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[ニュース]2021.4.7
「Krush.124」4.23(金)後楽園 真優、悲願のベルト獲得まであと一つ!「やっと自分でつかんだチャンス。モノにしないと意味がない」
    
 大阪・月心会にて、4月23日(金)東京・後楽園ホール「Krush.124」の[第5代Krush女子フライ級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R]で壽美と対戦する真優が公開練習を行った。
「Krush.121」1.23後楽園大会で行われたトーナメント準決勝でNA☆NAと対戦した真優。1Rこそ動きが硬かったものの、試合が進むに連れて得意の蹴り技が冴え、2Rに鮮やかな顔面前蹴りでNA☆NAからKO勝利を収めた。インタビューでは「1Rは自分の動きができなかった」「まだまだ自分の動きになっていない」と反省点をあげつつ「得意の蹴りで倒して勝てたことは自信につながった」と振り返る。

 決勝に向けては「リング上で師範から『このままじゃベルトは獲られへんぞ』と言われたので、その言葉をしっかり意識して毎日練習しています」。これまで対戦相手の対策よりも自分の動きの精度をあげることに重点を置いて練習してきたが「今回はベルトも欲しいし、絶対にチャンピオンになりたいので、対戦相手の壽美選手のことだけを考えている」と壽美対策にも余念がない。

 真優と壽美は2019年12月のK-1名古屋大会で対戦して、真優が判定で敗れている。その後、壽美は昨年11月のK-1福岡大会で現K-1女子フライ級王者のKANAをスーパーファイトで撃破し、1月のトーナメント準決勝では芳美を終始圧倒したうえでの判定勝利も収めている。

 真優自身「気持ちも強くて前に出てくる選手。KANA選手に勝った試合も生で見ていて、壽美選手が対策を練っていい勝ち方をしてすごいと思った」と壽美のファイトスタイルを評し、「前に出てくる選手に対して、自分がどういう戦いをするのか。そこを考えて練習している」と壽美攻略のビジョンは見えている。また「前回壽美選手と対戦したときと比べて、一番変わったところは気持ち。格闘技や試合に対する気持ちの面を見てほしいです。2年前の名古屋大会の時の自分はもういてないんで」と自身の成長にも手応えを感じている。

 真優にとって今回が格闘技人生初のタイトルマッチで「今年4月でデビューして5年目。今までなかなかベルトに絡むチャンスがなくて、やっと目指しとったタイトルマッチが実現して、ベルトにかける気持ちは自分の方が強いと思います」と気持ちも燃えている。

 また「自分にとって本当にいいお兄ちゃん」という同門の椿原龍矢がK-1フェザー級王座になったことも大きな刺激になった。「試合後に龍矢に『おめでとう!』と伝えたら『次は真優の番やぞ』と言われて、その言葉もしっかり自分の胸の中にあるし、自分も周りの人たちをを笑顔にしたいし、うれし涙を流してほしい」

 理想のチャンピオン像は「華があって強さもあって輝けるチャンピオン」という真優。「やっと自分でつかんだチャンスなんで、モノにしないと意味がないと思っています。最後まで集中して勝って、ベルトを巻く姿を楽しみに待ってもらえたらと思います」と王座獲得を誓った。
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