試合まで時間が空いたことについて)何も変わりないですね。自分はタイトルマッチまでの日にちが長くなろうが、やることは変わらないので、よりいい準備ができるのと、しっかりコンディションを整えて挑めます。しっかり防衛してるチャンピオンだから価値があると思ってるんで。
(「集大成」について)よく自分を見てもらってるファンの皆さんとかは分かってると思うんですけど、けっこう減量がキツいんですよ。自分は試合が決まってなくても、常に体を仕上げた状態でトレーニングするのが当たり前だと思ってるんですけど、その中で65kgという階級がちょっと厳しくなってきてるのも事実で。その中で65kgとしての集大成という気持ちでやらなければ獲れないベルトという強い思いということですね。まぁ、そうは言ってますけど、このベルトを獲って佐々木選手の兄貴分である山崎選手の(K-1の)ベルトも獲ったろうかなというぐらい、ホントに強い思いを持って挑みます。
(ファンにメッセージを)チャンピオンも自分もやることはやると思うし、全力で仕上げてくると思います。その中で、後はどれだけ運を引き寄せられるか、どれだけ自分のものにできるか、そこにかかってくると思うんで、準備段階も含めて毎日、全力で仕上げて挑もうと思います」