[ニュース]2016.8.18
K-1カレッジ2016 -55kg決勝戦 野村優インタビュー「僕にしかできない“医者兼K-1ファイター”という新しいジャンルを確立したい」
K-1カレッジ2016 -55kg決勝戦 野村優インタビュー「僕にしかできない“医者兼K-1ファイター”という新しいジャンルを確立したい」
9月19日(月・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館で行われる「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-60kg世界最強決定トーナメント〜」。今年初開催となる大学生日本一を決める「K-1カレッジ2016」の決勝進出者インタビューを公開。第4弾は-55kgの野村優(弘前大学/4年)だ。
――準決勝までの試合を振り返っていただけますか?
「トーナメントだったので1回戦からなるべく早く試合を終わらせようと思って戦いました。それで先に自分から手を出していったら、そのままKOできたという感じですね。準決勝はノーダメージで勝ち上がることが出来て、たまたまパンチでダウンを取って。試合の残り時間を見たら45秒くらいだったので、そこはもうなりふり構わず逃げ切りました。ちょっとK-1らしくはなかったと思うんですけど(苦笑)」
――先手必勝は最初から考えていたのですか?
「作戦というほどではないのですが、2分1Rという短い試合時間なのでガンガンいくことは意識していました」
――K-1カレッジは今年初開催の大会ですが、すぐに出場を決めたのですか?
「決勝まで勝ち上がればプロと同じリングで試合が出来るということだったので、すぐに出場を決めました。小さい頃からK-1に憧れていたので」
――野村選手が格闘技を始めるきっかけは何だったのですか?
「小さい頃は色んなスポーツをやっていたのですが、どれも長続きせず、K-1が好きだったのでずっとキックボクシングをやりたいと思っていたんです。でも両親から顔面を殴る格闘技はやめなさいと言われて、中学2〜3年生の頃に空手を始めました。でも空手を始めたら始めたで、両親は『ちゃんと勉強しなさい』と言ってきて、結局、高校を卒業するまではまともに練習させてもらえなかったです」
――ご両親とも勉強に熱心な方だったんですか?
「そうですね。父親も母親も医者で『お前も医者になりなさい』と言われて勉強させられていた感じです(笑)。それで弘前大学の医学部医学科に進学することになりました」
――学生時代に勉強させられていた反動で大学から格闘技を再開したのですか?
「いえ、そういうわけでもないです(笑)。むしろちょっとふざけたみたいな理由なんですけど……最初、大学に入って自動車学校に通おうと思って、近くの自動車学校に行こうとしたんですね。そしたらものの見事に道に迷ってしまって、今の道場を見つけました(笑)。それで『こんなところに道場があるんだぁ…』と思って、気が付いたら道場に入っていました。だからもし道に迷わずにまっすぐ自動車学校に辿り着いていたら今の自分はないですね。そういう意味では運命かもしれません」
――今、格闘技をやっていることに関してご両親はどんな反応なのですか?
「僕が住んでいる場所が実家から離れていて、抑えが利かないのであきらめているみたいです。あと両親としては怪我さえしなければいいみたいで、プロテインやサプリメントを送ってくれるんですよ。だから逆にどんどん身体が出来あがってきて、強くなってしまいました(笑)」
――それはまた面白いエピソードですね(笑)。
「親も医者なのでどういうサプリメントが効果的かを分かっているので、ものすごく役に立っています(笑)」
――完全にイメージの話ですが…医学部で勉強していると人体の構造に詳しくなったり、相手のことを研究するのが得意だったりするのですか?
「格闘技の動画を見るのは好きですね。動画を見て自分の理想の戦い方をイメージして練習するようにしています。人体の構造については多少他の選手と比べて知識はあると思いますが、試合でそこまで考えている余裕はないので、あまり関係ないかもしれません(笑)」
――格闘家としてどんな目標を持っていますか?
「自分自身、格闘家一本で食っていけるとは思っていません。武尊選手、野杁正明選手、HIROYA選手……ああいうトップ選手になれるとは思ってないです。だから僕にしかできない“医者兼K-1ファイター”という新しいジャンルを確立して結果を出せば、もしかしたらK-1も僕を呼んでくれるんじゃないかな、と。僕はそういう路線でいこうと思います」
――改めてどんな試合をして優勝したいと思いますか?
「僕はパンチのイメージが強いかもしれませんが、あれは1回戦・準決勝が2分1Rだったからパンチで攻めただけで、2分3Rの決勝戦ではもっと色んな技を使って戦おうと思います。この決勝戦はプロの大会と同じリングで行われるということで、自分もプロ意識を持って観客の皆さんが盛り上がる試合をしたいと思います」
「トーナメントだったので1回戦からなるべく早く試合を終わらせようと思って戦いました。それで先に自分から手を出していったら、そのままKOできたという感じですね。準決勝はノーダメージで勝ち上がることが出来て、たまたまパンチでダウンを取って。試合の残り時間を見たら45秒くらいだったので、そこはもうなりふり構わず逃げ切りました。ちょっとK-1らしくはなかったと思うんですけど(苦笑)」
――先手必勝は最初から考えていたのですか?
「作戦というほどではないのですが、2分1Rという短い試合時間なのでガンガンいくことは意識していました」
――K-1カレッジは今年初開催の大会ですが、すぐに出場を決めたのですか?
「決勝まで勝ち上がればプロと同じリングで試合が出来るということだったので、すぐに出場を決めました。小さい頃からK-1に憧れていたので」
――野村選手が格闘技を始めるきっかけは何だったのですか?
「小さい頃は色んなスポーツをやっていたのですが、どれも長続きせず、K-1が好きだったのでずっとキックボクシングをやりたいと思っていたんです。でも両親から顔面を殴る格闘技はやめなさいと言われて、中学2〜3年生の頃に空手を始めました。でも空手を始めたら始めたで、両親は『ちゃんと勉強しなさい』と言ってきて、結局、高校を卒業するまではまともに練習させてもらえなかったです」
――ご両親とも勉強に熱心な方だったんですか?
「そうですね。父親も母親も医者で『お前も医者になりなさい』と言われて勉強させられていた感じです(笑)。それで弘前大学の医学部医学科に進学することになりました」
――学生時代に勉強させられていた反動で大学から格闘技を再開したのですか?
「いえ、そういうわけでもないです(笑)。むしろちょっとふざけたみたいな理由なんですけど……最初、大学に入って自動車学校に通おうと思って、近くの自動車学校に行こうとしたんですね。そしたらものの見事に道に迷ってしまって、今の道場を見つけました(笑)。それで『こんなところに道場があるんだぁ…』と思って、気が付いたら道場に入っていました。だからもし道に迷わずにまっすぐ自動車学校に辿り着いていたら今の自分はないですね。そういう意味では運命かもしれません」
――今、格闘技をやっていることに関してご両親はどんな反応なのですか?
「僕が住んでいる場所が実家から離れていて、抑えが利かないのであきらめているみたいです。あと両親としては怪我さえしなければいいみたいで、プロテインやサプリメントを送ってくれるんですよ。だから逆にどんどん身体が出来あがってきて、強くなってしまいました(笑)」
――それはまた面白いエピソードですね(笑)。
「親も医者なのでどういうサプリメントが効果的かを分かっているので、ものすごく役に立っています(笑)」
――完全にイメージの話ですが…医学部で勉強していると人体の構造に詳しくなったり、相手のことを研究するのが得意だったりするのですか?
「格闘技の動画を見るのは好きですね。動画を見て自分の理想の戦い方をイメージして練習するようにしています。人体の構造については多少他の選手と比べて知識はあると思いますが、試合でそこまで考えている余裕はないので、あまり関係ないかもしれません(笑)」
――格闘家としてどんな目標を持っていますか?
「自分自身、格闘家一本で食っていけるとは思っていません。武尊選手、野杁正明選手、HIROYA選手……ああいうトップ選手になれるとは思ってないです。だから僕にしかできない“医者兼K-1ファイター”という新しいジャンルを確立して結果を出せば、もしかしたらK-1も僕を呼んでくれるんじゃないかな、と。僕はそういう路線でいこうと思います」
――改めてどんな試合をして優勝したいと思いますか?
「僕はパンチのイメージが強いかもしれませんが、あれは1回戦・準決勝が2分1Rだったからパンチで攻めただけで、2分3Rの決勝戦ではもっと色んな技を使って戦おうと思います。この決勝戦はプロの大会と同じリングで行われるということで、自分もプロ意識を持って観客の皆さんが盛り上がる試合をしたいと思います」