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[ニュース]2016.9.19
9・30「Krush.69」松倉信太郎、難敵・廣野祐を倒してタイトルマッチに辿り着く!「Krushは厳しい場所だけど、自分はここでチャンピオンになりたい」
    
 9月30日(金)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.69」の[Krush-70kg次期挑戦者決定戦]で廣野祐と対戦する松倉信太郎のインタビューを公開!
――最近は中国で試合が続いていますが、2連勝と好調です。松倉選手にとって中国での試合はどんな経験になっていますか?

「4月のK-1で秋元(和也)選手に負けてどん底だったんですけど、会長や周りの人に助けてもらって中国で試合を組んでもらいました。正直、試合間隔も短くて怪我もある中での試合で『どんと来い!』みたいな気持ちで試合をしたら勝つことが出来て。次の試合もほとんどインターバルがなくて、すぐに決まったんですけど、試合を楽しもうと思って戦ったら結果を残すことが出来ました。自分にとっては収穫の多い中国遠征でしたね」

――どこかで自分を変えたい・殻を破りたいという想いがあったのですか?

「前はそういう悩みは一切なかったんですけど、なんか最近は負けるのが怖くなっていたというか…。でも中国に行ったら何があってもニーハオの精神で細かいことを気にしていられない、みたいな(笑)。そういう環境で試合できたのが良かったですね。あと最近、松岡修造さんの本を読むようになって、それに書いてあることを実践してるんですよ。試合前に『俺は緊張してない!』って大声で叫ぶとか(笑)。そういうのをやるようになって、調子が良くなりましたね」

――結果もそうですし、普段とは違う環境で結果を出せたことが自信になっているようですね。

「はい。やっぱり日本と中国では試合までのやり方も違うし……中国で試合するのは色々大変なんですよ(笑)。でもそこで勝てたことで得た収穫は多いですね」

――そして今大会では挑戦者決定戦として試合が決まりました。

「やばかったっすね。やっとチャンスが来たというか。まあ今までチャンスはいっぱいあったんですけど、俺は何回もそれを逃してきたんで(苦笑)。でもこうやって色々あった中で、このタイミングでチャンスが来た!って感じです」

――対戦相手の廣野選手とは今回が初対戦になります。いつかは戦うかもしれないと思っていましたか?

「思ってたんですけど、やりたくなかったから考えてなかったです。ぶっちゃけああいうタイプの選手とはやりたくないっすよ(苦笑)」

――ずばり廣野選手は相手の良さを消して、自分のペースに持ち込む選手です。それがやりにくい部分ですか?

「まだ中島(弘貴)さんと同門だった時に『廣野選手って何が強いんですか?』って聞いたら、中島さんに『何が強いか分からないけど強い』と言われたことがあって、それがすごく印象に残っていたんですよね。だから対戦した選手にしか分からない強さがあるんだと思います」

――ただし-70kg王者ジョーダン・ピケオーに挑戦するためには越えなければいけない壁です。

「自分は外国人選手と5戦しかやってないんですけど、何気に負けなしなんですよ。外国人とは相性がいいと思うんで、今回はそこに辿り着くために険しい道かなと思っています」

――ピケオーは日本人選手を軒並み倒している強豪ですが、どんな印象を持っていますか?

「あんまり上手くないのに日本人にはない身体能力で勝っちゃうからイラっとしますよね(笑)。でも自分がやったら勝つ自信もあるんで、ピケオーとはやりたいっすね」

――今回はKrushのベルトへ直結する試合ですが、このチャンスにかける想いは強いですか?

「はい。自分はたくさんチャンスをもらってきたんですが、当時はあんまり事の重要さが分かってなかったんです(苦笑)。勢いだけで勝っちゃってたから、チャンスが来てもあんまりチャンスだと思わないまま、試合のオファーを受けてやっちゃうみたいな。でも今はここでミスったら次はないぞってことが分かっているんで、変な気負いはないですけど、絶対にモノにしないといけないと思っています」

――チャンピオンになるならKrushでチャンピオンになりたいと思っていますか?

「はい。自分はずっとKrush一筋でやってきて、ぶっちゃけ他の団体でチャンピオンになることだって出来たと思うんですよ。でもそれをやっちゃうと、一生、心のどこかでKrushから逃げたと思って過ごさないといけない。それは絶対に嫌だったんで、Krushは厳しい場所だけど、自分はここでチャンピオンになりたいっす」

――どんな試合をしてタイトルマッチにつなげたいと思いますか?

「とにかく勝ちたいです。4月の秋元戦はいい勝ち方をしようと思って、それで勝てなかったと思うんです。だから今回は何が何でも勝つ。しょっぱい試合になっても勝つ。というか深く考えすぎないで、思いっきり戦おうと思います!」
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