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[ニュース]2016.12.19
「最後は夢中で打ち合いました」‐53kg王者・武居由樹が逆転KO防衛を振り返る!長期政権樹立とK-1参戦もアピール
    
 12月19日(月)東京・大久保にあるGENスポーツパレスにて記者会見が行われ、12月18日(日)東京・後楽園ホール「Krush.71」‐53kgタイトルマッチで初防衛に成功した王者・武居由樹が試合を振り返ると共に、今後の目標を語った。
 2016年最後の大会のメインイベントで挑戦者・隆聖を迎え撃った‐53kg王者・武居由樹。1Rに隆聖の飛びヒザ蹴りでダウンを奪われる波乱の幕開けとなったが、2Rからペースを取り戻し、3Rに3度のダウンを奪い返して劇的なKO防衛を果たした。

 会見の冒頭で武居は「隆聖選手のベルトを獲りに来るという気持ちが強かったです。試合前に身体を見たら、凄く(身体を)作ってきていて、自分も圧倒されそうになりました。

 でも隆聖選手の気持ちの強さのおかげで逆に自分も負けられないという気持ちになりました。自分的にはいい試合が出来てよかったかなと思います」と試合を振り返った。

 続く質疑応答でも武居はダウンを奪われてから、いかにして逆転できたかを明かしてくれた。

「隆聖選手の試合映像も見ていたし、試合もしたことがあったので、飛びヒザが来ることは意識していて、対策の練習もしていました。だけど、やっぱり気持ちが浮いていたというか油断していたのかもしれないです。

 飛びヒザをもらって、1Rの間は効いていて、ダメージも残っていたんですけど、
インターバルを挟んで2Rからはしっかり(意識が)戻りました。2Rからは自分の戦い方ができたかなと思っています。

 2Rが終わった時、1Rはダウンを取られていて、2Rはポイント的には取れたかなという気持ちはありました。だけど3Rは油断してはいけないなと思っていて、延長も覚悟して戦いました。

 3Rは夢中に戦って、隆聖選手が前日会見で言ったPRIDEの高山善廣VSドン・フライの試合みたいに打ち合ってやろうという気持ちでした。なのでダウンを奪ったハイキックも狙ったわけではないです。

 そのあとも前蹴りが当たって、最後は夢中に打ちに行ったので最後は何が当たったのか覚えてないです。今回はプレッシャーも色々あったんですけど、また-53kgのベルトを家に持って帰れてよかったです」

 試合後、武居の口からは‐53kg王者としての長期政権樹立とK-1への参戦アピールもあった。

 一夜明け会見でも「これからKrush-53kgのベルトをずっと防衛していきたいし、夢はK-1のベルトです。自分もK-1に出場したいという気持ちはあって、昨日の反省点をしっかり直して、チャンスがあればK-1にも出たいと思います」と語った。

 試合前には「ベルトを防衛して、ベルトを持って成人式に行く」と宣言していた武居は「来月の成人式にKrushのベルトを持っていくことが出来るので夢が一つ叶いました」とニッコリ。

「2017年はK-1参戦も視野に入れて、贅沢かもしれませんが2017年もKrushのメインで-53kgの防衛戦を戦わせてもらいたいなと思います」と2017年の更なる飛躍を誓った。

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