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[ニュース]2016.10.7
10・15「Krush.70」挑戦者・岩崎悠斗、-63kg王者・佐々木大蔵を倒して存在感を見せる!「僕は試合をする度に強くなっている。1年半前の対戦とは違う試合になると思う」
    
 10月7日(金)東京・世田谷のTEN CLOVER GYM世田谷にて、10月15日(土)東京・後楽園ホール「Krush.70」の[Krush-63kgタイトルマッチ]で王者・佐々木大蔵と対戦する挑戦者・岩崎悠斗が公開練習を行った。
 8・20Krush名古屋大会で瑠輝也とのハイレベルな一戦に勝利し、タイトル挑戦のチャンスを掴んだ岩崎。公開練習として行った2分1Rのミット打ちでは鋭いワンツー、左右のミドル、ヒザ蹴りを繰り出し「練習で追い込んでいるので疲れは溜まっているのですが、それなりの動きが出来ているので、疲労が抜けた時にどれだけ動けるか楽しみです」と仕上がりは順調だ。

 前回の瑠輝也戦を振り返り、岩崎は「瑠輝也選手はリーチもあって身長も高くてやりづらかったのですが、作戦通りに動けました。自分としてはここを超えさせたくなかったし、勝ててホッとしました」。

 決して100%満足できる試合内容ではなかったというものの「まだまだ僕もこれからだと思っているし、試合する度に強くなっている自信もあります。その反面、反省点もありますが、そこがのびしろかなと思います」と自らの成長には自信を持っている。

 また岩崎にとっては瑠輝也戦が約1年4カ月ぶりのKrush参戦で、その間に他団体でタイトルを獲得。ムエタイファイターとも拳を交えるなど「最近はトップクラスの選手とやったり、タイ人ともやって、技術はもちろん、気持ちの面でも強くなっていると思います」と経験を積んでいる。
 今回の王座挑戦について「オファーを受けた時は正直驚いた」という岩崎だが「名古屋大会に出場が決まった時点でチャンピオンの(佐々木)大蔵選手のことは頭に浮かべていて、-63kgのベルトを狙いに行く気持ちで取り組みました」とタイトルマッチ決定前からベルトを意識。

「第4代-63kg王座決定トーナメントにも声がかかるのを待っていたのですが、あの時はトーナメントに出ることが出来ませんでした。出場メンバーは強い選手ばかりで、決して甘くみているわけではないですが、僕が出ていたらベルトを獲れていたと思うし、最終的にトーナメントを優勝した選手からベルトを獲ればいいと思っていました」と続ける。

 岩崎は2015年4月に佐々木と対戦し、判定勝利を収めている。しかし岩崎自身「実際に試合をしたら気持ちの強い選手で甘くないと思った」と佐々木の強さを体感し、王座決定トーナメントでも佐々木の強さを感じたという。

「1年半前に佐々木選手と対戦した時、試合をやる前は技をかけて逃げるタイプだと思っていたのですが、実際に試合をしたら気持ちの強い選手で甘くないと思いました。

 第4代王座決定トーナメントも最初は泰斗選手と平本(蓮)選手の勝った方が優勝すると思っていたんですけど、僕は大蔵選手の優勝もあると思っていました。決勝で平本選手と試合することになった時も、僕は大蔵選手が勝つんじゃないかと思って見ていました。

 確かに僕が過去に勝っているという結果はありますが、佐々木選手は(元-65kg王者)寺崎直樹選手にも勝っているし、過酷なトーナメントを勝ってチャンピオンになった選手です。僕が対戦した時は全然違う選手だと思って戦います」
 王者・佐々木の強さを認める一方、岩崎もこの1年半で戦ってきた相手やキャリアには自負とプライドがあると言い「前回とは違う試合を見せられると思う」と宣言。

 Krushの中でも歴史と伝統がある-63kg王座を目の前にし「そこに関われるだけでもうれしいことですし、僕はそのベルトを巻いてからがスタートだと思っています。ここをしっかり獲って新たなスタートを切りたいと思います」と王座奪取に闘志を燃やしている。

 最後に岩崎は「大蔵選手と熱い試合を繰り広げて、自分の存在をアピールしたいと思っています。楽しみにしていてください」とファンにメッセージ。岩崎がKrush-63kgの歴史に名を刻み、新たなチャンピオンロードを歩み始めることが出来るか?
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