ニュース
[ニュース]2016.12.23
1・15「Krush.72」挑戦者・廣野祐、オランダ武者修行で王者ジョーダン・ピケオーに勝つ!「周りが思うほどピケオーと差はない。どんな展開になっても勝つ」
    
 12月23日(金)東京・葛飾区の高砂地区センター にて、2017年1月15日(日)東京・後楽園ホール「Krush.72」の[Krush-70kgタイトルマッチ]で王者ジョーダン・ピケオーと対戦する挑戦者・廣野祐が公開練習を行った。
 ピケオーとのタイトル戦まで一カ月を切り「今は疲れが溜まっているなという感じですが、試合前のこの時期はいつものことです。これからどんどん追い込みながら、どう疲れを抜こうかなと思っています」という廣野。

 公開練習ではシャドーボクシングとミット打ちを1Rずつ行い、NPO JEFAの沼尻会長の持つミットに前蹴り、ミドル、ヒザ蹴りと鋭い蹴り技を繰り出していった。

 廣野は今回のピケオー戦が決まるとオランダへ渡り、名門メジロジムで約1カ月間の武者修行。ピケオー対策の一環としてオランダ人とスパーリングを重ね、数々の名選手を育ててきたアンドレ・マナートの指導を受けた。

「日本でスパーリングパートナーを探すと『パワーはあるけどスピードは遅い』選手や『スピードは速いけどパワーはない』選手が多くて、パワーとスピードをどちらも兼ね備えている選手が少ないんですね。それで去年に続いてオランダのメジロジムに行かせてもらいました。

 メジロジムの練習は短期集中型でスパーリングの日、サンドバックでコンビネーションを覚える日…と、日によって練習メニューが違います。スパーリングの日は乱取り形式のような形でどんどん数を重ねます。オランダ式の練習方法になかなか慣れずにきつかったんですけど、いい練習ができました。

 マナートからはピケオー対策というよりもメジロジムの基本=自分が攻撃したらその場にいないを徹底的に教え込まれました。

 現地ではヘビー級の選手とスパーリングをやっていて、自分より大きな相手とやってきたし、パワー慣れもしました。自分がこういう風にやった方がいいという課題も見つかって、ピケオーにも勝つためにはもちろん、自分が世界で勝っていくために必要なものも分かりました」

 オランダから帰国後「オランダで教えてもらったことを反復して、日本でしかできない練習を続けている」という廣野は「試合で自分がやりたことを何パターンか考えている、どんな展開になっても勝てるようににイメージしている」とピケオー攻略の青写真を描く。

 さらに「みんなは僕が何Rまで持つんだろう?と思っているかもしれないけど、みんなが思っているほど自分とピケオーに差はないし、逆に圧倒してやろうとも思っています」と自信をのぞかせた。

 また廣野にとって今回はKrushで経験する初めてのタイトルマッチで「Krushのベルトは欲しいものだし、ピケオーに勝ったらベルトまでもらえるというのはおいしいチャンスなので、ここでピケオーに勝ってベルトをいただきます。勝たないと始まらないので勝ちます」と燃えている。
「自分は-70kgで世界の強豪を軒並み倒していきたい。目の前に現れたやつを全員倒したいと思います。これから約3週間しっかり追い込んで、過去最高の自分でリングに上がるので期待してください」とファンにメッセージを送った廣野。

 過去に佐藤嘉洋、渡部太基、中島弘貴、山崎陽一を下してきた“日本人キラー”王者ピケオーの牙城を崩すことができるか!?

Krushトップページへ戻る