中澤純、松下大紀、篠原悠人、そして12・18「Krush.71」の出場者決定戦で勝利した小宮由紀博の4選手によって争われるトーナメント。組み合わせは中澤VS篠原、小宮VS松下となり、キャリアのある中澤・小宮が若い篠原・松下を迎え撃つ図式となった。（決勝は4月の後楽園大会）

　会見には4選手が出席し、それぞれ試合への意気込みを語った。

中澤純
「ずっとKrushのベルトを獲ると公言してきて、やっとこのようなチャンスをいただきました。自分自身の座右の銘なんですけど『思考を現実化する』を今回のトーナメントで証明しようと思います。

（篠原の印象は？）スピードがあって、テクニックもあって、根性がある選手だと思います。（若い選手の下からの突き上げについて）自分もいつの間にか年上のグループになっていましたね（笑）。だけど僕は年を取ったとは思っていないし、むしろ10代の頃の自分はメンタルが弱かったです。篠原選手も一緒かどうかは分からないですが、男は年を重ねて強くなります。

（決勝で戦いたい相手は？）決勝の相手は特に決めてなくて、目の前の敵だけ考えていました。ただ松下選手に戦いたいと言ってもらえたので、ぜひ松下選手と戦いたいですね。

（このトーナメントでアピールしたいものは？）メンタルとパンチ力です。今回のトーナメントは本気で、僕のためのトーナメントだと思っています。必ず2試合ともKOで倒して勝って、Krushのベルトをモノにします」

篠原悠人
「今回のトーナメントはベテランの選手も多くて、自分はその中で一番若くて、キャリアも一番浅いと思うんですけど、これから上に上がっていくために、このベルトは必要だと思います。ここはしっかりベルトを獲ります。

（中澤の印象は？）ガードが固くて、自分のペースを貫いて、隙が少ない選手だなと思います。（若い選手で盛り上げたい？）中澤選手も小宮選手もベテランなので、ベテランならではのテクニックや試合運びが上手いと思います。僕たちは若さならではの、勢いとパワーで勝負していけたらと思います。

（決勝で戦いたい相手は？）7月のKrushで松下選手に負けているので、しっかり倒してリベンジしたいと思います。

（このトーナメントでアピールしたいものは？）パンチの回転力とパワーです。次の2月と4月は、今までで一番強い自分を見せれると思うので、期待してもらって大丈夫です」

小宮由紀博
「自分もベルトを獲るためにKrushに来ました。まずは2月の試合に集中して戦います。

（松下の印象は？）長身ですごく勢いがある選手だなと思います。僕は2月の試合が決勝だと思って戦います。

（若い選手の下からの突き上げについて）若い選手というのは、ものすごく勢いがあって、昔の自分もそうでした。それが若い選手の1番の強みだと思います。

　でも逆にキャリアのある僕たちのような選手が、若い選手と熱くていい試合をすることは、Krushを盛り上げる上で大切になると思います。そしてお互いに高め合うためにも大切な試合になると思います

（決勝で戦いたい相手は？）自分は2月の試合を決勝だと思っていますまだ4月のことは考えていないです。

（このトーナメントでアピールしたいものは？）キャリアはもちろんですけど、今の僕のチームをアピールしたいです。今は2月の試合に集中して、自分を仕上げたいと思います。前回の試合は倒して勝つことが出来なかったので、次はそこに全てをかけて、Krushを盛り上げます」

松下大紀
「ベルトを獲るのはもちろんなんですけど、これから上に上がるにつれて、ベテランの選手たちが若い選手たちと戦う時にどう戦うかを学びたいです。戦った自分にしかわからないもの、目に見えないものを学んで、自分の成長に繋げられたらいいなと思います。

（小宮の印象は？）12月の試合も見たんですけど、大ベテランなので、テクニックが凄いなと思いました。ただそれ以外はは問題ないと思いました。

（若い選手で盛り上げたい？）自分は正直、決勝で中澤選手と戦いたいと思っています。もし篠原選手が上がってきても、前回戦った時に自分が勝っているし、リベンジマッチみたいになって盛り上がると思うので、それはそれでありだと思います。

　とにかく若い世代で一緒にどんどん盛り上げて、K-1・Krushでは-65kgが1番面白いと思うので、そこで一緒に盛り上げられたらなと思います。

（このトーナメントでアピールしたいものは？）身長とリーチですね。正直、このトーナメントのメンバーで自分に勝てる選手はいないなと思っているので、ベルトを獲る＋ベテランの勝負の駆け引きをしっかり学んで、いい所だけ奪って、自分がベルトを獲りたいと思います」

　中澤・小宮がキャリアの差を見せつけるか？　それとも篠原・松下が新世代の勢いを見せるか？