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[ニュース]2016.10.11
武尊、過去最高の身体とギラギラした気持ちでフェザー級のベルトを獲る!小澤海斗については「決勝まで来たら、二度と名前を口に出来ないくらい秒殺する」
    
 10月11日(火)東京・大久保にあるK-1ジム総本部にて、11月3日(木・祝)国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 JAPAN 〜初代フェザー王座決定トーナメント〜」(※-57.5kgから名称変更)に出場する武尊が公開練習を行った。
 保持していたスーパー・バンタム級(-55kg)のベルトを返上し、初代フェザー級(-57.5kg)王座決定トーナメントで2階級制覇に挑む武尊。階級を上げての戦いに向けて「9月のスーパーファイトのオファーを断って、時間をかけて身体作りをやってきたので、コンディションはすごくいいです」とフェザー級仕様の身体を作ってきたという。
「今までは試合が決まると試合のための追い込み練習になって、身体を創る練習が出来ていませんでした。でも今回はトーナメント出場が決まってから時間があったので、追い込みに入る期間までフェザー級で戦うための身体やフィジカルの強さを作る練習に重点を置いてやってきました。なのでトータル的にレベルが上がっている自覚があります。

(フェザー級での手応えは?)スーパー・バンタムの頃は食べる量も極端に減らさないといけなかったので、しっかり練習をやっているつもりでも、ちゃんと食べたらもっと出来るだろうなと思っていました。今は以前ほど減量がキツくない分、ちゃんと食べて練習が出来ているので、内容の濃い練習が出来ています。

 Krushでは-58kgでやっていましたが、-58kgの初代王座決定トーナメント前からフィジカルトレーニングを始めて、すぐに成果が出るものではないと思っていました。ようやく成果が出るようになった頃に-55kgまで階級を落とすことになったので、今はフェザー級での戦いに合わせてフィジカルも強化しています。なので以前-58kgでやっていた時よりも何倍もパワーは上がっていると思います」
 また今回から所属がKREST(クレスト)となっての試合となるが「練習場所が変わっただけで、練習内容も練習相手も何も変わっていません。むしろ新しい所属として最初の試合なので絶対に勝ちたいという気持ちが強いです」と不安要素はなし。公開練習として行った2分1Rのミット打ちでは気迫のこもったワンツー、左フック、左右のミドル、飛びヒザ蹴りを繰り出していった。

 武尊はトーナメント1回戦でイギリスのジェイミー・ウィーランと対戦。ウィーランはこれまで黒星が1つしかない強豪だが、武尊は「トーナメントに出ている選手の中で一番戦績がいいし、タフそうだし、KO負けもないということで、逆にKOしたい気持ちになりました」と強豪外国人との対戦は望むところ。

 同ブロックには一階級上のスーパー・フェザー級(-60kg)で小宮山工介に勝利したユン・チーもいるが「上の階級で結果を出している相手はおいしいですよね。そういう相手を倒せば僕の評価も上がると思います」と話し「逆ブロックで気になるのはエリアス・マムーディ。まだKO負けがない相手ですが、僕はそういう相手をKOしたいんで、決勝で戦いたいです」と力強く宣言した。

 今回のトーナメントには6月の代々木大会で対戦した小澤海斗もエントリーしており、小澤からは執拗な挑発と対戦要求を受けている。これについて武尊は「決勝まで勝ち上がってきたら秒殺して黙らせてやる」と語気を荒げた。

「アイツ(小澤)もちょっとしつこいんで、そんなに言うんだったらちゃんと決勝まで上がってこいよって感じですね。決勝まで来たら秒殺してやるから。そうやって黙らせてやりますよ。(小澤の言動は耳に入っている?)嫌でも入りますね。別に何とも思わないですけど。決勝まで来たら秒殺するだけだし、僕の名前を二度と口に出せないくらい圧倒的に秒殺します」
 保持していたベルトをすべて返上し、まさに裸一貫で挑む初代フェザー級王座決定トーナメントのテーマはずばり“挑戦”だ。

「今回のトーナメントは挑戦・チャレンジという気持ちしかないですね。今まで僕は試合がある度に『守る』なんて言葉は絶対に使わないようにしていたんですけど、どうしてもそういう気持ちが心のどこかにあったと思います。でもベルトを返上して出場することになって、余計な気持ちがなくなりました。ベルトを守る必要もないし、ただ獲りに行くだけという気持ちです。初めてベルトを獲った時のようなギラギラした気持ちが燃え上がってきているのが分かるし、今までで一番ハングリーな気持ちになっています。今が一番飢えているというか。絶対に初代王者を獲るというのが最高に強くなっていますね」

 インタビューの最後に武尊は「確かにこのトーナメントはチャレンジですけど、優勝しか考えていないし…というか僕が優勝するんで。それプラス一回戦から全員KOで倒してベルトを獲るので応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送り、写真撮影ではリングのコーナーポストに駆け上がって試合後の勝利ポーズで撮影。フェザー級王者になる確固たる自信と決意を胸に武尊が2階級制覇へ臨む。
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