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[ニュース]2016.2.22
NOMAN、久保撃破でトーナメントのダークホースになる!「一戦一戦が大事で一秒一秒が勝負。迷いを一切捨てて戦う」
    
 2月22日(月)東京・住吉のDTS GYMにて、3月4日(金)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-65kg日本代表決定トーナメント〜」一回戦で久保優太と対戦するNOMANが公開練習を行った。
 1回戦でK-1・Krushを含め数々の王座獲得歴がある久保との対戦となったNOMAN。最初にオファーを受けた時「1回戦は久保選手か左右田(泰臣)選手になると思ったんで、久保選手と戦うことは予想の範疇でした」というものの「一番嫌な相手だと思った。距離が遠いし、当てづらい選手なので、下手したら完封されるリスクもある。噛み合わないタイプだと思った」と胸の内を明かす。

 一回戦の中で「一番実力差があるマッチメークになった」とまで言うNOMANだが決して勝機を見つけていないわけではない。「試合映像を見ても久保選手には負けパターンがある。自分が勝つには明確にこうすればいいというものがある」と久保攻略のイメージは頭の中にあり、久保対策として久保と同じサウスポーの第3代Krush-67kg王者・牧平圭太らを"仮想・久保優太"に見立てスパーリングを続けてきた。
 公開練習として行った2分1Rのパンチのミット打ちでも重い右ストレート・左ボディを繰り出し「最初は(久保の)壁も高いんで、不安だったり恐怖だったりもあったけど、今は気持ちも上がってきて挑戦する準備は整ってきた。無理矢理にでも自分の形に持ち込むつもりだし、今は1回戦のことしか考えていない。とにかく1回戦を勝ちたい」と1回戦にすべてをかけて久保有利の下馬評を覆すつもりだ。

 そのために必要になるのは己に打ち勝つこと。「みんなどうすれば勝てばいいか分かっているけど、それを試合で出せていない。あとはそれを実際の試合でそれが出来るかどうか。気持ち的に(自分に)負けずにやるのみ」というNOMANは「11月の防衛戦(Krush-65kg王座防衛戦で山崎秀晃にKO負けして王座陥落)の時も同じことを言っていたけど、あの時は最初の攻防で迷いが出て負けてしまった。今回はああいう迷いは一切捨てて戦う」と久保に挑む覚悟はできている。

 毎週木曜日にテレビ東京で放送されている「新K-1伝説」では“ネガティブキャラ”として特集されたNOMANは「みんな喧嘩ばっかりしていたら荒れた成人式みたいになるし、一人くらいああいうキャラがいてもありだと思う」と持論を展開。さらに「今回の久保戦が決まって個人的に思ったのは、日本の社会は“挑戦”についてネガティブだということ。身内は頑張れよと言ってくれたけど、この挑戦に対して否定的な人もいて、賛否両論あるのが分かった」と続け、その上で「結局、応援してくれる人もネガティブなことを言っている人も面白い試合を見たがっていると思っているので、僕は期待を裏切りません」とサプライズを予告した。
 NOMANは今年9月で32歳。「年齢的にも30歳を超えているんで一戦一戦勝負だし、いつ終わってもいいように戦う。悔いのないように一秒一秒を大切にしたい」とトーナメントにかける想いは強く「1回戦を勝っても準決勝で負けたら同じだし、とにかく3回勝ちたい」と決して優勝を諦めているわけではない。

「僕が出ることによって応援する人も、否定的な人もいると思うけど、みんなが楽しめる試合をしたいので、応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送ったNOMAN。久保撃破の番狂わせを起こし、トーナメントのダークホースになることが出来るか?
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