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[ニュース]2016.2.18
4・10「Krush.65」第2代女子王座をかけてKANAと紅絹が激突!「ド迫力の攻撃でぶっ飛ばす」(KANA)VS「こっちも倒し返してやる」(紅絹)
    
 2月18日(木)、東京・大久保にあるGENスポーツパレスにて記者会見が行われ、4月10日(日)東京・後楽園ホール「Krush.65」の追加対戦カードが発表された。
 現在、空位になっているKrush女子王座を決める戦いが今大会で実現した。これまでKrush女子は明確なリミット体重を設けず、50kg前後の契約体重でタイトルマッチを行ってきたが、今大会より女子王座=-50kgというリミット体重を設定。第2代Krush女子王座決定戦=-50kg契約・3分3R延長1Rとして、K-1ジム・シルバーウルフのKANAとNEXT LEVEL渋谷の紅絹の一戦が発表された。

 紅絹は今回がKrush初参戦で、これまでの戦績は44戦24勝(2KO)14敗6分。過去にJ-GIRLSミニフライ級王座の獲得歴があるパンチ主体のファイターで、Krushの超新星KANAと女子キックの実力者・紅絹の間でKrush女子王座が争われることになった。

 プロ4戦目にして王座決定戦のチャンスを掴んだKANAは「去年9月にデビューして、2016年は『自分がKrush女子王者のベルトを巻いている』と言いました。4戦4勝4KOでベルトを巻くことに意味があると思うので、しっかり紅絹選手を倒して自分がベルトを巻きます」と堂々と王者宣言。

 対する紅絹も「今回、Krush初参戦にしてタイトルマッチというありがたい話をいただきました。KANA選手は絶対に倒しに来ると思うので、私も倒し返そうと思います」と言い、会見は最初からピリピリとした雰囲気でスタートする。
 質疑応答でお互いの印象を聞かれると「キャリアも実績もあって、強い選手とやっているので倒しがいがある相手」(KANA)、「この世界は戦績は関係ない。実力勝負の世界なんでKANA選手は3戦しかしていないけど、タイトルマッチをやるに相応しい実力があるんだと思います。パワーもあって華もあってKrush女子の代表格だと思うけど、私がそこをかっさらいます」(紅絹)と互いに譲る気はなし。

 KANAはプロ3戦3勝すべてパンチによるKOというハードパンチャーで、紅絹も女子キックではパンチャーとして知られている存在。当然、パンチ対決に注目が集まる。両者とも自らの拳と攻撃力には自信があり、KANAは「過去3戦すべてパンチで倒しているんで、パンチが武器だけど、全部の攻撃に自信があります。Krushでやる以上、一発KOを見せるつもりです。同じ日に中島弘貴選手とジョーダン・ピケオーのタイトルマッチがあるけど、ピケオーに負けないド迫力の攻撃でぶっ倒します」と豪語。

 紅絹も「タイトルマッチに関係なく、Krush参戦を熱望していたので、Krushで戦う以上は倒しに行く。私の攻撃はグレイシャア(亜紀)選手も効くと言っているし、男子選手も効かせる自信がある」と攻撃力では負けないと言い切った。

 激しく火花を散らす両者は会見の最後も気迫のこもったメッセージ。KANAが「4月10日はリングの真ん中で自分がベルトを巻いている姿が思い浮かびます。みなさん、ベルトを巻いた自分とお会いしましょう」と自分がチャンピオンになることは既成事実だと言い放てば、紅絹も「私は44戦やってきて一度も殴り倒されたことがないから、私をKOするのは難しいですよ。Krushでインパクトを残してチャンピオンになって、会場にあるカッコいいチャンピオンバナーに私のバナーをひっかけてやろうと思います」と王座獲りに闘志を燃やした。

 会見からバチバチのコメントを繰り返したKANAと紅絹。4月10日はKrushの新たな王を決めるに相応しい激闘が繰り広げられるに違いない。

 なお会見では宮田充Krushプロデューサーが今後の女子の階級についてもコメント。今大会よりKrush女子王座=-50kgとしてタイトル戦を組む一方で「選手が厚くなれば、いずれは-45kgだったり、もっと細かく階級を設定したい」と将来的には階級を増やす可能性も。また「紅絹選手が所属するNEXT LEVEL渋谷さんには他にも強豪選手が多いので、今後のKrush女子の活性化という部分でも期待しています」と話している。
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