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[ニュース]2016.6.30
8・20「Krush.68〜in NAGOYA〜」-58kg王者・小澤海斗「武尊ともう一回やるまでは絶対負けない」挑戦者・大岩龍矢「小澤はチャンピオンに相応しくない」
    
 6月30日(木)東京・大久保にあるGSPメディアセンターにて、8月20日(土)愛知・名古屋国際会議場イベントホールで開催される「Krush.68 〜in NAGOYA〜」の記者会見が行われた。
 今大会で初防衛戦を行うことが発表されていた-58kg王者・小澤海斗の対戦相手がチームドラゴンの大岩龍矢に決まった。6・24K-1代々木大会で武尊との遺恨マッチに敗れた小澤が、武尊と同門の大岩を初防衛戦で迎え撃つという図式の一戦となった。

 会見には宮田充Krushプロデューサーと佐藤嘉洋・大会実行委員長が出席し、小澤と大岩が揃って登場。会見ではまず佐藤実行委員長がこのタイトルマッチについてコメントした。

「今回メインイベントで小澤海斗VS大岩のタイトルマッチが決まりました。地方大会だから手抜きになると思われるかもしれませんが、そういうことは一切なしで通常の後楽園大会と遜色ないカードを組むことが出来たと思います。

 小澤選手は先日のK-1で武尊選手と壮絶な打ち合いをして、本当に素晴らしいファイトをしました。試合前に強気な発言をするとリングで弱気になる選手が多い中、最後まで決して闘志が衰えることなく戦い抜き、さすがKrushのチャンピオンだと感心しました。

 対する大岩選手とは中国遠征で一緒になったことがあります。その時、大岩選手はセコンドで来ていたのですが、試合前の夜中に急遽腕相撲大会が始まって、大岩選手はコヒさん(小比類巻貴之)にも勝って、その剛腕ぶりを見せつけました。しかも腕相撲で使っていたテーブルをへし折ってしまい、現地の人にものすごく怒られたエピソードがあります。そのくらいの剛腕を持っている選手です。

(大岩を挑戦者に選んだ理由は?)大岩選手は武尊選手の盟友です。ストーリーとして、小澤選手と大岩選手どちらが勝ってもいい感じで盛り上がっていくんじゃないかなと思います。また大岩選手は腕力はあるけれど、もっと試合でそれを活かすことが出来ると思っています。今回のようなビッグチャンスを与えることで、今まで以上に身体を使えるようになれば、もっとKOが量産できるようになると思って組みました」

 地元・名古屋で王座挑戦のチャンスが巡ってきた大岩は「前回のK-1を見て、ものすごく盛り上がる試合をした小澤選手と戦えることを光栄に思います。そしてこのビッグチャンスを下さった関係者に感謝しています。このチャンスを逃したら、ベルトはかなり遠くなると思うので、人生をかけて練習して必ず獲ります」と挨拶。

「小澤選手は気持ちも根性もあって、試合も面白い選手」と評価した上で「みんな打ち合いを期待しているだろうし、僕も打ち合いは大好き。僕のパワーは-58kgでもトップだと思うので、小澤選手と打ち合えることを楽しみにしています。武尊がKOできなかった分、僕がKO勝ちします」とKO勝利を予告した。

 一方、挑戦者・大岩の地元に乗り込む形での防衛戦となった小澤は「俺は武尊ともう一回やるまで負けられないし、このベルトは俺のもの。だから誰にも渡す気はない」とキッパリ。大岩の印象を「パワーだけ」を一刀両断し「(武尊戦を終えて変わったことは?)何もない。悔しい。それだけ。挑戦を受ける立場? そこらへんも別になんも思ってないんで。とにかく俺はこのベルトを誰にも渡す気はない」と大岩は眼中にないと言わんばかりに続けた。

 すると大岩が「ちょっといいですか?」とマイクを握り「正直思っていることをはっきり言いますけど、-58kgのベルトは小澤選手には相応しくないと思っています。試合前の発言とか行動とか、言い方は悪いけどヤンキーなのかなって。そんな選手はチャンピオンに相応しくない。だから僕がベルトをドラゴンに持って帰ります」と小澤にチャンピオン失格の烙印を押す。

 これに小澤が「ベルト渡す気ねえって言ってんだろ」と不快感を露わにすると、大岩は「最後に立っているのは僕なんで見ていてください」と不敵に言い放ち、会見場には緊張が走った。

 早くも舌戦を繰り広げている小澤と大岩。会見の最後、小澤が改めて「武尊とやるまで絶対負けないんで」と武尊との再戦をアピールすれば、大岩も「自分が生まれ育った名古屋でタイトルマッチができるというのは、僕がチャンピオンベルトを巻く興行だと思っています」と地元での王座奪取に闘志を燃やす。

 Krush-58kgのベルト、そして武尊を中心に巻き起こった因縁のタイトルマッチ。最後にベルトを巻いているのは小澤か?それとも大岩か?
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