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[ニュース]2016.9.18
海外勢も注目の大雅が王者・卜部弘嵩に“負けたらタイトル返上”を要求!怒りの弘嵩は「コイツは優勝できない」と一刀両断
    
 9月18日(日)東京・ホテルメトロポリタンエドモントにて、明日、9月19日(月・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP IN JAPAN 2016〜スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント〜」(※-60kgから表記変更)の前日会見が行われた。
 いよいよ明日に迫ったスーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント。出場全選手とも最初の計量でリミットをクリアし、あとは決戦を待つだけとなった。前日計量・会見で主役になったのは日本代表決定トーナメント優勝者の大雅だ。

 計量では対戦相手のハビエル・エルナンデスとフェイス・トゥ・フェイスでの睨み合いを展開すると「ああやって気持ちで来てくれるので楽しみになりました。額をつけたときに頭が固かったんで、明日は思いっきり砕いてやろうと思います」とキッパリ。さらに前日の公開練習でのカリム・ベノーイに続き、パウロ・テバウからも「決勝では大雅と戦いたいね」と対戦要求を受けた。

 海外勢からマークされる立場も大雅にとっては大きなモチベーションで「そうやってマークされるのはうれしい。でも誰が勝ち上がってきても全員KOで倒す」と迎撃予告。さらに準決勝で対戦の可能性がある現王者の卜部弘嵩に対しても「明日のトーナメントにはチャンピオンも出ますけど、もし負けたらベルトを返上してほしい。2回も戦いたくない」と“負けたらタイトル返上”を要求した。

 隣でそれを聞いていた弘嵩は憮然とした表情で「僕は優勝しか考えてないんで。というかコイツ(大雅)は優勝できないですよ。コイツは優勝できない」と一刀両断。会見場には緊張が走り、トーナメント準決勝で両者の対戦が実現すれば注目の初対戦となる。

 その他にもエルナンデスが「自分は功也が最強だと思っている。彼に一度敗れているが、あの時は自分がミスを犯してしまった。次は絶対にミスしない」と卜部功也へのリベンジを口にすれば、小宮山工介は「僕はトーナメントに出ている日本人と対戦したことがない。決勝では一度対戦が流れている弘嵩選手と戦いたい」と6月の代々木大会では実現しなかった弘嵩との夢の対決をアピール。

 1回戦で約2年ぶりのリマッチに臨む功也とベノーイは、それぞれ「タフな試合になると思うけど1回戦でベノーイにリベンジしたい」(功也)「まずは第1試合に集中している」(ベノーイ)と語るなど、明日はそれぞれの想いが交錯するトーナメントになるだろう。トーナメント出場選手のコメント詳細は以下の通り。

ハビエル・エルナンデス
「明日は激しく打ち合って、力強い試合をお見せしよう。見ているファンのみんなが満足する試合をするつもりだ。(計量後の睨み合いについて)ここにいる選手はみんな勝つという目的を持って来ていると思う。だから特に睨み合ったからといってタイガの印象はないよし、誰が相手になってもリスペクトして戦いたい。(決勝で戦いたい相手は?)功也と戦いたい。なぜなら自分は功也が最強だと思っているからだ。彼に一度敗れているが、あの時は自分がミスを犯してしまった。次は絶対にミスはしない」

大雅
「明日は自分の大会だと思っています。3人KOするといったんで、3人KOします。(計量で対戦相手の身体つきを見て)特に印象は変わっていない。いつもの相手と変わらないって感じですね。(計量後の睨み合いについて)ああやって気持ちで来てくれるので楽しみになりました。額をつけたときに頭が固かったんで、明日は思いっきり砕いてやろうと思います。

(決勝で戦いたい相手は?)パウロ・テバウとやってみたいです。(外国人選手からマークされているが)そうやってマークされるのはうれしいです。でも誰が勝ち上がってきても全員KOで倒します。あと明日のトーナメントにはチャンピオン(弘嵩)も出ますけど、もし負けたらそベルトを返上してほしいです。2回も戦いたくないんで」

ヨハネス・ウルフ
「初戦にすべてをかけて、ベストを尽くして勝つ。そして次の試合に駒を進められるように頑張りたいと思う。(決勝で戦いたい相手は?)まずは一回戦に勝つことが大事。そこからステップバイステップで勝つことに集中してやっていきたい」

卜部弘嵩
「明日は自分がチャンピオンだということを見ている人に認めさせる大会だと思っています。今年は色々とありましたけど、優勝すればすべてチャラだと思うんで、気合い入れてやります。(計量で対戦相手の身体つきを見て)身体が大きいのはテバウ、ベノーイ、功也くらいですかね。(自身の仕上がりは?)今回はしっかり身体作りもやってきて、120%追い込んできた。長いプランで追い込んでこれたし、そういう意味では(試合が空いたのは)良かったかなと思います。

(決勝で戦いたい相手は?)特にいません。自分はチャンピオンとして優勝して、もっと高いところを目指しているんで、そこにいくだけです。(大雅の返上要求について)そうっすね。僕は優勝しか考えてないんで。というかコイツ(大雅)は優勝できないですよ。コイツは優勝できない」

カリム・ベノーイ
「明日は日本のファンのみんなが喜んでくれる、良い試合をしたい。(決勝で戦いたい相手は?)まずは第1試合に集中している。決勝では誰と当たってもいいという気持ちだ」

卜部功也
「ベストな状態に持って来れました。明日はやってやります。明日は見ていてください。(計量で対戦相手の身体つきを見て)がっちりした体をしていて、仕上げてきたなと思います。頑丈そうなのでタフな試合になると思いますが、それに負けず3試合やりたいです。(決勝で戦いたい相手は?)先のことは見ていません。その場その場で戦う相手に集中して、まずは一回戦でベノーイにリベンジしたいです」

パウロ・テバウ
「計量も終わって、試合に向けての準備は出来た。計量が終わって水しか飲んでなくて、お腹が減っているから、今はたくさん食べたい。明日に向けて寿司だったりいろいろ食べて体調を整えるよ(笑)。(決勝で戦いたい相手は?)大雅だね。彼は良い選手で、自分と同じサウスポーであり、パワーもあり、そして何よりハンサムだ。コンディションも良さそうだし、決勝では大雅と戦いたいね」

小宮山工介
「いよいよこの階級の一番強いやつが決まるということで、僕が最後までリングの上に立っていて、僕が優勝してK-1を盛り上げていきたいです。(計量で対戦相手の身体つきを見て)今回、一回戦で戦うテバウ選手をサイに例えたのですが、日本人もみんなサイにしか見えないですね。(決勝で戦いたい相手は?)僕はここにいる日本人3選手とは一度も試合をしていないので、日本人と戦いたいですね。特に一度対戦が流れた卜部弘嵩選手と決勝で戦えたらうれしいです」
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