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[ニュース]2016.12.26
「Krush.72」1.15(日)後楽園大会 -70kg王者ピケオーが挑戦者・廣野祐に余裕のコメント!?「廣野は最高のラッキーボーイ。俺の試合でダウンとKO負けを一挙に経験できるんだから」
    
 1月15日(日)東京・後楽園ホール「Krush.72」の[Krush-70kgタイトルマッチ]で挑戦者・廣野祐と対戦する王者ジョーダン・ピケオーをオランダで独占取材。現地でのインタビュー&練習風景の写真を公開!
――2度目の防衛戦、そして日本で試合がすることが決まった心境はいかがですか?

「また日本で防衛戦が出来て光栄だし、とても嬉しいよ! 今から試合が楽しみでしょうがないね」

――Krushのタイトルを獲って、どんな変化がありましたか?

「最高だよ!本当に心からグレイトだと思う。タイトルらしいタイトルなんて俺にとっちゃは初めてだったから。本当に嬉しかったよ。Mike's Gymで練習を始める前までは、自分が日本のベルトを獲るなんて夢にも思わなかったし、K-1に出ることは1oも想像したことがなかった。サトウ(佐藤嘉洋)に勝った試合から俺の人生はガラッと変わったと思う。Krushのチャンピオンになって、日本で防衛戦をするなんて最高の気分だし、これからもずっと王者でいたいよ」

――日本ではピケオー選手の人気も出てきていますからね。

「悪い人気じゃないだろうな(笑)? 日本では女性のファンもいて、オランダには女性ファンなんて子どもからお婆さんまで誰もいないよ(笑)。日本は僕らを選手として大切に扱ってくれるから、本当に素晴らしい国だと思う」


――来日回数が増えて日本に対する印象は変わりましたか?

「日本は格闘技の聖地だし、K-1が生まれた国だ。行くたびに親しみが増す一方だよ。調整で使うジムも決めているし、行きつけのレストランもできた。オランダとキュラソーに次いで日本は三番目の故郷になったよ」(※ピケオーはオランダ領キュラソー島の出身)

――Krushでタイトルを獲った後、ファイターとしてはどんな変化がありましたか?

「-70kgの選手たちが練習中でも俺を潰しに来るようになった! 今まで仲間だと思っていたら実はみんな敵だったよ(笑)。今の一番の目標はKrushのタイトルをずっと保持することで、そのためにスマートでクレバーな戦いを身につけようとマイク会長と話し合っている。もちろんKO勝利を最優先でね」

――防衛戦で対戦する廣野選手にはどんな印象を持っていますか?

「タフな相手だと聞いている。ダウンしたことがほとんどないとか、勝ちにこだわるタイプだとか。レコード(戦績)を見ても判定が多いしね。まぁ、彼は俺に挑戦できて良かったと思うよ。だって初めてのダウンとKO負けを一挙に経験できるなんて最高だぜ(笑)。彼はラッキーボーイだよ」(※正確には廣野はダウン経験は一度だけあり、KO負けは一度もなし)

――防衛戦に向けてはどんな練習をしていますか?

「技術を丁寧にブラッシュアップして精度を高めることを課題にしている。一発一発が効果的になるようにね。そしてスタミナ。年が明ければウエイトコントロールが中心になるから、それまでは徹底的に身体を鍛え上げるよ。だからクリスマスもニューイヤーもすべて防衛戦が終わってからだな。それまで遊びは一切なしで、タイトルマッチのための日々を過ごすよ」

――どんな試合をしたいですか?

「ここで作戦はバラせないけど、俺はいつも通りKO狙いで行く。前に出て、攻め込んで行く。それがMike's Gymのモットーだからね」

――2017年の抱負を聞かせてもらえますか?

「ずっとKrushのベルトを保持し続けること、全てKO勝利すること。これが目標だね。少なくとも5年はタイトルを防衛し続けたいと思う。2016年同様、2017年も最高の1年にしたいね。暫くはジョーダン・ピケオーの時代だ」

※マイクスジムの壁にはマイク会長オリジナルの色々な標語が掲げられている。その中の一つに「Aan is Uit」(アーン・イズ・アウト)というものがある。英語で言えば「On is Off」。意味するところは、自分がスイッチオンになれば、それは相手をKOで倒すことだから、そのまま相手はオフになる。On is Off なのだ。オランダ語でAan is Uit。キックは相手を倒す闘いである、とのマイクスジムのモットーがこの一言に凝縮されている。
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