――7月に初防衛戦を終えて、短いスパンで、2度目の防衛戦が決まりました。ダメージもなければ、すぐにやりたいという気持ちはあったんですか？

「そうですね。7月の防衛戦が終わって、3日間くらい休んで練習を再開しました。身体も案外元気で、できれば年内にあと2試合ぐらいやりたかったので、ちょうど良かったかなと思います」

――その中で挑戦者が希望していた外国人選手のキル・ビー選手になりました。最初に名前を聞いた時はどんな風に思いましたか？

「キル・ビー選手の試合は一回しか見たことがなかったのですが、かなり強い選手という印象があったんで、単純にテンションが上がりましたね」

――どういった部分にキル・ビー選手の強さを感じましたか？

「試合をやっていく中で気持ちが本当に強くて、1Rから3Rまでどんどんアグレッシブに前に出る選手ですよね。自分とやったら本当に噛み合うなって感じですね」

――今回のタイトルマッチに向けてどんな練習・準備をして臨みたいと思いますか？

「気持ちの面では負けないですし、アグレッシブさは自分の長所だと思うので、そこを伸ばしつつ、その中で倒す技術ですね。そこを今はしっかりやってます」

――4月の王座決定戦、7月の初防衛戦はいずれも判定決着でした。ベルトがかかった試合を経験して、次は伸び伸び戦えるという予感はありますか？

「はい。王座決定戦よりも防衛戦の方が身体の状態も精神状態も良くて、試合の動きも良くなっています。試合ごとに良くなってることを実感しているので、次の試合は本当に自分の思い通りに動けるように練習しています。そこには自信がありますね」

――これからどんどん相手のレベルも上がっていくと思うのですが、そういう相手と戦うことで強くなっている実感はありますか？

「そうですね。試合に勝てば相手がどんどん強くなっていくので、自分も強くならなければいけないと思っています。その中でも今回は絶対にKO勝ち、100％KO勝ちにこだわりたいですね」

――KANA選手としてもKO出来ないとモヤモヤしますか？

「モヤモヤしかしないですね（苦笑）。やっぱ気持ち良くないんですよね、KOじゃないと。タイトルがかかった試合でKO勝ち出来ていないんで、今はただベルトがあるというだけで、KO勝ち出来てないことが引っかかります。なのでKrushのチャンピオンとしてKO勝ちを味わいたいし、それをファンの皆さんにも見せたいです」

――改めてKrushのチャンピオンとして次の防衛戦ではでどんな試合をして、どんなフィニッシュを見せたいと思いますか？

「防衛戦が海外の選手なので、ここでインパクトのある勝ち方をして、海外選手にもKANAの存在を知ってもらえるように、今回は豪快にKOで倒したいです」

――以前、記者会見で「女子の格闘技と勝負していきたい」という大きなテーマを口にされていましたが、今回の防衛戦が決まってその気持ちは強くなっていますか？

「そうですね。もちろん強くなっています。特に今回は相手が海外選手ということもあって、ここからがスタートというか。海外に自分の名前を知ってもらえるチャンスだと思うし、日本の女子格闘技にもこんな選手がいると知ってもらえるチャンスだと思うので、次の防衛戦は大切な一戦だと思います」

――キル・ビー選手を豪快に倒して、色んな国の選手たちから狙われる王者になりたい、と。

「はい。世界中の選手たちから狙われたいですね」

――それでは最後にこの試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか？

「本当にいつもファンの皆さまにはすごい応援でパワーをもらっているんで、9月30日も会場を盛り上げて豪快なKOで勝つので期待していてください」