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[ニュース]2016.2.23
寺崎直樹、日本トーナメントは格闘技人生最大の挑戦!「一回戦のことしか考えていない。どんな展開になっても最後まで諦めずに全力で戦う」
    
 2月23日(火)東京・亀戸水神のスタジオ・アートスクエアにて、3月4日(金)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-65kg日本代表決定トーナメント〜」一回戦でHIROYAと対戦する寺崎直樹が公開練習を行った。
 K-1初参戦で日本代表決定トーナメント出場が決まった寺崎。決戦に向けて2分1Rのシャドーボクシング・ミット打ちを披露し「身体がいい感じに仕上がってきて、筋肉もしまってきました。その分、少し減量が遅いかなとは思いますが、今までで一番練習もしています。食事・コンディション面でも集大成のつもりで仕上げています」と過去最高のコンディションに仕上がっているという。

 一回戦で対戦するHIROYAは2014年7月にKrush-65kgタイトルマッチで対戦し、KO勝ちしている相手。今回はHIROYAのリベンジを受ける立場となったが「僕は過去に一度勝っている相手と再戦してKO負けしたことがあります。その時は気持ちにおごりじゃないけど、大丈夫だろうと思って挑んでKO負けしました。HIROYA選手はリベンジに燃えていると思うんで、その気持ち以上に仕上げるつもりです」と気の揺るみはなし。

 むしろ「年末のHIROYA選手の試合を見ていて、HIROYA選手の負けられないという気持ちが強くて、それが前面に出ていた試合だったと思う。あそこで倒す感覚も得ているだろうし、気持ちも乗っていると思う。いかに僕がそれ以上の気持ちでいけるようにするかだと思います」とHIROYAに“立ち向かう”つもりだ。
 前回の対戦では試合開始直後にラッシュを仕掛け、そのままHIROYAをKOしている寺崎。奇襲攻撃がハマった部分もあり「今回はHIORYA選手も警戒していると思う」と同じ戦法は通じないと予想。「逆にHIROYA選手が奇襲してくる可能性も考えているし、ローで削ってくる戦い方も予想している。それに見合った対策を練っています」とあらゆる状況を想定して準備を続け、その上で「ダラダラいったらトーナメントを勝ち抜くことは厳しい。自分としてはやることは“特攻”だと思います」と短期決着を予告した。

 今回は1日3試合のワンデートーナメントだが、寺崎は「正直、先のことは全く考えていません」とHIROYA戦にすべてをぶつけるつもりだ。

「その時になってみないと分からないけど、HIROYA戦をクリアして次どちらと戦うかは自分の中でイメージはしています。でもみんなどの選手も言っているように、全員一回戦から死ぬ気で来ると思います。だから僕も今は一回戦だけに集中しています」
 現在、寺崎は小学生たちに向けて夢の大切さを語る、日本サッカー協会(JFA)が行う社会貢献活動「夢先生」の講師としても活動。講演のあとに話を聞いた生徒たちからは「夢シート」という手紙が届き「今回も子供たちから色んな勇気をもらえると思う」と話す。そして寺崎は今回のトーナメントを“格闘家人生最大の挑戦”と位置づけた。

「人生は常に挑戦しなきゃいけないもので、僕は他の面でも色々とチャレンジしていますが、今回の日本トーナメント=格闘技の中で最大の挑戦というテーマを持っています。正直、他の出場選手たちの実績は僕よりも上で、みんながトップレベルだとしたら、僕はその下にいる選手です。でも僕はトップ選手に自分がどう通用するか試してみたい。自分がどこまで出来るか? 3月4日は自分への挑戦です。このトーナメントの先には世界トーナメントがあると思うけど、僕はそこまでは見ていません。日本トーナメントをクリアして初めて世界が見えてくると思います。僕は日本トーナメントにすべてをかけるつもりです」

 どういう展開になっても「最後まであきらめずに全力で戦う」と決意を固めている寺崎。その拳で夢を掴むことは出来るか?
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