セミファイナル[【株式会社 東亜工業所 Presents】Krushライト級/3分3R・延長1R]では瓦田脩二と昇也が2021年7月以来のリマッチ。前回は第6代Krushライト級王座決定トーナメントの1回戦での対戦となったが、昇也が公式計量を1.5kgオーバーして減点2から試合開始。精彩を欠く昇也を瓦田が判定で下した。今回は両者とも規定体重で計量をクリアした状態での対戦が実現する。

　4月に大沢文也に敗れてKrush王座を失った瓦田だが、王座陥落を機に練習への取り組み方が変化。「ただただ追い込むのではなく、モチベーションが高い状態で追い込めるように工夫しました。また相手の動画を見て研究するよりも自分の良さを伸ばすスタイルにシフトチェンジしています」と、自分らしさを伸ばす練習スタイルに取り組んできたという。前回の対戦から1年を経て、ようやく訪れた完全決着の時。「お互いベストな状態でできるので楽しみ。パワーも自信もついていると思いますが、それを粉砕してやろうと思います」と落ち着いた表情の中に自信を覗かせた。

　初回計量時には50gのオーバーとなり、ひやりとさせた昇也だが、下着を脱いだ直後に計量クリア。前回は失態を見せる結果となったが「全て成長しています」と、この1年間におけるレベルアップに自信を見せる。決着の形は「1RKO決着ですね」と予想。「素晴らしい試合になると思うので、見ていてください」とリベンジ達成に向け静かに闘志を燃やした。

瓦田脩二
「明日は自分らしく1Rから相手の勢いに飲まれないように、淡々と戦って最後は仕留めたいと思います。応援よろしくお願いします。（計量で見た相手の印象は？）前回のことは特に気にしてはいないんですけど、今回計量をクリアしてもらって、お互いベストな状態でできるかなと思うので、楽しみにしています。

（王座陥落からの期間で自分が変化したポイントはある？）いつも通り練習はしていたんですけど、調整方法をただただ追い込むだけではなく、モチベーション高い状態で追い込み練習ができるように工夫しながらやってきました。あと今までは相手の動画をかなり研究していたんですけど、今回はとにかく自分の良さを出せれば勝てるかなという方向にシフトチェンジしていったので、相手の動画を見て研究するよりも自分の良さを伸ばすスタイルで練習してきました。

（完全決着となる一戦。どんな形で締めくくりたい？）向こうは勢いでガンガン前に攻めてくると思うので、自分はそこを上手くくぐって最終的には自分の展開に持ち込めたらと思います。昇也選手も前に比べたらかなりパワーも付いて自信も付いていると思うので、それを粉砕してやろうと思います。

（自分らしく淡々とというコメントがあったが？）1Rから前に出るのが自分のスタイルではないというわけではなく、『いかないといけない』と思って前に出るのと『今はいける』と思って前に出るのでは全然違う。前回まではいかないといけないと自分を奮い立たせて前に出ていたんですけれども、今は冷静に戦いながらここでいけるというところでいくという、そういう戦い方ができればなというのがある。そういう面では、いくのはいくんですけど、自分のペースの中でしっかり戦っていいと思います。（ファンへメッセージ）明日は全力で頑張りますので、応援よろしくお願いします」

昇也
「意気込みは……勝つだけですね。（前日に見た相手の印象）（前回の会見と）一緒です。（前回は1RKO勝利。成長の実感や手応えはある？）全て成長しています。（完全決着となる一戦。どんな形で締めくくりたい？）1RKO決着ですかね。（だいぶ疲れている様子だが）相手の話を聞いていました。（ファンへメッセージ）9試合目、素晴らしい試合になると思うので見ていてください」