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[ニュース]2017.3.25
「Krush.75」4.2(日)後楽園 中澤純、最高のタイミングで-65kg王者になる!「小宮選手を“Krush”するつもりで戦って、当たり前にベルトを獲ります」
    
 4月2日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.75」の[第5代Krush -65kg王座決定トーナメント・決勝戦]で小宮由紀博と対戦する中澤純のインタビューを公開!
――第5代-65kg王座決定トーナメント準決勝の篠原悠人戦は見事なKO勝利でした。あの試合を振り返っていただけますか?

「プラン通りの試合でしたね。試合中も冷静に戦えましたし、相手の表情から呼吸まで全部読み取りながら試合をしていました」

――1Rに篠原選手のパンチをもらう場面もありましたが、それでも落ち着いて戦えましたか?

「あれも想定内でしたよ。ジャブが見えないことを想定していて、最初から『篠原選手のジャブは速いからジャブをもらうな』と思っていたので、ジャブをもらっても大丈夫でした。実際に戦ってみても篠原選手のジャブが速かったです」

――篠原選手からダウンを奪った左フックも狙っていたパンチだったんですか?

「はい。あのパンチは狙っていたパンチで、ずっと練習していたパンチです。相手のパンチは速くて僕のパンチは遅い。でもそれだから僕のパンチが当たるんですよ。細かくは言えませんが、そういうことです」

――最初から最後まで想定通りの試合だったんですね。

「もうちょっと僕もダメージを負うかなと思っていたので、『あれ?ここで終わっちゃった』って感じでしたね」

――中澤選手の最近の試合を見ていると、非常に冷静に戦って倒せるようになっている印象があります。中澤選手もそういった手応えは感じていますか?

「僕自身それは凄く感じますね。客観的に自分を見られるようになったというか、今まではずっと主観でしか自分のことを見てなかったんです。でもジムを独立して会社を経営するようになって、客観で物事を見ないと会社は潰れてしまうし、そう思った時に試合も客観で見られるようになりました。

 中澤純の怖い所は何か、中澤純の弱い所はどこか。そして相手だったらどこを攻めるのか。自分で仕事を始めるようになってから、それがハッキリ見えるようになりました。練習時間も前より短くなったんですけど、質の高い練習が出来るようになりましたね。

 今、僕は自分の弱い所や相手に勝てない所を認めた上で戦っているので、相手が僕の弱い所を攻めてくるのが分かります。だからそこに罠を仕掛けておく。篠原戦がまさにそうですよね。最近はそういう大人の戦い方というか…性格の悪さが出ていると思います(笑)」

――そしてトーナメントの決勝戦の相手は小宮由紀博選手に決まりました。小宮選手が勝ち上がってくることは予想していましたか?

「はい。僕は小宮選手が勝つだろうなと思っていました。(準決勝で小宮と対戦した)松下(大紀)くんは若いんで、まだ引き出しが少ないですよね。もし僕が松下くんと戦っても、小宮選手と同じようにあえて押し相撲で押して小さくパンチを打って、たまに回して…って試合をしようと思っていました。ただあの試合はどう考えてもつまらないでしょ(苦笑)。あれじゃ客がしらけますよ。もし僕だったらフィジカルでも全然負けないので倒し切っていたと思います」

――小宮選手のファイターとして上手さや強さは認めても、試合が面白かったかどうかは別の話だ、と。

「もし休憩明け一発目の試合が小宮選手の試合だったら、お客さんが帰ってメインの塚越仁志VSモハン・ドラゴンは見てないですよ(苦笑)。松下くんはまだ若いから前日計量で『僕はセミなんで前座の選手はしらけさせんなよ』と言ってましたけど、お前がしらけさせてんじゃねぇかよって思ったし、休憩明けの試合を盛り上げたのは僕なんで。休憩明け一発目の試合が僕のKO勝ちだったから、みんな面白いじゃんと思って最後まで残ったと思うし、そこは『Krushさすがだな!』と思いましたね」

――中澤選手はずっとKrushのベルトを目標にして戦ってきたと思います。今、自分がチャンピオンになる最高のタイミングだと感じていますか?

「感じていますね。だから当たり前にベルトを獲ろうと思っています。小宮選手には申し訳ないですけど、普通にぶっ壊すつもり、“Krushする”つもりで試合をしてチャンピオンになります」
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