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[ニュース]2016.10.3
10・15 「Krush.70」 -67kg王者・渡部太基、初防衛戦に向けて今の自分が一番強い!「試合は相手を倒してナンボ。今回は圧倒的に勝つ」
    
 10月3日(月)東京・三ノ輪のGolden Globeにて、10月15日(土)東京・後楽園ホール「Krush.70」の[Krush-67kgタイトルマッチ]で挑戦者・塚越仁志と対戦する王者・渡部太基が公開練習を行った。
 渡部は1・17「Krush.62」で牧平圭太に勝利し、第4代-67kg王座を獲得。その後は4月・6月のK-1代々木大会に出場し、約9カ月ぶりにKrushのリングで初防衛戦を迎えることになった。

 試合まで2週間を切り「いつも通り疲れは溜まっていますけど、動きは悪くないです」と渡部。K-1ではスーパ・ウェルター級(-70kg)で試合が続いていたため、-70kg仕様の身体作りに専念し、今回の防衛戦に向けて-67kgまで体重を落とすことになった。

 渡部は-70kgで戦ってきたメリットとして「筋量も増えたと思うし、パワーもついた」と話す一方「-70kgでは相手がパワーならこっちはスピードというつもりで練習していた。K-1で自分の適正階級のウェルター級(-67.5kg)が新設されたので、スピードでもその階級に通用に意識している」と動きの速さやキレにも磨きをかけてきた。
 その上で改めて-67kgを「自分に合った体重だと思う」とし「-70kgよりもっといいパフォーマンスが出来ると思います。一番動けているし、今が一番強いと思う」と仕上がりには手応えを感じている。

 また技術・戦術面についても、6月の試合以降、ボクシングの練習やボクサーとのスパーリングなど、今までにやることがなかった練習メニューに着手。公開練習での2分1Rのミット打ちでは、今まで以上に重さを感じさせる左ストレートを何度もたたき込み「疲れが抜ければもっといい動きができるんで、みなさんには期待してもらいたい」と語った。

 挑戦者の塚越とは2015年11月の「Krush.64」で対戦し、2Rにダウンを奪われたあと、3Rに2度のダウンを奪い返すという壮絶な逆転劇の末に勝利を収めた。

 渡部は塚越の印象を「気持ちの強いファイター。殴っても殴っても向かって来るし、2回ダウンをとっても向かってきた」と話し「今回も激しい試合になると思います」と激闘を予想する。
 しかし渡部は「僕も逆転勝ちが多いから、あまり人のことは言えないけど(塚越は)穴もあってポカもする。そこからやり返して強い選手だと思います。でも今回、自分はポカをしないでしっかり倒したい。出来れば圧倒的な勝ち方をしたい」とテーマは圧勝だと断言。

「メインでタイトルマッチですが、僕にベルトを守る想いはない。やっぱり試合は相手を倒してナンボだし、しっかり倒してベルトが僕の腰に戻ってくれば一番ベストかな、と。ベルトのことを考えると“獲られたくない”とか考えちゃいますが、ベルトのことは全く考えていない。王座決定戦のつもりで、守る気持ちは一切ないです。絶対に倒します」と語っている。

 そして公開練習の最後には「同じ大会でタイトルマッチが2試合あるんですけど、僕的には面白くないというか、俺のタイトルマッチだけでいいだろと思っています。『渡部に任せておけば間違いない』『渡部の試合だったら安心だ』と思ってもらえるような試合をするんで、そこも期待してください」という言葉も。激闘派揃いのKrush-67kgの頂点に立つ男として、渡部はどんな試合を見せるか?
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