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[ニュース]2017.3.23
「K-1 WORLD GP」4.22(土)代々木 伊澤波人、物心ついた時にはK-1で戦うことに憧れていた「僕のローキックは年季が違う。まだ誰も見たことのないような技を見せたいと思います」
    
 4月22日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館大会で開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント〜」リザーブファイトで鈴木優也と対戦する伊澤波人のインタビューを公開!

――伊澤選手は一度、K-1後楽園大会に出場したことはありますが、代々木大会への出場は初めてです。オファーを受けた時の心境はいかがでしたか?

「ずっと夢見ていたK-1の舞台に出場できるということで純粋に嬉しかったですね」

――伊澤選手が最初にK-1を見たきっかけは何だったんですか?

「1999年にお父さんがK-1の東京ドーム大会に連れて行ってくれたんですよ。試合の迫力はもちろん、会場のライティングや外国人アナウンサーのコールもすごくカッコ良くて、完全にK-1に惚れ込んで『僕もこれに出場したい』と思いました」

――その時には格闘技を始めていたのですか?

「そうですね。もともと幼稚園の時にお父さんと一緒に空手を始めたんですけど、その時は何も考えずよく分からない感じで練習に行っていました(笑)。だからもしお父さんが他のスポーツを始めていたら、格闘技はやっていなかったかもしれないです」

――こうしてお話を聞いていると物心ついた頃には空手をやっていて、K-1に憧れてK-1に出ることを目標にしていたんですね。

「はい。僕は他の人と違って幼稚園の時には夢が固まって進む道が決まっていたので、進路を決めるのは楽だった気がします(笑)。小学生の頃も学校から空手の練習に行くのが当たり前で、K-1に出るためには空手をやればいいんだと思って、何も迷うことなく空手の練習を続けていました」

――実際に伊澤選手はK-1甲子園にも出場してプロデビューすることになりますが、自分の実力に自信はありましたか?

「いや、僕は小学生から中学2年生まで空手で全く勝てなかったんです。いくら練習しても勝てなくて『僕は格闘技の才能がないんだな』とずっと思っていました(苦笑)。それが中学3年生の時にちょっとずつ勝てるようになって、一気に試合で勝てるようになったんですよね。それからプロになることもできて、思った以上にプロで勝てているので、自分でもビックリしています」

――伊澤選手の代名詞と言えばローキックですが、何故ローキックにこだわるようになったんですか?

「小学生の時に空手の大会でローキックでKOしたことがあって、その時に『ローキックって強いんだ』と思ったんです。それからずっとローキックを練習して今に至ります。だから他の選手とはローキックの年季が違いますね(笑)」

――また伊澤選手は中国の英雄伝説という大会でもタイトルを獲っていますが、他の日本人選手では出来ない経験をしているという気持ちはありますか?

「はい。中国での経験は、今回のK-1に出場している選手たち、特に若い選手たちに負けない経験だったと思います。やっぱり中国で試合をすると日本とはやり方が違うし、日本で試合をすることが楽じゃないですけど、やりやすいなと思えます。そういう中国でも焦らずに戦えるようになってきたので、日本ではより落ち着いて自分が中心で自分の空気を作れるようになったと思います」

――今回は第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントのリザーブファイトで鈴木優也選手と試合が決まりました。鈴木選手とは過去2回試合をして2回負けている因縁の相手です。

「鈴木選手はとてもいい人ですし『また戦うのか』って感じもしますが、僕は空手出身で小さい時から友達でも関係なく同じ相手と何回も戦ってきました。リングに上がった試合の9分間はぶっ倒すつもりで戦うだけです」

――伊澤選手は同門のKRESTのメンバーがK-1で活躍する姿を見てきたと思いますが、伊澤選手はK-1でどんな活躍をしていきたいと思いますか?

「やっぱり僕はK-1のチャンピオンベルトが欲しいです。あのチャンピオンベルトを獲るために20年近く格闘技をやってきたので、どうしてもK-1のチャンピオンベルトが欲しいです」

――それでは伊澤選手の試合を楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをいただけますか?

「僕は多くの格闘家が出来ない技術を持っています。他の選手が出来ない技術や技、まだ誰も見たことのないような攻撃を出せるので、そういう所を見てほしいです。K-1ルールはパンチ主体の選手が多いですが、僕は『蹴りも強いんだよ』というところを見せられたらと思います」

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