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[ニュース]2016.2.23
3・20「Krush.64」挑戦者・寺戸伸近、悲願のKrush王座獲りへ!「すべてにおいて上回れば俺が勝つ。俺の方がKrush-55kg王者に相応しい」
    
 2月23日(火)東京・亀戸水神のスタジオ・アートスクエアにて、3月20日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.64」の[Krush-55kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R]で第4代王者・堀尾竜司と対戦する挑戦者・寺戸伸近が公開練習を行った。
 昨年4月のK-1 WORLD GP-55kg初代王座決定トーナメント以来、約11カ月ぶりの試合となる寺戸。公開練習では2分1Rのシャドーボクシングとミット打ちを披露し「試合まであと4週間切ったくらいで、今どんどんトレーニングの追い込みに入って、しっかり追い込めています。11か月ぶりの試合なんで、追い込みながら『試合なんだな』という感覚を思い出しています」と現在の心境を語った。

 試合から離れている間、寺戸は「自分の中でスタイルチェンジとまではいかないけど、自分の視野を広げて色んなところから格闘技を見つめるようになりました」。新たなスタイル・スタンスで格闘技と向かい合い「見ている人は『いつもの寺戸と違うな』と思うこともあるかもしれませんが、それは自分にとってプラスのことだと思います」と自身の変化に手応えを感じている。
 今回は約4年ぶりのKrush-55kg王座への挑戦で「今まで守る立場が多かったんで、挑戦者はこういう気持ちで臨むんだって気持ちもあるし、挑戦者らしく全開で倒しに行こう、勝ちに行こうというそれしかないですね」と挑戦者の心理を思い出し、全力でベルトを獲りに行くつもりだ。

 王者・堀尾については「特に意識はしていなかったけど、強い選手ばかりだった第4代王座決定トーナメントをKOで制覇したんで、すごいなと思いました。初防衛戦でも馬力がある外国人選手が相手だったけど、逆転という形でしっかりクリアして、すごく強い選手だと思う」と分析。その一方で「俺の方がKrushのチャンピオンに相応しいと思う」と長らくKrush-55kgを引っ張ってきた自負をのぞかせる。

「Krushが始まった時からずっと参戦していて、何度かタイトルマッチをやらせてもらったけど、つまづいてしまって縁がなかった。今回タイトルマッチをやることは頭になかったけど、実際にこうなって、これは俺がベルトを巻かなきゃいけないんだなって思っています。自分が挑戦者に選ばれたのはKrushのタイトルマッチに相応しい人間だと判断されたから。そして今は堀尾選手がチャンピオンだけど彼よりも俺の方がKrushのチャンピオンに相応しいと思います。自分のスタイルは何に自信があるかと言われたら、ずば抜けて強いものがないこと。(堀尾の持ち味の)スタミナでも手数でも、全てにおいて上回れば俺が勝つんで、それだけですね」
 次で48戦目・今年36歳になる寺戸。「自分も歳を重ねているんで、一戦一戦が大事な試合になると思う。このタイトルマッチをしっかりクリアして次、その次と、そういう所に踏み出すためには勝たないといけない」とこのタイトルマッチにかける想いは強い。盟友・山本優弥をはじめ、同世代&同時期に活躍した選手がリングを去る中、「自分は格闘技を始めたのが遅かったのでのびしろもあると思う。この年齢・ベテランでも出来るんだという姿をしっかり見せて、引退した人たちにも刺激を与えたい」とまだまだ老け込むつもりはない。

 最後に寺戸は「挑戦者としてしっかりチャレンジして新しいチャンピオンに輝きたい。堀尾選手も強い選手だと思うんで、僕と彼が生み出すドラマがどんなものか期待してほしい」とファンにメッセージ。Krushで数々の名勝負を繰り広げてきた激闘王は悲願のKrush王座獲得なるか?
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