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[ニュース]2016.10.24
本間海、高校最後の思い出作りからK-1甲子園王者になる!「最初は全然勝てると思っていなかった。でも決勝まで来たからにはあと一つ勝って優勝します」
    
 11月3日(木・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 JAPAN 〜初代フェザー級王座決定トーナメント〜」(※-57.5kgから名称変更)。K-1甲子園2016出場選手インタビュー第6弾は-65kg決勝で近藤拳成と対戦する本間海だ。
――準決勝までを振り返って、どんなトーナメントだったと思いますか?

「初めてのK-1のリングということで、最初は緊張して頭が真っ白になっちゃって、練習で意識していたことが試合で出せませんでした。それで少し悔しいという気持ちがあります」

――1日3試合を勝ち抜いての決勝戦進出は過酷な戦いだったと思います。3試合を勝ち抜けた秘訣はなんですか?

「自分は道場で指導員の補助をやらせてもらっていて、道場の子供たちが応援に来てくれたんですよ。その子供たちが試合前に僕が順番待ちで座っている時に『頑張ってください』と言ってくれて、それを聞いて『これは勝たないといけない!』と思いました。子供たちの応援が背中を押してくれて、それが勝利に繋がりましたね」

――今回K-1甲子園に出場しようと思った理由はなんだったんですか?

「去年はテレビで『K-1甲子園があるんだな』と思って見ているくらいで、出場しようと思ったのは大会の2カ月前ぐらいでした。道場の先輩と話をしているときに『お前、K-1甲子園出てみろよ』みたいなことを言われて『じゃあ…出てみようかな』と思って出場を決めました」

――K-1甲子園に出場する選手は、ずっとK-1甲子園優勝を目標にしていたという選手が多いですが、本間選手の場合はそれとは異なるわけですね。

「そうですね。僕はそういう感じではないです」

――そういったきっかけにも関わらず、決勝進出できたことはどう感じていますか?

「最初は全然勝てると思ってなかったんですけど……勝っちゃいましたね(笑)。だから僕も周りも驚いてます(笑)」

――大会パンフレットでも出場を決めた理由を『思い出作り』と答えていましたよね。

「はい(笑)。高校生の最後に、高校生しか出られない大会に出場したいという意味で言いました」

――しかし決勝進出したからには、もう1勝したいという気持ちはないですか?

「ありますね。なのでめちゃくちゃ頑張って練習しようかなと思います」

――本間選手が格闘技を最初に始めたのは何歳の時だったんですか?

「僕が格闘技を始めたのは5歳ぐらいの時で、従兄弟が格闘技をやっていて、結構強かったんですね。その従兄弟を見て『自分もやってみようかな?』と思って始めました」

――他のスポーツはやらずに、ずっと格闘技一筋でやってきたんですか?

「いえ、小学5年生ぐらいの頃に野球にハマッて、中学生の間は野球一筋でずっと野球をやっていました。それで高校に入学して、高校1年生の途中で顔面ありのキックボクシングを始めた感じです」

――では格闘技を始めるた年齢は早くても、途中でやってなかった時期があるんですね。

「そうですね。僕が始めたのは空手だったので、高校生でキックをを始めるまでは顔面への攻撃は全然習ってなかったです」

――顔面ありの立ち技格闘技をやってみたいと思った理由はなんだったんですか?

「自分の周りの先輩たちがプロになって、チャンピオンになっていくのを見ていて、自分も顔面ありのキックボクシングもやってみたいなと思いました」

――先程は空手指導の補佐をやっているということでしたが、いつ頃から指導の補佐をやっているのですか?

「高校生になった時に道場の館長と話していたら『指導員が不足しているからやらないか?』と言われて、『やります』という感じですね」

――では高校生で格闘技を再開してガラッと状況が変わった感じなんですね。

「だいぶ変わりましたね。それまでずっと野球をやっていたのが、高校に急に格闘技一本みたいな感じになりましたね。」

――本間選手自身、自分の格闘家としての強みや武器にしているところはどこですか?

「自分の道場自体が足さばきにすごく力を入れているのでステップや動きのキレの良さ、あとは気持ちで負けないところですかね」

――好きな選手や目標にしている選手はいますか?

「小さい頃にずっと好きだったのはブアカーオ選手です。蹴り・パンチ・距離など全てがパーフェクトで好きでした」

――本間選手のコメントでよく“感謝”という言葉が出てきますが“感謝”という言葉は自分の中で大事にしている部分ですか?

「小さい頃から道場の館長に『お前は両親などのおかげで空手を続けられているんだよ』と言われて、『常に感謝の気持ちをもって練習しろ』と言われてるので“感謝”を大事にしています」

――決勝戦は近藤選手と対戦します。対戦相手の近藤選手にはどんな印象をもっていますか?

「とにかく強い選手ですよね。身体もデカイし、パンチも強いので、普通に打ち合ったら負けると思います。とにかくステップして、相手に付き合わず自分の攻撃を出して、動いて動いて勝ちたいです」

――格闘家としての今後の目標はありますか?

「まずは甲子園で勝ってから、ですね。今のところプロになることなどはまだ想像できないです」

――決勝戦は大きな会場で多くの人が注目してます。どんな試合をしたいですか?

「僕は全くの無名なので『この選手上手いじゃん!』や『動きが速くない?』など言ってもらえるような試合をしたいです」

――最後に決勝戦への意気込みを一言お願いします。

「とにかく決勝まで来たからには勝ちたいので必ず勝ちます!」
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