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[ニュース]2015.12.21
1・17「Krush.62」挑戦者・渡部太基、王者・牧平に真っ向勝負をアピール!「点取りゲームをするのか、男の勝負をするのか? それは王者次第」
    
 12月21日(月)東京・三ノ輪の「Golden Globe」にて、1月17日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.62」の[Krush -67kgタイトルマッチ]で王者・牧平圭太に挑戦する渡部太基が公開練習を行った。
 渡部は3・14「Krush.52」で牧平に挑戦するも、延長判定の引き分けにより、タイトル奪取に失敗。しかし、11・14「Krush.60」での塚越仁志との挑戦者決定戦を3-0の判定で制し、再び牧平への挑戦権を勝ち取った。渡部はこのときの塚越戦について、「内容はよくはなかったですが、蹴れるという部分を見せたかったので、ハイでダウンを取れたのはよかった」と振り返り、「みんな、自分をパンチの選手だと思ってますが、蹴りのほうが得意だということを見せたい」と、自信をのぞかせた。
 また、前回の牧平戦でのドロー裁定を「あの悔しさを忘れてない」と振り返り、「今回、ベルトが獲れなければ、自分は王者にふさわしくないということ。必ず獲りにいきます」と、不退転の決意を見せた渡部。さらに理想の勝利としてKOを目標に掲げるも、「そこは王者次第。試合で点取りゲームをするか、男の勝負をするのか。白黒つけると言うのなら、そういう勝負をしてほしい」と、牧平に対して半ば挑発交じりに真っ向勝負を訴えた。

 渡辺はこの日の公開練習では、サンドバックとミット打ちを1Rずつ披露。「試合まで1カ月を切ったので練習も強化している。昼夜の二部練でいい感じに仕上がっています」という言葉どおり、スピーディーな動きからはコンディションのよさが感じられた。
 現在、Golden Globeのほかにチーム黒船の練習にも参加しているという渡部は、「黒船では身体作りやスタミナ強化、技術練など総合的にやっています。もし、自分が自分と闘うときはどうするのか、それを考えながら動いています」と、質の高い練習をこなしていることをアピール。

 その発言の節々から自信がうかがえる渡部。「前回の牧平戦よりもパンチは重くなったし、攻撃力が確実に上がった。でも、何より強くなったのは気持ち」と、精神面での成長も強調した。

 今回の王座戦に向けて、年末年始も休みは返上。渡部は「まあ、クリスマスに息抜きでケーキを食べるくらい(笑)」と笑みを見せると、新年一発目のKrushでメインを飾ることについて「一番、会場を盛り上げてベルトを獲る。ド派手に決めて、俺の大会にしたい」と、メインイベンターとしての矜持を示し、さらに「ベルトの先に関しても、考えてることがある。それは王者になってから言います」と、今後のビジョンに含みを持たせた。

 3月の悔しさを胸に、悲願の王座奪取を誓う渡部。-67kgの行く末を占う大一番まで、もはや待ったなしだ。
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