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[ニュース]2016.10.11
12・18「Krush.71」新たな船出で静かに燃える山本真弘に“爆弾”加藤港が噛みついた!「僕に求められているのはKO。世界の山本真弘をド派手に倒す」(加藤)
    
 10月11日(火)東京・大久保にあるGSPメディアセンターにて記者会見が行われ、12月18日(日)東京・後楽園ホール「Krush.71」で開催される第5代Krush-60kg王座決定トーナメント【開幕戦 Round.2】の対戦カードが発表された。
 第4代王者・卜部弘嵩が返上したベルトをかけて、全16選手参加によって争われる「第5代Krush -60kg王座決定トーナメント」。10・15「Krush.70」を【開幕戦 Round.1】、12・18「Krush.71」を【開幕戦 Round.2】とし、それぞれ1回戦・4試合を実施。2017年2月大会で準々決勝、4月大会で準決勝、そして5月大会で決勝戦という長丁場のトーナメントだ。

 この日の会見では12・18「Krush.71」で行われる1回戦・4試合が発表され、対戦カードごとに選手たちが登場し、トーナメントへの意気込みを語った。

 4月のK-1-60kg日本代表決定トーナメント一回戦で大雅に敗れた山本真弘が「N.F.T.T」の所属として再出発。同じくウィラサクレック・フェアテックスジム所属として初の試合となる加藤港と対戦することが決まった。

 会見では両者がそれぞれ環境を変えた理由を説明し、新たな練習環境での手応えについて語った。

山本真弘
「僕はずっと藤原(敏男)先生のもとでやっていて、Golden Globeに変わってから、色々と考えていたことがありました。そして4月の試合が終わってから、N.F.T.Tとしてやっていくことになりました。

 N.F.T.Tは“Nagasaki・Fighter・Top・Team”の頭文字をとったもので、僕が試合をする上でのチーム名です。練習環境は変わりますが、やっていることは今まで変わりません。一番変わったのは気持ちの面なので、それが動きに出てくると思います。(どう変わった?)モヤモヤして霧の中にいたのが、ようやく晴れてきた感じです」

加藤港
「以前から(ウィラサクレック・フェアテックスジムの)一戸総太さんと交流があり、9月半ばからウィラサクレック・フェアテックスジムの三ノ輪支部に所属させてもらうことになりました。

 今回が約1年3カ月ぶりの試合ですが、試合をしていない期間も全体的なレベルアップは出来ていて、今までで一番強くなっているので、このトーナメントで自分の全盛期を作って勝っていきたいです」

 それぞれ対戦相手の印象を聞くと「あまり見たことがなかったので、これから対策を立てて油断しないようにしたいと思います」という真弘に対し、加藤は「僕がキックを始めた時から日本最強と言われていた選手。そういう相手と戦うことは光栄ですが、リングに上がれば実績は関係ない。世界の山本真弘をKOしたい」。

 また「ベルトに対してどんな想いがあるか?」という質問にも「僕は28歳でキャリア8年。格闘家の集大成でベルトを獲る」(加藤)、「僕は33歳でキャリア15年ですが、まだまだピークは先。ボクシングの長谷川穂積選手がそれを証明したと思うし、自分もそれをしっかり見せたい」(真弘)と両者は対照的な言葉を残した。

 自らをトーナメントの爆弾と言い「僕に求められているのはKO。ド派手に倒す」と不敵に語る加藤と「まずはしっかりこの試合にかけて一回戦を勝つというだけ」と多くを語らない真弘。

 加藤が宣言通りにトーナメントの“爆弾”となるか? それとも新たな船出で静かに燃える真弘が復活の勝利を収めるか?
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